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03月07日-03号

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  1. 唐津市議会 2022-03-07
    03月07日-03号


    取得元: 唐津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-26
    令和 4年 3月 定例会(第1回)   令和4年       唐津市議会会議録(定例会)その3   第1回1 日 時 令和4年3月7日 午前10時00分開議 於唐津市議会議場2 出席した議員    1番 笹 山 茂 成            2番 青 木   茂    3番 宮 原 辰 海            4番 久 保 美 樹    5番 井 上 裕 文            6番 大宮路 美奈子    7番 岡 部 高 広            9番 原   雄一郎   10番 古 藤 宏 治           11番 吉 村 慎一郎   12番 江 里 孝 男           13番 山 下 壽 次   14番 伊 藤 泰 彦           15番 楢 﨑 三千夫   17番 黒 木   初           18番 浦 田 関 夫   19番 水 上 勝 義           20番 大 西 康 之   21番 中 村 健 一           22番 石 﨑 俊 治   24番 進 藤 健 介           25番 熊 本 大 成   26番 宮 本 悦 子           27番 中 川 幸 次   28番 白 水 敬 一3 欠席した議員    8番 伊 藤 一 之4 地方自治法第121条による出席者の職氏名       市       長      峰     達  郎       副   市   長      脇  山  秀  明       副   市   長      脇  山  行  人       教   育   長      栗  原  宣  康       ボートレース企業局次長    伊  藤  政  行       政  策  部  長      堀  田     信       総  務  部  長      濵  口     智       財  務  部  長      草  野     陽       未 来 創 生 部 長      北  方  初  美       市  民  部  長      緒  方  俊  寿       保 健 福 祉 部 長      田  中  寿  幸       農 林 水 産 部 長      山  本  善  文       経 済 観 光 部 長      畔  田  浩  貴       都 市 整 備 部 長      宗  田  匡  央       消   防   長      青  山  幸  生       上 下 水 道 局 長      白  水  英  樹       教  育  部  長      草  場  忠  治       総  務  課  長      近  藤  達  士5 出席した事務局職員       議 会 事 務 局 長      青  山  泰  三       議会事務局副局 長      林  山  弘  美          午前10時00分 開議 ○議長(笹山茂成君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。 議員の欠席等について、事務局長に報告をさせます。 ◎議会事務局長(青山泰三君) 報告いたします。 伊藤一之議員より本日から11日まで欠席する旨の届出があっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 議事日程に従い、議案質疑を行います。 議案第1号から議案第49号まで、並びに報告第1号、以上50件を一括付議します。 ご質疑ございませんか。石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) おはようございます。22番、志政会の石﨑です。本議会に提案されております議案第1号、令和4年度唐津市一般会計予算の中から12項目について質疑を行います。 まず、1回目の質疑ですが、総務費の情報化基盤光ケーブル推進事業補助金について伺います。 国においては、菅内閣のときにデジタル社会の構築、そしてまた高速大容量の情報網の整備などが上げられ、現岸田内閣においても、デジタル田園都市構想などに取り組むと、国を挙げてデジタル社会へ向けての方針が示されております。そういった意味では、今回のこの事業は時を得た事業ではないかと思っております。 事業の説明では、高速インターネット環境の実現と有線テレビ事業の民設民営化に向け、民間が行う光ケーブル等整備に補助し、情報基盤の強化・充実・推進を図るものとありますが、この事業に取り組む目的について、まず伺いたいと思います。 次に、新エネルギー導入推進費についてであります。 説明では、この事業は、再生可能エネルギー総合計画に基づき、再生可能エネルギーの積極的な導入を推進し、地域産業の振興を図るとともに、クリーンエネルギーによる低炭素社会づくりを目指すものとありますが、今回の予算に示されております業務の内容について、具体的に伺いたいと思います。 次に、地域エネルギー創出事業費について伺います。 この事業の説明では、複合的な再生可能エネルギーを導入し、エネルギー利用の高度化を図っていくもの、併せて市民等に向けてセミナーを開催し、洋上風力発電事業などの理解促進を図るものとありますが、まず、この事業に取り組む目的と、それに取り組む事業について伺いたいと思います。 次に、民生費の人権ふれあいセンター耐震診断事業費についてであります。 説明では、人権ふれあいセンター、この場合は北波多、相知が対象ですが、この耐震強化を図るため、耐震診断を実施するものとありますが、まず、両施設の概要について伺いたいと思います。 次に、手話言語等環境整備事業についてであります。 説明では、聴覚障害者の円滑な行政手続や社会生活を支援するための環境を整備し、自立した生活や社会参加の促進を図り、社会生活におけるコミュニケーションが円滑に行われるよう支援するものとありますが、この事業の目的と、どういった事業に取り組んでいかれるのか、伺いたいと思います。 次に、運転免許証自主返納者支援事業についてであります。 この事業は、説明では高齢者の交通事故を防止するため、運転免許証自主返納者に対し、タクシー運賃が割引となるタクシー利用券の交付を行い、返納後の日常生活を支援することで、運転免許証の自主的な返納を促すものとありますが、まず、事業が始まってから自主返納者の推移とタクシー利用券の状況について伺いたいと思います。 次に、保育士応援事業についてであります。 保育士不足の現状を考えますと、こういった応援事業をされることは必要なことだと考えております。事業説明では、待機児童解消を進め、保育の担い手である保育士等への人材を確保し、保育の受皿拡大を図るものとありますが、改めてこの事業に取り組む目的について伺いたいと思います。 次に、衛生費の空家等対策事業費についてであります。 空き家の発生は市内全域に及んでいるものと考えております。中には、危険な廃屋もかなりあるのではと心配をしておるところです。そういった中、今回空家等対策事業ですが、説明では、空き家所有者等へ空き家等の適正な維持管理を促すことにより、生活環境の保全を図り、市民の安全で安心な暮らしを確保するものとありますが、この事業に取り組む目的と空き家等の現状把握について伺いたいと思います。 次に、唐津市清掃センター最終処分場適正化事業費についてであります。 説明では、令和3年度に定めた最終処分場の今後の方針に基づき、廃止に向けた対策を行うとありますが、まず、令和3年度に定めた最終処分場の今後の方針とは何かを伺い、この事業へ取り組む目的についても併せて伺いたいと思います。 次に、土木費橋りょう長寿命化事業費についてであります。 概要の説明では、市道橋りょうを常時良好な状態を保つため、予防的な修繕及び計画的な架け替えを行い、地域道路網の安全性を確保するものとありますが、市道の橋りょうは市内全域で何カ所あり、現在、事業実施された場所は何カ所になっているのか、伺いたいと思います。 次に、老朽市営住宅除却工事費についてであります。 この事業は、耐用年数の超過等で老朽化が進行し、非常に危険な住宅を解体除去し、近隣住民の生活環境の保全及び管理コストの低減を図るものとありますが、これまでにどういった地域で何戸解体事業をされたのか、伺いたいと思います。 次に、教育の歴史民俗資料館保存整備事業費についてであります。 説明では、老朽化により休館している歴史民俗資料館の修理を行い、現地での保存活用を図るものとありますが、まずこれまでに至った経緯について、概略伺いたいと思います。 以上で1回目の質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 石﨑議員のご質疑にお答えいたします。3項目ございました。 まず、情報化基盤光ケーブル推進事業補助金につきまして、その目的でございますが、高速インターネット環境の実現と有線テレビ事業の民設民営化へ向け、民間が行う光ケーブル等の整備に補助し、情報通信基盤の強化・充実を図ることを目的としております。 唐津市がこれまで公設公営で直接施設整備・運営を行ってまいりました有線テレビ事業を民設民営化すること、また、唐津市の伝送路を使用して民間事業者が提供していたインターネットにつきましても、専門の民間事業者が光ケーブルを整備し、運営することにより、高速で安定したサービスを提供できるようになり、情報通信環境の地域間格差も解消されると考えております。 さらには、市としまして今後の施設更新が不要となりますため、将来的な財政負担の軽減が図られるものと考えております。 次に、新エネルギー導入推進費に関しましてでございますが、その業務内容でございますが、まず、再エネコーディネーターにつきましては、平成30年度からエネルギー分野の高度な専門性を高めるために、エネルギーに関する学識や実務経験のある有識者の方をコーディネーターとしてお願いしているところでございます。 再生可能エネルギーの学術的な知見からコーディネート、また、平成28年度から産学官で立ち上げております唐津市地域エネルギー推進戦略会議の進め方に関する助言を頂いているほか、国への補助金申請の作成に関する的確な指導や助言を多数頂いているところでございます。 次に、レンズ風車の技術指導、管理業務につきましては、神集島と二タ子に設置している4基のレンズ風車の維持管理を行うものでございます。 次に、電気自動車急速充電器の維持管理につきましては、北波多市民センター、桃山天下市、鷹島肥前大橋展望広場の3カ所に設置しております急速充電器の電気料や充電器の保守業務、そのほかとしまして認証・課金のシステムのサービス料、火災保険料を計上いたしております。 最後に、エネルギー政策に係る人材育成ほかにつきましては、まず、経済産業省の九州経済産業局への職員派遣に伴います旅費等を計上しているところでございまして、実務研修を通して専門知識を習得し、さらに国の制度や補助金等の情報をいち早く収集することにより、市政の推進を図りたいと考えております。 また、庁用車として活用しております電気自動車の使用料、保険料のほか、国の省庁等との協議に係る費用や旅費や洋上風力発電事業に係る先進地視察費などの事務費を計上しているところでございます。 次に、地域エネルギー創出事業の目的についてでございますが、唐津市再生可能エネルギーの導入等による低炭素社会づくりの推進に関する条例の最終的な目標として掲げております低炭素社会づくりの推進、産業の創出、環境負荷軽減、健康で文化的な生活の実現を目指すものでございます。 令和4年度は浄水センター周辺エリアで進めております、唐津スマートレジリエンス拠点構築事業唐津沖洋上風力発電事業理解促進事業の2事業を予定しております。 まず、唐津スマートレジリエンス拠点構築事業では、太陽光発電や下水バイオガス発電をはじめとした様々な再生可能エネルギーの導入を進め、平常時だけではなく、非常時における防災の観点からも利用できるよう、エネルギー利用の高度化を図っているところでございます。 また、唐津沖洋上風力発電事業理解促進事業では、洋上風力発電事業を早期に実現させることで、より多くの波及効果が創出されると考えておりまして、この事業の意義や必要性、効果や課題などについて、漁業関係者の方々をはじめ市民の皆様への理解促進を図るものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 石﨑議員のご質疑にお答えいたします。3項目ございました。 まず、人権ふれあいセンター相知・北波多の施設の現況についてお答えいたします。 人権ふれあいセンター相知でございますが、建物の構造は鉄骨造り二階建て、延べ床面積は263平方メートルでございます。昭和51年建築で46年が経過しており、雨漏りのため会議室等の天井及び床の損傷が進んでおります。また、外壁の劣化も見られるところでございます。 人権ふれあいセンター北波多でございますが、鉄筋コンクリート造り二階建てで、延べ床面積は422平方メートルでございます。昭和53年建築で44年が経過しており、屋上等の防水排水に支障を来しております。また、2階集会室の床の劣化及び空調機の老朽化が見られるところでございます。 次に、空家等対策事業費でございます。 まず、取り組む目的でございますが、近年の人口減少や既存の住宅建物等の老朽化などを背景に、全国的に空き家等が増加しております。このような空き家等の中には、適切な管理が行われていない結果として、安全性の低下、公衆衛生の悪化、景観の阻害等多岐にわたる問題を生じさせ、ひいては地域住民の生活に深刻な影響を及ぼしているものがございます。 今後、空き家等の数が増加すれば、それがもたらす問題が一層深刻化することが懸念されます。 このようなことから、本市では、空き家等の適正管理を促すことで市民の生命、身体、または財産を保護するとともに、その生活環境の保全を図り、併せて空き家バンク制度などで空き家等の活用を促進することを目的として、空き家等対策事業を行うものでございます。 空き家等の現状把握でございますが、管理不全の空き家等について市民の方から相談があったものの件数は、令和3年12月末の時点で累計440件、このうち空き家等の草刈りなど環境を整えることで一時解決しているものが127件、空き家等を解体して解決に至ったものが112件、それら以外のまだ調査中、または解決までには至っていないものが201件ございます。 また、令和2年度に唐津市全域の空き家等の件数や分布状況、不良度などを把握するための空家等実態把握調査では、外観目視による現地調査時点において空き家等と推定される建物として、市内で3,107件が確認をされました。 このうち、唐津地区が1,378件と全体の約44%と半数近くを占め、そのほかの地区では厳木地区が327件、肥前地区が312件と多い状況となっております。 次に、3項目めでございます。 最終処分場の今後の方針につきましては、令和3年度に実施しております、唐津市清掃センター最終処分場適正化対策検討業務において定めたところでございますが、基本的には国の廃棄物最終処分場の性能に関する指針のとおり、最終処分場の埋立地内に保有水をためないようにし、設置基準に沿って適切に管理を行うものでございます。 具体的に申しますと、第2期埋立地にある開口部のキャッピングや埋立物の無害化に必要な水と空気の供給施設を設置することにより、外部からの新たな雨水等の流入を防ぐとともに、水をためないよう適度な水の供給や空気を供給することによって、最終処分場内の水のコントロールを行いながら、埋立物の無害化を進めるというものでございます。 これにより、最終処分場埋立地内の保有水の貯留はなくなるとともに、無害化の促進や遮水シートからの漏えいのリスクを防ぐことができるものでございます。 今後の方針に基づく工事内容といたしましては、令和4年度に焼却固化灰等を一時的に保管するストックヤードの築造工事、令和5年度には、水と空気の供給設備の設置及び雨水の流入をコントロールするためのキャッピング工事を考えているところでございます。 次に、この事業に取り組む目的でございますが、唐津市最終処分場の廃止に向けた適正化対策を進めるとともに、埋立物の無害化を促進させ、周辺環境に影響が出ないよう適正な管理を実施する上で必要な措置を講じていくことを目的とした事業でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 石﨑議員のご質疑にお答えいたします。 まず、手話言語等環境整備事業でございます。 この事業の目的でございますが、手話等の使用しやすい環境を整備し、全ての市民が障害の有無によって分け隔てられることなく、共に安心して暮らすことのできる地域社会の実現を目的としております。 事業としましては、手話通訳者設置事業手話通訳者派遣事業、手話・要約筆記奉仕員派遣事業、手話・要約筆記奉仕員養成事業等の4つの事業に取り組んでおります。 次に、運転免許証自主返納者支援事業でございます。 事業が始まった平成30年度からの自主返納者とタクシー利用券の申請状況の推移でございますが、平成30年度に自主返納された方が539人、タクシー利用券を申請された方が352人でございます。 令和元年度は返納者656人で利用券申請者488人、令和2年度は返納者572人で利用券申請者431人、令和3年度は1月末までになりますが、返納者469人で利用券申請者313人でございます。 事業が始まって以来、1,584人の方が利用されており、自主返納された約7割の方が申請されております。 次に、保育士応援事業費でございます。 待機児童解消のためには、各保育所が保育の担い手である保育士の人材を確保し、利用定員を増やすことが重要でございます。しかしながら、近年の保育現場の人材不足は深刻な状況でございます。 この事業により、保育士の業務軽減や復職の際の不安解消、新規人材確保などに取り組み、保育士の働きやすい環境づくりを行い、保育士の人材確保に努めるものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 石﨑議員のご質疑にお答えいたします。2項目ございました。 まず、橋りょう長寿命化事業費についてでございます。 まず、市道の橋りょう数でございますが、市内全域で882橋ございます。また、事業を実施した箇所数につきましては、平成26年度から平成30年度に行った1巡目の点検の結果を基に、令和元年度から令和5年度の5年間で58橋の修繕工事を行う計画となっております。 現在44橋を着工しておりまして、また並行して2巡目点検も行った結果、新たに16橋を早急に対策する必要があると判断しまして、優先的に着工し、合わせて60橋を着工しております。 次に、これまでの市営住宅の解体除去の実績でございますが、平成29年度からの5カ年の実績をお答えいたします。 平成29年度は相知地区9戸、北波多地区2戸の11戸、平成30年度は集約建て替えに伴います呼子地区の14戸、令和元年度は同じく呼子地区の19戸、令和2年度は唐津地区2戸、厳木地区4戸、相知地区2戸、北波多地区1戸、呼子地区26戸の35戸です。令和3年度につきましては唐津地区6戸、呼子地区14戸の20戸となっておりまして、5カ年の合計としましては唐津地区が8戸、厳木地区4戸、相知地区11戸、北波多地区3戸、呼子地区73戸の合計99戸でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 石﨑議員のご質疑にお答えいたします。 歴史民俗資料館の経緯についてでございますが、旧三菱合資会社唐津支店本館は、昭和54年から唐津市歴史民俗資料館として公開しており、昭和55年には佐賀県の重要文化財に指定されております。 その後、入館者数の減少と施設の老朽化により、平成15年から休館としております。以降、その保存・復旧に当たり唐津みなとまちづくり懇話会から移築の提言を頂くなど、移築か現地かという議論がなされてまいりました。 その中で、平成27年に唐津市文化財保護審議委員の佐藤正彦氏に調査を依頼した結果、「基礎のれんが壁や1階床のテラゾーなど、文化財としての価値を損なわずに移築することは技術的に非常に難しい。今後、さらなる上位指定を受けるためにも、移築しないでそのときに耐えられる復原修理工事を完璧にして備えるべきである」との見解を頂きました。 これを踏まえた形で、平成31年から令和2年11月の間に3回の政策調整会議で議論を重ねた結果、現地保存の方向で検討することとし、昨年中に地元町内会長会や唐津みなとまちづくり懇話会への説明を行ってまいりました。 この中でのご意見等を受けて、本年2月8日に市政戦略会議で協議を行い、市として現地保存の方針が了承され、2月24日の定例教育委員会において現地保存の方針が決定されたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、総務費の情報化基盤光ケーブル推進事業補助金より再質疑に移ります。 それではまず、整備内容と整備地区の優先順位の考え方について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 施設整備をする際に当たりまして、年度内で整備が可能な範囲としまして、唐津市を3つのエリアに分けております。施設整備開始年度でございますが、令和4年度に浜玉、相知、鎮西、呼子地区の整備を開始、令和5年度に厳木、北波多、肥前、七山地区の整備を開始、令和6年度に旧唐津地区の整備を開始する予定となっております。 開始年度の考え方でございますが、浜玉地区は平成16年度に施設が完成しており、相知地区は平成17年度に施設が完成しております。この2地区は今回整備する地域の中で最も古い施設となっておりまして、故障リスクが高い早急な施設更新が必要な地域でございますので、整備初年度の令和4年度からの整備開始としております。 鎮西、呼子地区は、地元民間事業者がインターネットサービスを提供している地域ではございますが、最大で30メガの通信速度となっております。ほかの地区の最大160メガと比較しますと、通信速度が遅い地区でありますので、地域格差を解消するためにも、こちらも整備初年度の令和4年度からの整備開始を計画させていただいております。 旧唐津市は、NTTやQTnetによる光ケーブル整備が比較的進んだ地域でございますので、整備最終年度の令和6年度からの整備開始とさせていただいております。 これ以外の厳木、北波多、肥前、七山地区につきましては、令和5年度整備開始としたところでございます。 施設整備を行う株式会社QTnetと協議を行い、整備順を決めておりますが、詳細設計で整備効率が悪いなどの問題が生じた場合は、整備順を変更するなど調整を行いたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。
    ◆22番(石﨑俊治君) 次に、今回の事業は民設民営化を目的に事業が進められるということでありますが、事業主体の選定に当たっての考え方、理由について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 情報化基盤光ケーブル推進事業補助金における整備内容といたしましては、第一に地上デジタル放送の提供を安定的に続けられることが上げられます。唐津市が行ってきた地上デジタル放送の提供を民間事業者に移行させ、民設民営化を進めていくわけでございますが、月額使用料の据置きや視聴チャンネルの継続など、現在の視聴内容と変わらない環境を提供することを条件といたしております。 次に、1ギガ以上の高速インターネットの提供がございます。現在、市内市街地においては、大手民間事業者が1ギガ以上の高速インターネットサービスを提供しておりますが、そのほかの地域では市内の事業者によるインターネットサービスが最高で160メガ、地域によりましては最高30メガとなっておりますので、施設整備後は1ギガ以上の高速インターネットの提供を必須としております。 事業主体の選定につきましては、以上のように現在の地上デジタル放送と変わらない環境を提供する高速インターネットの提供が行えることを上げたところでございますが、他の事業者が条件を満たされない中、株式会社QTnetと株式会社ぴ~ぷるにつきましては、条件を満たされたため事業実施主体として選定させていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは次、今後の整備完了までのスケジュールと総事業費はどのくらいなのか、また、整備に当たっての主な財源はどういったものを使えるのか、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 情報化基盤光ケーブル推進事業での施設整備完了までのスケジュールでございますが、令和4年度から令和6年度まで毎年地区ごとに工事を開始することとしておりまして、先ほど申しましたように令和4年度、浜玉、相知、鎮西、呼子地区、令和5年度、厳木、北波多、肥前、七山地区、令和6年度、旧唐津地区で工事を開始いたします。 それぞれの地区では、初年度に施設整備を行い、整備が整ったところから順次次年度にかけて唐津市有線テレビジョン加入者がぴ~ぷるに移行することになります。 施設工事自体は令和6年度までの予定としておりますが、全ての地区が株式会社QTnetへの移行完了となるのは令和7年度になる予定でございます。 次に、主な財源についてお答えいたします。 情報化基盤光ケーブル推進事業の総事業の概算額は103億4,000万円となっております。事業が複数年度になりますので、来年度以降の必要な財源を確保するために、令和3年9月議会におきまして債務負担行為の設定を行っているところでございます。 予定している財源といたしましては、債務負担行為の64億円の内訳といたしまして、過疎対策事業債15億円、地域活性化事業債5億6,380万円、響創のまちづくり基金43億3,000万円、一般財源が620万円を予定しております。 令和4年度予算の24億2,000万円の内訳といたしましては、過疎対策事業債が10億円、響創のまちづくり基金が14億2,000万円となっております。過疎対策事業債につきましては、事業の充当率100%でございまして、後年度元利償還金の70%が地方交付税に算入され、地域活性化事業債につきましても、事業の充当率90%、後年度元利償還30%が地方交付税に算入されるものでございます。 また、事業者におきましては、国の補助金も併用していただくことで市の支出額が減額となります。市といたしましては、国の補助金を最大限活用するよう事業者に依頼をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、整備が終わった後の事業効果ですけども、官民においてどういったことが考えられるのか、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 まず、情報化基盤光ケーブル推進事業補助金の事業効果といたしましては、これまで唐津市内の団体からの陳情や唐津市内への企業進出の条件として、高速インターネットの整備が求められておりましたが、今回の事業によりこれらの要望に応えることができることになります。 特に企業誘致に関しましては、今まで既に高速インターネット環境が整った唐津市中心部や一部地域が主な候補地でございましたが、今回の整備により離島を含め唐津市全域が誘致の候補先となるものと考えております。 高速インターネット環境が整うことにより、都市部への人口流出が緩和され、さらに本市への移住を希望されている方々への後押しとなり、移住定住が進むことを期待しているところでございます。 また、学校での遠隔授業や離島での遠隔医療、災害関連情報提供の環境の強化・充実などが考えられるところでございます。 民間での事業効果につきましては、インターネットを活用した商品販売の促進、スマート農業の促進が考えられますが、民間事業者におかれましては、国や市の提言を受けるだけではなく、民間事業者が自ら自由な発想で高速インターネット環境を使われ、様々な事業でご活躍されることを期待しているところでもございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 聞くところによりますと、他の地域ではQTnetが10ギガインターネットサービスを開始するというようなことも発表されたということですが、唐津市への整備はどうなっていくのか、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 唐津市の10ギガインターネット整備についてでございますが、先日、株式会社QTnetから3月1日から10ギガインターネットの受付を開始し、4月1日からサービスを開始するという内容の報告も受けたところでございます。 今回の株式会社QTnetの発表では、福岡県内と長崎県の一部、宮崎県の一部が10ギガインターネットのエリアとなっているようでございます。 唐津市は光ケーブルでの事業開始後、いつ頃から受付開始できるか未定であると株式会社QTnetからはお聞きしておりますが、見通しがつきましたらまた別途案内するとのことでございましたので、期待している部分ではございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次の質疑項目に移ります。 新エネルギー導入推進費についての再質疑であります。 今回取り組まれる業務に係る財源の内訳はどうなっているのか、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 令和4年度の新エネルギー導入推進費の財源の内訳でございますが、株式会社肥前風力エネルギー開発で設置しております風力発電事業の配当金と充電インフラ普及プロジェクト権利金としての収入及びふるさと寄附金基金の繰入金を財源といたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、この事業の事業効果についてでありますが、市の再エネ条例及び総合計画が目指すものは国が目指す2050年カーボンニュートラルへとつながっていくと考えていいのか、その整合性について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 国におきましては、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、2030年度に温室効果ガスを2013年度比で46%削減することを目指し、さらに50%の高みに向け挑戦を続けていくことを約束され、アジアを中心に再生可能エネルギーを最大限導入しながら、クリーンエネルギーへの移行を推進し、脱炭素社会をつくり上げると表明されたところでございます。 本市といたしましては、現時点におきまして明確な数値目標を掲げているところではございませんが、再エネ条例及び総合計画に基づきまして、再生可能エネルギーの積極的な導入を進めながら産業振興を図り、地域の持続的な発展を目指す低炭素社会の実現に向けた施策を進めているところでございまして、国が目指す2050年カーボンニュートラルの実現に向けた方向性につきましては、整合性が取れているものと認識いたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次の項目に移ります。 地域エネルギー創出事業費についてでありますが、唐津スマートレジリエンス拠点構築事業費1億9,000万円の事業内容と唐津市沖洋上風力発電事業理解促進事業1,000万円の事業内容について、併せて伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 唐津スマートレジリエンス拠点構築事業におきましては、設備導入と調査検討の2つの項目について行う予定でございます。 設備導入といたしましては、下水バイオガス排熱利用設備及び発電設備の導入でございまして、既存の下水バイオガス発電設備の排熱の利活用として、唐津市屋内プールへの熱供給設備の導入を予定しております。 また、未利用の下水バイオガスにつきまして、有効利用活用として、下水バイオガス発電設備の追加設置を計画しております。 調査検討といたしましては、脱炭素と災害に備えた電力供給に関する調査検討でございまして、自営線の布設の代わりに既存の配電網を活用し、自己の施設へ送電する自己託送の制度と、持ち運んだり移動させたりすることが可能な可搬の蓄電池等を組み合わせたシステムを導入いたしまして、自営線設置と同等以上のレジリエンスを実現できるか、導入コスト削減や保守メンテナンス、簡素化などの可能性を検討するものでございます。 あわせまして、自営線設置と今回検討する代替え案とのメリット等の比較・検討を実施する計画でございます。 次に、唐津市沖洋上風力発電事業理解促進事業でございますが、本事業では、洋上風力発電事業に関する勉強会やセミナー等の実施を予定しております。 勉強会やセミナー等につきましては、漁業者向け、事業者向け、市民向けと3つに区分し、それぞれの意向や課題等を想定し、きめ細かいニーズに合わせた洋上風力発電に関する勉強会等を実施し、それらの効果を把握するためにアンケート調査等を実施する計画といたしております。 また、勉強会やセミナー等の効果内容についてのパンフレットの作成を計画いたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 次に、今回の事業費は2億円であります。これは全額国費で賄われるというふうになっておりますけども、ここ数年間、新エネルギー関係の事業はほぼ国の予算を100%近く確保して取り組んできたと思っております。 しかし、国が脱炭素宣言をし、再生可能エネルギーへの取り組みを強力に進めていくような環境になったので、果たしてこれまでのように国の財源確保はうまくいくのかなということを危惧いたしております。 今後の国の財源確保に向けた体制づくりや財源確保についてどう取り組んでいかれるのか、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 議員ご紹介のとおり、本事業では経済産業省のエネルギー構造高度化・転換理解促進事業費補助金を主に活用し、事業を行っているところでございます。 この補助金の令和4年度の国の予算要求額は、前年度同額の72億円となっておりますが、数少ない補助率100%の補助金でございまして、採択件数につきましては令和元年度が84件、令和2年度が89件、令和3年度が95件と年々件数が増えてきている状況でございます。 令和4年度の補助金申請の内容につきましては、再エネコーディネーターとの打合せを重ね、また、九州経済産業局などとの打合せ等を行いながら、申請案をつくり上げたところでございます。 また、こういった作業におきましては、現在、九州経済産業局へ派遣している職員からの情報や人脈を通じた相談などは大変有効だったと考えているところでございまして、来年度におきましても、九州経済産業局への派遣を引き続き行うとともに、財源確保に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 今回、市民部でも環境基本計画の見直しがあります。そこでも当然再生可能エネルギー推進というのが課題になってくると思っておりますが、そことの連携、すみ分けはどうなっていくのか、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 地域エネルギー創出事業におきましては、再エネ条例及び総合計画に基づきまして、再生可能エネルギーの積極的な導入を進めながら産業振興を図り、地域の持続的な発展を目指す低炭素社会の実現に向けた施策を進めているところでございます。 環境基本計画の見直しに係る連携やすみ分けにつきましては、令和4年度に中間見直しが進められる中で、具体的な数値や方向性等が示されることになりますが、それらと並行して各所管の役割等につきましても、協議していく必要があると考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) この計画は性格上役所全体で取り組むというような形になると思いますけれども、これを全体的に、主管といいますか、進捗状況を確認するような部署が必要だと思うんですよ。そういったことを含めて、この計画の中で考えていただきたいと思っております。 次の質疑項目に移ります。 民生費の人権ふれあいセンター耐震診断事業費について伺います。再質疑です。 概要の説明では、アスベスト含有分析調査と耐震診断業務委託費が上がっておりますが、この事業の委託先と委託内容について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 耐震審査業務の委託先といたしましては、市内の建築設計事務所を想定をしております。 業務内容といたしましては、コンクリートの強度試験等や建物の劣化調査を伴う二次診断により耐震性能の評価を行う耐震診断とその診断結果に基づき補強計画の策定を行うものでございます。 アスベスト含有分析調査につきましては、業務を行うことができる事業所が県内に数カ所ございます。また、業務内容といたしましては、目視等による現場調査によりアスベスト使用の可能性がある箇所からサンプルを採取し、分析結果について報告書を作成するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、耐震診断後、どういったことに取り組んでいかれるか、例えば施設の改修とか長寿命化とかあると思いますが、今後の取り組みについて伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 人権ふれあいセンター相知及び人権ふれあいセンター北波多につきましては、個別施設計画において長寿命化を図ることとしております。耐震診断後は、診断結果に基づきまして耐震補強及び長寿命化に必要な補修等改修内容の検討及び補助金の調整等を経て、実施設計を行い、工事に着手してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 次に移りますが、人権ふれあいセンターは隣保館として地域において様々な事業を実施してこられたと思っております。特に、北波多の場合は類似公民館的な役割も担っておりますが、施設の老朽化が進み、今の時代からすると使い勝手の悪いところも多くあるのではないかと思っています。今後の施設の在り方等については地元の方々の意見等を十分聞きながら、施設の補修・改修は考えてほしいと思っておりますが、今後の考え方、方針について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 今後の方針についてのお尋ねでございます。 唐津市公共施設再配置計画において、既存施設の長寿命化における目標使用年数を築後65年としております。人権ふれあいセンター相知は築46年、北波多は築44年でございますので、改修工事の着手時期を考え合わせますと、おおむね15年から20年程度の延命になるかと考えております。 改修につきましては、地元や利用者の意見を十分に伺いまして、安全性の確保及び人権ふれあいセンターを使用される方の利便性を最優先に調整してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次の質疑項目に移ります。 手話言語等環境整備事業についての再質疑であります。 今回4つの事業を実施されるということでありますが、それぞれに事業内容の詳細と予算の内訳について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 事業内容と予算内訳ですが、1つ目、手話通訳者設置事業でございます。この事業は、障がい者支援課内にコミュニケーション支援センターを設置し、通訳者の2名により事業を実施しております。内容としましては、窓口における手話通訳やテレビ電話による遠隔通訳を行っておりますほか、企業や学校を訪問し、手話の普及啓発と聴覚に障害のある方の自宅を訪問し、生活状況の聞き取り、相談や防災等の情報の提供などを行っております。予算額は、唐津手話の会に委託しております手話通訳者2名分の人件費など565万1,000円となっております。 2つ目、手話通訳者派遣事業でございますが、この事業は、休日等におきまして市が実施する緊急発表等において手話通訳者を派遣する事業で、予算額は8万円となっております。 3つ目、手話要約筆記奉仕員派遣事業でございます。この事業は、聴覚障害者で手話や要約筆記が必要な方に奉仕員を派遣する事業で、予算額は46万8,000円となっております。 4つ目に、手話要約筆記奉仕員養成事業等は、手話要約筆記の教室を開催し、奉仕員を要請する事業で、年間開催日数が手話教室が47回、要約筆記教室が24回としておりまして、講師謝礼金やパソコンのリース料、テキスト代など予算額は113万2,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) こういった事業を取り組むに当たっては、聴覚障害者や児童の方々の思いや考え方に十分寄り添って事業を進めていくべきではないかと考えておりますが、事業の進め方及び効果についてまず伺い、併せて今後どういった環境整備が必要と考えてあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 事業を進めるに当たっては、議員ご案内のとおり、聴覚に障害のある方の思いや考えに寄り添って事業を進めることが重要であり、聴覚に障害のある方の自宅への訪問などを行い、困り事や不安を聞き取ることで支援の在り方が見えてくるものと思っております。 先ほど説明いたしました4つの事業を継続し実施することによりまして、聴覚に障害のある方に対しての理解、手話や要約筆記の必要性と普及が進んでいくものと考えております。 今後につきましては、聴覚に障害のある方のコミュニケーション支援がさらにできるよう、UDトークをはじめとするコミュニケーションツールなどタブレットを利用したアプリもありますので、そうしたものの活用をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 次の項目に移ります。 運転免許証自主返納者支援事業についてであります。 事業内容についてでありますが、対象年齢と助成内容、どういった対象者への周知をしてあるのか、併せて伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 まず、対象年齢と助成内容でございますが、平成30年4月1日以降に運転免許証を自主返納した方で返納時の年齢が60歳以上で、運転経歴証明書の交付を受けた方が対象で、タクシー運賃が3割引になるタクシー利用券を1月当たり4枚、年間最大48枚を交付しております。年度ごとに申請が必要ですが、タクシー利用券は3年間分として合計144枚に達する年度まで交付しております。 また、運転経歴証明書の交付を受けるためにかかった手数料1,100円につきましても助成しております。 次に、周知対象者でございますが、運転に不安を感じる高齢者本人、それからそのご家族の方にも制度を知っていただき、家庭内で話し合ってもらいたいと思っておりますので、市報等で広く周知を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) この事業につきましては、昨年の3月議会でバスの利用券等も選択できないかと質疑をしたところであります。そのとき、市長においては、バス利用を対象としているところもあるので、申請に来られた方の声を聞きながら検討していきたいという答弁があっております。バス利用についての検討は具体的になされたのかどうか、まず伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 利用者への調査でございますが、申請時の窓口や利用者の中から無作為に抽出した方にアンケートを実施いたしました。アンケートの結果、約3割の方から日常生活でバスを利用しているとの回答を得ましたので、バス利用に向けて検討を始めております。バス利用につきましては、バス事業者と助成の方法や利用券の大きさなど協議を進めておりまして、令和4年度中にバス利用に伴うシステム改修を行い、令和5年度からの開始に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 周辺部においてはタクシーの営業所が身近にないところも多い状況になってきており、タクシーだと少し遠くから呼ばなくてはならないところもあると感じております。3割助成があってもタクシーの呼び賃、迎車運賃を取られれば意味がないというところも出てくるかと思っています。公平性面からもどうなのかなという感じがしますけれども、今後の方針について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 迎車料金につきましては、地域的な不公平感の解消につながる支援をタクシー事業者とも協議して検討してまいりましたが、タクシー事業者ごとに迎車料金の算出方法が違うことや料金の確定が困難なことから、迎車料金に対する支援は困難と判断いたしました。 現在、バス利用については令和5年度からの実施に向けて取り組んでおりますので、利用者の選択肢を増やすことで利便性を高めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 次の質疑項目に移ります。 保育士応援事業について伺います。再質疑です。 この事業の取り組みについてですが、まず過去3年間の実績について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 この事業は、平成30年度から保育人材確保事業として実施しております。 本事業を活用された保育士等の延べ人数及び補助金額の過去3年間の実績でございますが、平成30年度46人、1,449万7,000円、令和元年度37人、1,233万2,000円、令和2年度46人、1,369万6,000円でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次に、今回取り組まれる事業内容についてでありますが、国庫補助対象事業は3事業、市単独事業は2事業予定されておりますが、それぞれの事業内容の詳細と予算の内訳について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 本事業は、全部で5つの事業メニューがございます。 1つ目は、保育士宿舎借り上げ支援事業でございまして、こちらは国の補助金を活用しております。勤務する保育士に貸し出すための宿舎を借り上げる保育所に対しその費用の4分の3を補助するもので、補助限度額月額4万4,000円でございまして、60月を限度としております。 2つ目は、保育支援者雇用支援事業でございまして、こちらも国と県の補助金を活用しております。無資格で清掃や配膳などを行う保育支援者を新規に雇用する保育所に対しその費用を補助する事業でございまして、補助限度額は1施設当たり月額10万円でございます。 3つ目は、保育補助者雇用支援事業で、こちらも国と県の補助金を活用しております。無資格で保育の補助を行う保育補助者を新規に雇用する保育所に対しその費用を補助する事業でございまして、補助限度額は1人当たり年額226万4,000円でございます。 4つ目は、保育士就職準備金給付支援事業で、こちらは市の単独事業でございます。新規に内定した保育士に就職準備金を支給する保育所に対し費用を補助するもので、補助限度額は常勤職員20万円、非常勤職員10万円でございます。 5つ目は、潜在保育士現場復帰支援事業で、こちらも市の単独事業でございます。潜在保育士の復帰への不安解消のため、正式雇用前に保育現場で実習する場合の勤務相当分の報酬を支給する保育所に対しその費用を補助するものでございます。補助限度額は、1人当たり年額10万4,000円でございます。令和4年度の予算額は2,493万円でございます。 内訳としましては、保育士宿舎借り上げ支援事業52万8,000円、保育支援者雇用支援事業480万円、保育補助者雇用支援事業1,399万8,000円、保育士就職準備金給付支援事業550万円、潜在保育士現場復帰支援事業10万4,000円でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) こういった事業へ取り組む事業効果というのは一定程度上がっているものと思っておりますが、現状ではまだ福岡等県外へ就職をする人は多いというような話も聞くわけですが、今後少しでも多くの保育士人材を地元に残ってもらうためにほかに何か必要なことを考えてあるのであれば伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 議員ご案内のとおり、唐津市民の方が保育士の資格を取得後、市外へ就職する方も多いようでございます。地元での就職を促すことは保育人材を確保する上で重要な課題であると考えております。本市には保育士養成学校がないため、地元に戻ることなくそのままほかの地域で就職しているというのが現状でございます。 本市で保育士として働いていただくための取り組みとしましては、新型コロナウイルス感染症が拡大する前は保育士養成学校に直接訪問し広報活動を行っておりましたが、コロナ禍の現在では保育士応援事業のチラシを郵送するにとどまっております。 このような状況の中、これまでの取り組みに加え、新たな取り組みとして移住定住・交通政策課と連携し、唐津市へ移住を考えられている方へ本事業をPRし、新たな人材確保につなげたいと考えております。 保育士確保への取り組みについては、本市は早期に着手しており、助成内容についても県内で実施している自治体と比較し大変充実した内容となっております。本市で保育士になっていただく方が増えるよう、本事業のPR方法につきましてもさらに検討をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 次の質疑項目に移ります。 衛生費の空家等対策事業について再質疑を行います。 今回、空き家の適正な維持管理のため4つの事業に取り組まれるようでありますが、その事業内容の詳細と予算の内訳について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 空き家等対策4つの事業の内訳についてご説明申し上げます。 まず、1つ目として、家屋解体工事緊急安全措置でございます。これは、空き家等が著しく危険な状態にあり、その状態を放置することにより人の生命、身体または財産に重大な損害を及ぼすおそれがあると認めるときに、当該危険な状態を解消するために必要な最低限度の措置として建物を倒したり建物の外壁などが飛散するのを防止するシートの設置などを行うものでございまして、工事請負費50万円を計上しております。 次に、2つ目として、空家等対策協議会委員報酬、事務費等でございます。これは、空家等対策計画の作成及び変更並びに実施に関し協議することのほか、特定空家等に対する命令、行政代執行の実施についての調査審議などを行う空家等対策協議会を年間2回開催を予定をしておりまして、その協議会委員9名の報酬として9万9,000円を計上しております。そのほか、事務費等として、離島の空き家の現地確認の旅費、空家等対策協議会委員の費用弁償、空き家の所有者への意向調査などに関する事務費として消耗品等14万4,000円を計上しております。 次に、3つ目として、老朽危険空き家除却費補助金でございます。これは、周辺住環境等へ悪影響を与えている老朽危険空き家の除却費の2分の1、上限50万円を補助するものでございまして、令和4年度には7件分350万円を計上しております。この事業につきましては、空家等対策計画を策定することによって国の交付金対象となります。令和3年度に唐津市空家等対策計画を策定いたしましたので、令和4年度から国の交付金対象となるものでございます。これに併せまして補助事業の要件を緩和いたしまして、より多くの方々へこの補助金を利用していただきますよう取り組んでいきたいというふうに考えております。 次に、4つ目として、空き家バンク制度運営費でございます。これは、空き家を有効活用して移住定住を促進することを目的に、所有者から登録があった空き家を唐津市に移住したい人に紹介する制度でございます。登録申請があった空き家の調査委託費として25件分76万4,000円を計上いたしております。また、空き家バンク制度の成約物件のうち申請があったものに対し、空き家の改修費の2分の1、上限50万円、家財等の処分費の2分の1、上限5万円の補助制度でございまして、改修費補助4件分200万円、家財処分費補助4件分20万円を計上しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 市内に数多くの空き家が存在するものと思っております。その実態数やそのうち危険で緊急的な対応が必要な危険家屋はどのくらいあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 令和2年度に唐津市全域の空き家等の件数や分布状況、不良度などを把握するために行いました空家等実態把握調査の結果を基にお答えいたします。 まず、外観目視による現地調査を行った時点において、空き家等と推定される建物として市全体で3,107件が確認されました。この空き家等と推定される建物の物理的損傷度合いを不良度ランクとしてAランクからDランクの4段階で判定しております。Aランクが状態の良い建物で、Dランクに行くにつれ状態が悪い建物となっており、調査の結果、Aランクが1,419件、Bランクが1,036件、Cランクが423件、そしてご質疑の緊急的な対応が必要な危険家屋に当たりますDランクと判定したものが229件で、全体の7.4%となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、緊急安全措置として解体できるのはどういった状態の家屋を対象としているのか、緊急度の判断基準について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 緊急安全措置につきましては、本市の空家条例第11条で、空家、空き地等が著しく危険な状態にあり、その状態を放置することにより人の生命、身体または財産に重大な損害を及ぼすおそれがあると認めるときは、法令に違反しない限りにおいて当該危険な状態を解消するために必要な最低限度の措置を講ずることができると定めております。 緊急安全措置の実施につきましては、副市長が委員長、市民部長が副委員長、その他関係部長が委員で組織をします唐津市空家空地等危険度判定委員会において、建物の危険度と周辺環境への影響度から判断することになっております。 建物の危険度と周辺環境への影響度につきましては、事前に関係課において調査を行うもので、建物の危険度につきましては、住宅地区改良法施行規則に基づく住宅の不良度測定基準により建物を評定し、点数化をいたします。今までに行ってきた緊急安全措置といたしましては、建物が傾き、敷地の外に倒れかかったものを敷地内に押し込む工事を行ったり、外壁が崩落した建物に飛散防止のシートを設置したりという危険回避のための必要最低限度の措置を行ってきたものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 次の質疑項目に移ります。 唐津市清掃センター最終処分場適正化事業について再質疑を行います。 事業内容では、ストックヤード実施設計、築造とありますが、事業内容の詳細と予算の内訳について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 ストックヤードの築造につきましては、最終処分場の今後の方針に基づき行うものでございまして、適正化を次のステップに進めるためにはどうしても必要なものでございます。 先ほど申し上げましたように、適正化対策として、令和5年度に第2期埋立地にある開口部のキャッピングを考えているところでございます。 しかし、現在、その上に清掃センターから発生する焼却固化灰や焼き鉄、焼却残渣の一時仮置きを行っておりまして、今後の方針で考えている開口部のキャッピングの実施には焼却固化灰や焼き鉄、焼却残渣が支障となりますことから、これらの焼却固化灰等を撤去するためにはストックヤードの構築が必要になるものでございます。ストックヤードの構築をせずにキャッピング後、今までと同様に野ざらしの状態で一時保管となりますと、強風時の飛散や降雨時に今まで開口部に浸透していた雨水等が周囲の側溝から場外に流出する可能性もございますことから、キャッピング後の仮置きはできないものと考えております。 次に、ストックヤード築造に係る事業内容でございますが、建屋面積124平方メートル、高さ7メートル程度の鉄骨造りを予定しております。一時保管を予定しております対象物と容量でございますが、焼却固化灰と焼却残渣がおのおの30立方メートルの約7日分の量、それと焼き鉄が、これも30立方メートルで、これは約2カ月分の量を予定をしております。 なお、予算の内訳でございますが、ストックヤード実施設計費が203万1,000円、築造工事費が3,593万7,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次に最終処分場モニタリング業務の中身の詳細と実施の方法、またいつまで行うのか、併せて伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 最終処分場のモニタリング業務の内容についてでございますが、周辺地下水及び河川水の水質の状況の監視と内部貯留水量の変動を把握するため、埋立地内外の水質及び水位の監視を継続して行うものでございます。 水質検査につきましては、一般廃棄物の最終処分場及び産業廃棄物の最終処分場に係る技術上の基準を定める省令及びダイオキシン類特別対策措置法に基づく廃棄物の最終処分場の維持管理の基準を定める省令などに基づいて実施するものでございます。 採水予定箇所は、浸出水3カ所、周辺地下水11カ所、周辺の河川水7カ所の合計21カ所でございまして、検査項目といたしましては、特定有害物質項目、生活環境項目、地下水の水質汚濁に係る環境基準項目などの測定を予定をしております。 このモニタリング業務につきましては、基本的には法令等に基づき最終処分場の廃止までの継続監視を専門業者へ委託を考えておりますが、キャッピングにより水質の測定結果が安定した場合には検査箇所や項目などの見直しをするなど内容の精査を行ってまいりたいと考えております。 また、処分場廃止後の水質モニタリングにつきましては、地元からの要望があった場合には検査箇所や項目等について協議を行いながら検討をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。
    ◆22番(石﨑俊治君) 今後の方針についてでありますが、最終処分場の跡地の整地や利用についての考え方について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 今後の方針でございますが、キャッピング後のモニタリング結果が良好の状態が継続していることが前提となりますが、清掃センターの稼働終了後に跡地利用の整備に着手を行うものと考えております。 跡地の活用方法につきましては、清掃センターの稼働状況にもよりますが、稼働終了の時期が近づきましたら地元と協議を行いながら決定してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、次の項目に移ります。 土木費の橋りょう長寿命化事業について再質疑を行います。 この事業は、事業年度が令和5年度までとなっておりますが、その後の考え方について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 橋りょう、とりわけ構造物というのは経過年数とともに劣化、老朽化が進みますので、その対策を継続して行う必要がございます。今回、1巡目の点検の結果、状態が特に悪い橋りょうにつきましては、令和5年度までに修繕を進めていく予定でございます。 また、その後の考え方でございますが、2巡目点検の結果、こちらも同じように結果に基づきまして環境、重要度などを考慮し、優先順位、予算の平準化を考え、令和6年度から令和10年度までの5カ年でおおむね100橋程度の対策を計画的に進めていく見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは、今回の長寿命化工事によって橋りょうの延命と安全な利用が確保されていくと思っておりますけれども、修繕で延命できないような場合、架け替え工事になると思っておりますが、架け替え工事をする場合の判断基準について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 市道の橋りょうには鉄筋コンクリート製、鋼製、石橋、ボックスカルバートなど様々な種類のものがございます。また、年数、構造などの違いについてもありますし、また不明な橋りょうも多くございます。利用も様々でございます。そのため、架け替え工事とする基準を明確に示すということは非常に難しいものがございます。 しかしながら、通行の安全は確保する必要がありますので、5年に一度の継続した点検、それから詳細調査の結果など総合的にチェックした中で架け替え工事の判断をすることになると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 長寿命化工事は国道や県道のほうも進んでいると思っておりますけれども、国県道路はどういった状況にあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 国が管理します橋りょうにおける修繕対象につきましては、国土交通省九州地方整備局佐賀国道事務所のホームページで公開されております。九州地方整備局橋梁個別施設計画によりますと、唐津市内での修繕対象橋りょうは合計29橋となっております。 また、佐賀県が管理する橋りょうにつきましては、佐賀県道路課に確認したところ、唐津市内での修繕対象橋りょうは22橋あり、全て着工されております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 次の質疑項目に移ります。 老朽市営住宅除却工事について再質疑を行います。 今回の事業内容では、解体工事が21戸、解体設計が26戸となっているようでありますが、その内容について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 まず、解体工事を予定します21戸の内訳でございます。相知地区の天徳市営住宅3戸、町切市営住宅5戸、米の山市営住宅9戸、北波多地区の岸山市営住宅4戸でございます。 次に、解体設計を予定します26戸の内訳は、相知地区の八反田市営住宅2戸、幸の元市営住宅3戸、北波多地区の芳谷市営住宅4戸、下竹有市営住宅8戸、岸山改良住宅2戸、呼子地区の長沙子市営住宅7戸でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 今後の市営住宅の老朽化で解体が必要な戸数は地域別にどのぐらいあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 令和5年度以降、老朽化により現在解体対象としております市営住宅は、先ほど答弁しました令和4年度に解体設計を予定しております26戸でございます。地域別に申し上げますと、相知地区が5戸、北波多地区が14戸、呼子地区が7戸でございます。 また、今後も耐用年数を超過し、老朽化が著しい市営住宅に退去者がありました場合は、住環境の向上を目的といたしまして計画的に解体を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 各地域に数カ所に分かれて市営住宅団地があると思っております。今後の市営住宅の在り方として、地域別に集約を図っていくというふうに考えてあるのか、方向性について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 今後の市営住宅の建設につきましては、地域ごとの建替えの必要性を十分に考慮しまして、建替えや修繕、改善等による効率的な更新を進めていきたいと考えております。 市営住宅の建替えの際には、現地、非現地での建替えや複数の団地の集約等の検討を進め、団地の集約につきましては、合併前の旧町村を一つの地域と考えまして、その地域内での集約を基本としていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 最後の質疑項目に移ります。 教育費の歴史民俗資料館保存整備事業について再質疑を行います。 事業内容には、地質調査と構造診断ほかとありますが、事業内容の詳細と予算について伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 令和4年度の事業内容でございますが、歴史民俗資料館の修理工事に先立ち、構造診断とそれを行うための地質調査及び県指定の文化財建造物の修理であり、修理後には上位指定も視野に入れていることから、文化庁の承認を得た主任技術者による技術指導を予定しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 以前は移転という話もあっていたと思っています。現地保存と移転と比較した場合、おおよその事業費はどう違うと考えてあるのか、伺いたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) お答えいたします。 保存修復に係る工事費につきましては、令和元年度に公益財団法人文化財建造物保存技術協会に費用の積算を委託しており、現地保存につきましては、調査を基に具体的な修理項目を割り出し、判明する範囲で修理数量を拾い出して概算単価を乗じる形で積算された結果、約5億3,400万円を想定しております。 なお、これには駐車場やトイレ、空調設備等の附帯設備は含まれておりません。 一方、移転保存につきましては、文化財建造物保存技術協会においては、建物1階床のテラゾーやレンガ基礎などの具体的な移築方法を見出すことができないとの見解であり、現地保存と同様の積み上げによる積算はできておりません。仮に、1階床を含む基礎部分の現状での保存を考慮しないという前提で申しますと、現地保存が部分解体であるのに対し、移転の場合は、全解体であることに伴う経費増や文化財建造物保存技術協会から示された類似施設の移転保存経費から判断いたしまして、現地保存より移転保存のほうが多額の経費を要するのではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) 文化財は保存と活用が大事といわれておりますが、基本はそのとおりだと思っております。歴史民俗資料館を保存修理して、まずは未来への遺産として残していくというのが大事だと思っております。唐津市が明治からの近代化が進む中で、唐津港が石炭産業で栄え、国際港としても海外にも名前が通っていた時代、つまり、唐津港が一番栄えた時代を知るシンボル的な建物ではないかと思っています。 それでは、今後の整備事業はどのようなスケジュールになっていくのか、現時点での考えをお示しいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) お答えいたします。 今後の事業のスケジュールでございますが、令和4年度に地質調査と構造診断を行った後に、令和5年度に構造設計と基本設計、令和6年度に実施設計を行い、その後、令和7年度から10年度にかけて修理工事を行う計画でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 石﨑俊治議員。 ◆22番(石﨑俊治君) それでは最後にですけれども、今回の歴史民俗資料館が修復工事になるということになれば、当然、国の文化財指定を目指してほしいと思っております。また、旧唐津銀行のほうもそういった価値があるというふうに専門家の先生方の話も聞いておりますので、そういったことに向けて、しっかり取り組んでいただくことを強く要望いたしまして、私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 20番、志政会、大西康之です。議案質疑を行います。 今回は、議案第1号、令和4年度唐津市一般会計予算から8項目、議案第48号、令和4年度唐津市一般会計補正予算から2項目、議案第41号、令和3年度唐津市一般会計補正予算から1項目、次に条例議案に移りまして、議案第14号、唐津市体育施設条例の一部を改正する条例制定について、議案第17号、唐津市条例の廃止に関する条例の一部を改正する条例制定について、質疑を予定いたしておりましたが、令和4年度唐津市一般会計予算の中で、衛生費、ごみ処理施設整備推進費、商工費、唐津産品販路拡大推進費、メディア活用推進費、土木費、唐津市都市計画見直し事業費、議案第48号、令和4年度唐津市一般会計補正予算の中で、商工費、プレミアム付商品券発行事業費、それから、宿泊促進事業費、議案第41号、令和3年度唐津市一般会計補正予算の中で、民生費、高齢者施設等防災改修事業補助金、以上7項目につきましては、取り下げとさせていただきます。 それでは、議案第1号、令和4年度唐津市一般会計予算から質疑させていただきます。 まず、衛生費より、地域猫活動団体支援モデル事業費275万円についてお伺いいたします。 まず、この事業の背景並びに事業決定までの経緯についてお示しをお願いします。 商工費に移りまして、成功報酬型企業誘致業務、債務負担行為についてお伺いいたします。 概要書では、新産業集積エリア唐津及び石志工業団地への企業進出に向け、不動産仲介業者に委託し、成功報酬を支払うというふうになっておりますが、まずは事業内容を詳細にお示しをお願いいたします。 次に、旧大島邸管理運営費1,804万9,000円についてであります。 まず、開館当初に上げられました入場予定者数と実際の入場者数の推移、これをお示しいただきたいと思います。 次に、土木費に移りまして、浜崎駅南口周辺地域雨水対策調査費807万4,000円についてお伺いいたします。 令和元年にも雨水対策調査が行われております。整理する意味で、まず、前回調査の調査内容、調査結果についてのお示しをお願いいたします。 次に、条例議案に移ります。 議案第14号、唐津市体育施設条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、今回の条例改正は、体育施設の廃止に伴う改正であります。提案理由の説明の中で、プールを3施設という説明がありましたが、廃校になった部分のプールを使ってあったということなんでありますが、廃校になって何年間使用されてきたのかお示しをいただきたいのと、また、消火設備として水を張ったまま残すという話も聞こえてまいりましたが、廃止した後、どのようになるのかお示しいただきたいと思います。 次に、議案第17号、唐津市条例の廃止に関する条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、観音の滝休憩施設廃止の条例改正であります。まずは廃止の利用についてお示しをください。 以上で1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 地域猫に関するご質疑でございます。事業化決定までの経緯についてご説明申し上げます。 現在、唐津市のある地区では、佐賀県の地域猫活動支援事業のモデル地区として指定され、地域猫活動を行っておられまして、また、他の地区におきましても、えさの適正管理、ふん尿の管理、不妊去勢手術を行うなど、地域猫活動を行っている地区がございます。また、佐賀県内では、佐賀市、武雄市等で地域の良好な生活環境の確保を図るために、飼い主のいない猫に起因するふん尿や鳴き声による影響を軽減させることを目的として、地域猫活動に対し、不妊去勢手術費用の補助を行っております。 本市におきましても、飼い主のいない猫に起因する生活環境への影響を軽減させることを目的として、地域猫活動に対し、不妊去勢手術費用の補助を行うこととしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 大西議員のご質疑にお答えします。 経済観光部所管、2項目ございました。 1つ目の成功報酬型企業誘致業務、債務負担行為についての業務内容についてのご質疑にお答えします。 業務内容といたしましては、不動産仲介業を行うことができる事業者と媒介契約を締結し、土地開発公社が所有しております新産業集積エリア唐津第1期、第2期分、それから、石志工業団地への進出可能性がある企業につきまして、情報収集から支援の紹介、売買契約を締結するに至るまでの交渉に関する業務などを行っていただくことを考えているところでございます。事業者から紹介を受けた企業と公社との間で売買契約を締結し、分譲が実現した時点で、その仲介業務の報酬として売買価格の3.3%相当額をお支払いするという業務内容でございます。 2つ目のご質疑、議案第17号、唐津市条例の廃止に関する条例の一部を改正する条例で、対象であります観音の滝休憩施設の廃止の理由についてのご質疑でございます。 本施設につきましては、観音の滝を訪れた観光客の休憩施設として管理運営を行っているところでございますが、平成2年4月の開設以来から31年ほど経過し、利用者数が減少傾向にあること、また、観光情報を提供する機能につきましても、SNSの普及などに伴い、観光情報の収集手段も多様化したことなど、社会情勢の変化もございまして、今回、市の公共施設再編の流れに基づき、公の施設としての継続性が低下しているものと判断し、施設を廃止するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 2項目ございました。 まず、旧大島邸の開館当初の平成29年度、新型コロナウイルス発生前の令和元年度と令和3年度の入館数、利用件数でございますが、入館者数につきましては、開館当初の目標は2万人といたしておりましたが、平成29年度が1万5,825人、令和元年度が7,954人、令和3年度が2月末現在で3,260人となっております。 次に、利用件数でございますが、平成29年度55件、令和元年度46件、令和3年度2月末現在で50件となっております。 次に、唐津市体育施設条例の一部を改正する条例制定についてでございますが、今回の条例改正は、利用のない5つの体育施設を一括して廃止するものでございまして、このうちプールは、相知牟田部プール、相知佐里プール、鎮西石室プールの3施設で、いずれも廃校となった小学校プールを活用してきたものでございます。 各プールの廃校になってからの使用年数ということでございましたが、相知牟田部プールは、廃校後、昭和53年から平成30年までの41年間、相知佐里プールは、廃校後、平成15年から平成29年までの15年間、鎮西石室プールは、廃校後、平成14年から平成30年までの17年間、それぞれ使用をいたしておりまして、利用再開も見込めないことから廃止をするものでございます。 プールの3施設につきましては、市有財産でございまして、今後、解体撤去をしたいと考えておりますが、これまでの慣例で、解体後、更地にした上で財産管理課への移管を行っておりますので、それまでの間はスポーツ所管課の普通財産として、安全対策を講じた上で管理を行ってまいりたいと考えております。 また、消防水利のみならず、他の用途で活用する場合は、財務部や関係部署との調整が必要と考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 大西議員のご質疑にお答えいたします。 令和元年度の浜崎駅南口周辺地域雨水対策の調査の内容でございますが、こちら、10年に一度の大雨が降った場合に、浜玉排水機場のポンプをフル稼働しまして、浜崎駅南口周辺地域が現況の土地利用形態で道路や水田がどの程度浸水するかを調査いたしました。 調査結果では、牟田川の上流側から市道大江西線と県道浜玉相知線との交差点部で最大水深約10センチ、解消まで5時間、中流部の農協前の道路で最大水深約50センチ、解消まで12時間、下流側の浜玉斎場前の道路で最大水深約15センチ、解消まで9時間という結果になりました。 浜崎駅南の市道と国道202号の間の約35ヘクタールの水田につきましては、約21万トンの湧水機能を併せ持っておりますが、ポンプ能力、湧水機能等も不足しているため、道路の浸水の解消は難しいところとなっております。これに対する対策案として、バイパス管や大型貯留槽、パラペットなどの検討を行いましたが、完全な解消となる有効な対策は確認できていない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、地域猫活動団体支援モデル事業費、こちらから再質疑を行ってまいります。 飼い主のいない猫に起因する影響を軽減させることを目的という答弁であったかと思います。それでは、次に、繁殖を抑制させ、ふん尿や鳴き声による影響を軽減させると、最終的に猫はどういう状態になるのか、また、これは2年間の議案として上がっておりますが、一、二年で抑制させるとかいう部分は行えないのではというふうに考えておりますが、2年間の実証期間とされた根拠、それはどのようにお考えかお示し願います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 まず、不妊去勢手術を行いますと、野良猫の繁殖を防ぎ、個体数の増加を抑制できることはもちろんでございますが、発情期の鳴き声を抑えることができ、縄張り意識等も低下するということでございます。不妊去勢手術をすることで繁殖を抑制し、現在ある命を一代限りの命として全うさせることで、最終的には飼い主のいない猫は、地域猫活動を行う地区からはいなくなることを目標としております。 実証期間として2年間とした理由でございますが、地域猫活動では、えさの適正管理、ふん尿の管理を行い、不妊去勢手術を実施し、一代限りの生涯を全うさせることで、徐々に数が減少していくものでございまして、その効果を検証する期間として2年間としたものでございまして、課題や問題点の検証を行うとともに、地域猫活動に関わる方々のご意見を伺いながら、事業を継続していくか、検証期間中に判断してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) その事業を継承していくかどうか、期間中に判断したいという答弁でありましたが、それは1年間ではできないんですね。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 通常、猫の寿命というものが10年前後でございますが、野良猫につきましては3年から5年というふうに言われております。この不妊去勢手術を行って地域猫活動をしながら、この実証期間中にその効果を検証していく必要がございますが、1年となりますと、年度途中において、もう既に年度後半において翌年度の事業計画を立てる必要が出てきますので、やはり最低でも2年間は事業実施させていただいて、それ以降の事業の継続が必要かどうかについても検討をさせていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 今の答弁でよく分からなかったのですが、年度途中で次年度の予算を組む必要があるから2年間にさせていただきたいというふうなお話だと思いますが、ちょっとよく理解できませんでした。 それと、次に、今回の議案は不妊去勢手術費に対する補助制度であります。補助限度額、これがオスで1万5,000円、メスで2万円と表示されておりますけれど、実際の去勢手術費用はお幾らなのかお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 不妊去勢手術等に係る費用でございますが、佐賀県が作成しております猫の適正飼養ガイドラインによりますと、オスの去勢手術等で1万円から3万円程度、メスの不妊手術費用で2万円から4万円程度とされておりますので、最低でも5割相当の補助となるよう想定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) いや、おかしいじゃないですか。5割相当と言いながら、予算措置はオスが1万5,000円って書いてあるんです。答弁が合いませんけど。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 この不妊去勢費用につきましては、唐津市内の動物病院なども確認したところ、やはりオスで3万円程度、メスで4万円程度かかるということでございます。今回設定した補助額につきましては、不妊去勢手術費の最大に係る費用の2分の1を想定しておりまして、手術費の額が補助額に満たないときには、当該手術費までの額ということになります。 設定につきましては、県内で取り組んでおります他市の状況が1匹当たりの定額で補助を行っているところが全てでございまして、本市といたしましても、野良猫のふん尿被害や鳴き声などを軽減させるため、力を入れて取り組んでいきたいということで、総合的に判断いたしまして、今回、定額の補助とさせていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) すみません、部長、先ほどの前の答弁では、オスについては1万円から3万円と答えられ、メスについては2万円から4万円と答弁されております。今ほどの答弁では、オスについては3万円かかる、メスについては4万円かかるとおっしゃっています。どっちが本当ですか。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 手術費用に関しましては、病院によって異なってまいります。先ほど説明しました県が作成しておりますガイドラインによりますと、1万円から3万円、メスで2万円から4万円ということでございまして、私どもが市内の病院に確認したところ……。          (「県の制度は関係ないとです。唐津市がどうするかで聞きよってやけん」と呼ぶ者あり) ◎市民部長(緒方俊寿君) 唐津市内の動物病院を確認いたしましたところ、オスで3万円程度、メスで4万円程度ということでございました。そういったことから、今回、2分の1相当の補助ということで設定をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それで、この補助制度、市全体の補助制度に合わせた場合どのようになるのか、整合性がとれているのかお伺いしたいと思います。通常の補助事業では、補助率何割、補助の上限額何円という決められ方でありますが、今回の場合は違うようであります。その根拠についてお示しをください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 本市における補助金といたしましては、イベント等に係る補助につきましては事業費の2分の1といったものを想定をしてございますけども、先ほどご説明申し上げましたように、市内の野良猫のふん尿被害や鳴き声等の生活環境を軽減させるために本市として取り組んでいきたいということで、定額の補助ということで設定をさせていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) それでは、1万円でも1万5,000円の補助をされるということですね。 時間がありませんので次にいきますが、この概要書の中に、地域猫活動団体が行う取り組みを支援するというふうにされておりますけれども、補助対象者が、区長、住民グループの代表となっております。補助対象者というのは、地域猫活動団体ではないんでしょうか。いかがお考えですか。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 今回想定しております地域猫活動を行う団体といたしまして、地域猫活動を地区で取り組むケースとボランティアの住民グループで取り組むケースを想定しているため、地区の補助対象者、地区の代表者である区長でありますとか、住民グループの代表者を補助対象としているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 通常でしたら、こういう制度を作られる場合、まず、区単位でも住民グループでもいいんですけれど、地域猫活動団体というのをまず組織していただいて、その代表者が何名なのか、構成員が何名なのかというのを、きれいな形を作っていただいて、その団体に対して補助金を交付するというのが通常のシステムであるように私は理解しておりますが、再度答弁を願います。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 地域猫活動を行う団体につきましては、補助金の交付の申請時に不妊去勢手術費の補助を行う場合には団体メンバーの氏名やえさの適正管理やふん尿の管理の計画書を申請時に提出していただくように考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) その地域猫活動団体というのを、まず作らないかんでしょうということです。答弁が合っていないやないですか。どうお考えなんですか。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 活動を行っていただきますためには、まず、地域で取り組んで行う事業といたしまして、地区の代表である区長さんで構成していただく場合もございますし、それによらず、住民団体で、グループで構成していただく場合もあろうかと思いますので、いずれの場合もグループの構成員を申請のときに提出していただいて、確認を行った上で地域猫活動団体として支援をしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 13時に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午前11時59分  休憩                     午後 1時00分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。 緒方市民部長より午前中の大西議員の議案質疑に対する答弁内容について、補足説明の申出があっておりますので、これを許可します。緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 先ほどの大西議員に対します私の答弁が明確でございませんでしたので、再度発言をさせていただきたいと存じます。 議員がおっしゃいますとおり、地域猫活動を実施していただく場合には、活動団体として、あらかじめ登録申請を提出していただいた上で実施することとしたいというふうに思っております。 また、今回設定しました補助額につきましては、手術の額が、限度額を設けた定額設定としておりますので、当該手術費の額までとなりますが、補助額につきましては今後検証を重ねてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 補助額については十分協議していただきたい。100%補助もあるという答弁だったように私は理解させていただきました。この議案につきましては、予算等特別委員会の中の分科会のほうで慎重なる審議をお願いさせていただきます。 続きまして、成功報酬型企業誘致業務について再質疑を行います。 この議案の中で一番問題になってこようと思いますのが、新産業集積エリアの中で特に土地の価格ですね、売買価格。この設定方法についてお示しをください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 売買価格に関するご質疑でございました。工業団地のその金額につきましては、これまでに要した経費を基にした分譲価格、いわゆる簿価と呼ばれる簿価価格にて売買金額を設定して営業活動を行ってまいりました。しかしながら、新産業集積エリア唐津第1期分につきましては、分譲開始から10年が経過し、いまだ分譲ができておらず、市としてもいろいろ努力しているものの、何とか打開に向けて努力しているとこでございます。 また、その要因の一つとしまして、簿価と実勢価格が乖離しているのも、その要因の一つと捉えているとこでございます。そのため新産業集積エリア唐津第1期分に加えまして、未造成であります新産集積エリア唐津第2期分につきましては、実勢価格での売買ができないか、土地開発公社と速やかに協議を行ってまいりたいというふうに考えているとこでございます。 また、石志工業団地につきましては、分譲開始から間もないこと、既に企業へ売却していることなどに配慮する必要もございますことから、土地開発公社との協議は慎重に行ってまいりながら、総意価格での交渉に当たってまいりたいというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 土地開発公社と協議を行っていきたいという答弁でありましたが、協議は既に終わらせていないといけないんじゃないかと私は思います。 次に予算計上のやり方についてですが、なぜ債務負担行為というやり方なのか。土地の価格が決まっている、手数料の割合は決まっている、その条件が決まれば、必要な金額は決まると思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 議員ご質疑の予算を計上することに関してのご質疑だと思います。私ども県と共にこれまで営業活動を行い、県や市が直接企業と交渉して分譲に至るという可能性もあったと思っております。このように事業者を介さずに分譲が成立した場合におきましては、媒介手数料が発生しない場合もございます。今回はいろいろと民間事業を取り入れながら営業活動するという試みで、今回予算計上なさず、債務負担行為の設定のみをさせていただいたというとこでございます。まずは、今回の債務負担行為に基づき事業者委託を行い、分譲が実現した後に予算議案を提案させていただく方法で取り組ませていただきたいというふうに考えております。 今後におきましては、事業者委託による効果や実績などを基に、予算計上につきまして財務部と協議をしてまいりたいというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。
    ◆20番(大西康之君) 債務負担行為となりますと、例えば売買契約が成立しました。それから議案をつくって議会に上程します。議会が議決しました。それからの支払いとなるんで、5カ月から6カ月ずれるわけですよね。それでも大丈夫だと、部長お考えですか。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 商談成立から五、六カ月タイムラグがあるということでのご心配だと思っております。やはり予算があれば、確かに今の五、六カ月間のずれをいち早く処理することが可能だと思いますが、これまで私どもが今回提案させていただくに当たって、実績として商談成立ということでも、いろいろと進出協定の締結、それから締結に基づく事業計画を実施されて、土地の価格を契約し、土地開発公社との売買までというのは相当ある一定の期間がございました。これを基に何とか迷惑のかからない形で予算化も図ってまいられるんじゃないかというふうに考えまして、債務負担行為のみとさせていただきましたが、今議員のご指摘のありました、五、六カ月ずれることに関しては、迷惑のかかる分もまだ残されていると思います。今後、こういうことのないよう、予算措置の在り方についても財務部と十分協議をしながら事業の効率化を図ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) お願いにはなるんですが、プロポーザルにかけられるようでありますが、かける前に条件設定というのをきちっとされないと、相手方に対して失礼だと思います。何よりこの議案が債務負担行為という自体が、この議案にそぐわないというふうに考えておりますので、再度、分科会での慎重審議をよろしくお願いしておきます。 続きまして、旧大島邸管理運営費、この中で宿泊に伴う云々というのが18万円、大島邸利活用懇話会と連携した利活用を39万円予算計上されておるみたいでありますが、まず宿泊に伴う分で誰が行い、何組、何人を想定されているのか。また、宿泊料の設定についてはいかが考えられているのか。併せて宿泊については建物の設置目的、これに合いませんけれど、どうお考えか。続いて、旧大島邸利活用懇話会、この事業内容及び懇話会はいつまで続けられるのか、答弁願います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 旧大島邸の宿泊事業ということでございました。旧大島邸の宿泊事業に関しましては、旧大島邸と市の文化観光資源が連携した利活用の具体案の企画提案及び実証として文化資源を活用したコンテンツの創出や利活用に対する企画費、プロモーション費で145万円、宿泊事業に伴う朝夕の食事代、立ち寄り湯等への入浴料を含めた市内施設の周遊代、リネン借り上げ代を含めた費用を18万円、それと旧大島邸の利活用懇話会と連携した利活用事業を39万円、事業実施に伴う庭園維持、清掃が98万円といたしております。 何回ぐらいを想定しているかということでございます。今回は検証として3回程度を今考えているところでございます。それから、懇話会がいつまでかということで、実は今年度懇話会を立ち上げておりまして、来年度、令和4年度も懇話会と、それから今回実施をされる業者さんとの連携を図っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) 答弁漏れがありました。宿泊は誰が行い、何人、何組を想定されているのか。宿泊料の設定は。また、懇話会の事業で39万円計上されておりますけど、その事業内容を教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 宿泊事業が何回ぐらいということでございますが、実施はプロポーザルの選定をいたしますので、その団体が実施をされます。令和4年度のうちに3回ぐらい、1回、3人、4人を3回ぐらい開催をしたいと思っています。 それから、宿泊事業についての懇話会については現在立ち上げをしておりますので、その中の39万円、これは委員さんたちの費用ですとかそういうふうなものが入っております。委員さんの報償費ということになります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大西康之議員。 ◆20番(大西康之君) この事業、いずれ旧大島邸自体が指定管理を考えられておるようであります。指定管理を決めてからやってもいいんじゃないかというふうに私は思います。 以上で、私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 進藤健介議員。 ◆24番(進藤健介君) 志政会、進藤です。1つだけ議案質疑をさせていただきたいと思います。 議案第49号、唐津市部設置条例の一部を改正する条例制定について質問したいと思います。本当は各細部にわたって、どういう考え方かということをそれぞれの部長にお尋ねしたいと思っていましたが、時間がありませんので、総論的に質疑をさせていただきたいと思います。 まず、今回の提案されたこの設置条例なんですけれども、この機構改革は、現在の機構のどこに不備があり、新しい目標を立ててその不備を改善していくというふうに考えたときに、そして、結果的に市民はどのような行政サービスの向上を感じることができるのかと。また、それによって財政がどのようにうまく循環していくかという、この提出された思いですね。そして、何をこれによってされようとしているのかというのが、設置条例ですので市長なのかなと思うんですけれども、これは割と早く副市長が各部と打合わせをしてその様子を私たち拝見しておりまして、今回の機構改革は今までと違うんじゃないかなと思っておりましたが、今までと同じような形で出てきております。今回はどのような思いで、そしてその思いを実現するために、この提案された組織が出来上がったと思うんですけれども、それによって市民サービスがどういうふうに向上するのかというのを総論でお答え頂ければと思います。 ○議長(笹山茂成君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 進藤議員のご質疑にお答えいたします。 まず、今回の機構改革はどのような思いで行ったのかということでございました。進化する唐津を実現するためには、令和4年度を本市のDX元年と位置づけをさせていただき、これからのデジタル社会など大きな時代の変化に的確に対応し得る市民の役立つところへと市役所が進化をしていかなければならないと考えまして、行財政改革や人材育成を推し進めていくことといたしたいと考えているところでございます。 そのためには、市役所の組織機構や公共施設を市民の視点で再編をし、地域特性を反映した組織へ見直す必要があると考えたところでございます。唐津の将来像を見極めながら、社会情勢に柔軟に対応する機構改革を行いまして、市民本位の行政サービス実現のために、機能的でスピーディーに動ける体制を整えていきたいと考えたところでございます。 また、目的でございますが、喫緊の本市の課題でございます、人口減少をはじめとした社会情勢の変化、また温暖化対策などに対処するとともに、交通対策並びに公共施設再編など、本市が取り組むべき行政課題の対応を強化をし、多様化しております市民ニーズに対応した持続可能な行政サービスを提供するよう組織を改編いたしたものでございます。よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(笹山茂成君) 進藤健介議員。 ◆24番(進藤健介君) 今市長がおっしゃったことは、その気になれば今も組織の中でもできるんですよ。この組織図の中をどこがどう動くかというのを見たときに、新しく入っているのはDX推進室ぐらいであって、そこを設置するというのは私は何も言うことはありません。でも、ほかのところは、今の組織で今の部長たちがその気になって、部下を動かして考え方を変えてやればできる仕事ばっかりですよ。違いますか。今年の今の機構でつくった予算ですよ。それを令和4年度使うわけですよ。自分のつくった予算書に、机の上に乗せて隣の課に行って仕事をするんでしょう。今年やった仕事と来年やった仕事なんて何の変化もありません。どこが機構改革ですか。職員の仕事の職責の名前を変えて、机を持って移動させる引っ越しじゃないですか。 そういった中で、前回、平成30年の6月22日に機構改革を峰市長がされております。そのときに初めて市長になって機構を動かすのは、やっぱり外から見とって違うようにやりたいという気持ちは分かります。それで、商工観光部だったのが経済観光部、交流文化スポーツだったのが恐らく未来創生部、企画部だったのが政策部に変わっております。じゃあ、以前と変わって、今はどこが悪くなったか、どこがよくなったか。以前、峰市長がされた機構改革の中で、皆さんが仕事をやってこられて、そしてどこがまずくなったかというのがあるから機構改革をやるわけでしょう。前回の機構改革の中での反省点というのがどこにあるのか。これは気づいた方だけでもいいです。例えばそれぞれの部長さんが、私たちがここでこうなって、私たちはここで困ったということがあったら手を挙げて言ってください。まとめた政策部長でも、副市長でも、峰市長でも構いません。どこが駄目だったのかなという思いがある人がいらっしゃるなら手を挙げて言ってください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 進藤議員のご質疑にお答えいたします。 今回の機構改革で大きなものとして部の変更をさせていただくということで考えをまとめたところでございまして、その中で未来創生部を地域交流部に、市民部を市民環境部と、経済観光部を経済部、スポーツ局を新設するという考えで機構改革を考えたところでございます。 そうした中で大きく変わるところとしましては、未来創生部があるかと思います。未来創生部は先ほど議員ご案内のように、平成30年の機構改革で人口減少、地域コミュニティの希薄化への対応として、住民定住促進、公共交通対策、男女共同参画社会の実現と市民が安心して住み続けたいと思える未来志向の地域づくりを推進するということで設置した部でございます。 そうした部の中でその後4年間を総括しますと、様々な施策を実施していく中で徐々に浸透してきたところではございますが、当初、部の名称が何を目的とした部署か伝わりにくいという点はございました。また、部の方針として、様々部の中に課がございますけれども、考え方の方向性を合わせづらいという状況もございました。部の目標や方向性を分かりやすく一致させるというところで必要性があったかとは思っております。そうした部分を大きく地域交流部ということで新たに見直しを考えたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 進藤健介議員。 ◆24番(進藤健介君) 分かりにくいのも確かです。ただ、そこに慣れてきたときに、また変えればまた分かりにくくなるでしょう。市民の一番サービスは、市役所がどういう課、どういう部で、どういう仕事をしているか、どういう係があるかというのが分かるのが一番最初の市民サービスのスタートですよ。それを自分たちの都合で課の名前を変えたり、係の名前を変えたり、誰のための仕事なのか、誰のための機構改革なのか分かりません。 それから、具体的に2つだけお願いいたします。経済観光部から経済部になって、そこの観光が交流部に、この交流部に行った原因というのは、何で経済と観光を外す必要性があったのか。外すことによって観光が伸びる要素がどこにあるのか。これが交流ということであれば、スポーツの交流は何で交流部から外したのか。その交流の定義と経済と観光を離した理屈、それから交流部行って、国スポが終わったらまたどこかの部に入るんでしょう。中途半端な失礼なことです。よく担当部長が反対しなかったなと思いますけれども、担当部長が答えるならいいですけれども、商工の中で観光と経済を別で、これは交流から始めるんだということであれば、唐津市観光地経営プランの2022年度版というのは書き直してほしい。経済のこと書いてあるんですよ。もうかる仕事をやります。観光業でもうかりますと。もうかる観光をやっていきますと言っていたあなたたちが、経済から離れるということですね。それであるならば、私たちはこれからの観光というものの方向性を、私たちも変えていかなければなりません。そのために何で外したかということを教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) ご質疑にお答えいたします。 地域交流部ですけれども、地域交流部としましては、交流による本市の魅力を発信することで人の流れを生み出し、地域活性化、観光力向上につなげていく部署として再編すると考えたところでございます。 今回の部分で観光が部として移管するわけでございますけれども、観光は人の流れ、人流、物流、経済の両方の部分に関わるものでございます。しかし、人口減少という大きな課題に対処するために、人の流れを生み出し、交流人口を創出する観光を地域交流部に移管するとしたところでございます。観光は、人が訪れて経済活動が成り立つものと考えておりまして、唐津の魅力を知ってもらい、自然景観や観光施設等の魅力に加え、地域の文化を知ることは、観光地としての魅力を上げ、交流人口の増加につながると考えております。 なお、からつ力の中の観光力にもございますように、唐津の観光資源の再構築を図り、唐津へ訪問客や関係交流人口が増加するよう取り組みを進めるとしておりまして、今後も観光としての取り組みを強化してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 進藤健介議員。 ◆24番(進藤健介君) それは経済と観光が一緒の部であってもできないということですか。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 先ほど申しましたように、地域交流部としましては、交流という観点から考えたわけでございまして、観光は先ほど申しましたように、両面ございます。人流と物流という両面に関わる分野でございます。しかしながら、今回の機構改革におきましては、人口減少という大きな課題に対処するために、地域交流部において、ほかの交流と含めて実施したほうがよいということで考えさせていただきました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 進藤健介議員。 ◆24番(進藤健介君) スポーツ局は何で外したんですか。部も持たないところになったんですか。スポーツの交流というのは関係ないんですか。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 今回スポーツ局の設置を考えておりますけれども、これは、令和6年度に開催される国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会に向け、スポーツ振興課を含め新たな局を設置するものでございます。これは、国スポ、全障スポの事務を機動的に行うために設置するものでございます。併せまして、スポーツ振興課の業務は継続させていただきますので、市民の方々がスポーツに親しまれる環境の提供は継続して行うということで、今回のスポーツ局の設置といたしましては、国スポ、障害スポの迅速な対応を図るために局として設置をさせていただくものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 進藤健介議員。 ◆24番(進藤健介君) 国スポだけ独立して、すぐ市長、副市長が上司になればいいじゃないですか。それと、今のスポーツ担当の部長は、そんなにさばけなくて迅速化が図れないということですか。違うでしょう。そしたら、ほかのところも迅速を図る、部長要らないじゃないですか。何でここの部門だけが部長が要らないのですかということ。国スポが終わったら、またどこかの部に入るんでしょう。市民の体育、スポーツの振興をしよるところに部長がおらん場所があるということがおかしいと思わないことが、あなたたちが機構改革しても何も進まないということですよ。何でスポーツ振興課は交流に入れなくてよかったんですか。そこだけ独立して、スポーツ振興だけ交流部に入れていいじゃないですか。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 スポーツ振興課の業務としましては、先ほど申しましたように、市民の方々がスポーツに親しめる環境を提供するということで、具体的に申しますと、スポーツ施設の管理運営や各種スポーツ教室、スポーツ大会の実施を行っているところでございますが、そうした部分におきまして、やはり今回令和6年度に予定されております国スポ、全障スポとの連携も非常にあるものと考えまして、今回スポーツ局の中に取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 進藤健介議員。 ◆24番(進藤健介君) 観光と経済を離して考えることができるなら、体育振興だけ交流部の中に入れたって、そのくらいの考えは出るはずですよ。簡単に考えているんじゃないですか、皆さん。県が局をつくったから市が局をつくるなんて、県のまねせんでいいんですよ。唐津独自でやればいいじゃないですか。私たちもそういうふうになると、委員会で審議するとき、これ僕たちのところで持っとくところじゃないかなと思いますよ。保健体育だから市民厚生にやろうかという議論も出てきますよ。あなたたちが考えると、よく考えてください。昔、政策部、企画部にあったやつが全部、今で言うたら地域創生部に行っているんですよ、未来創生部か。あなたたちがやりよってどうなったか分からんやつがぽっと来て、そこで成果が出ん、成果が出んて言うことじゃないとですか。成果が出たのはふるさと納税ぐらいじゃないですか。全体的に考えたときに、どのくらいの議員の皆さんがこれに賛成をされるか、ちょっと不安になってきますけれども。 もう一回聞きます。何で観光は経済と離さなければならなかったのか。それを離すことによって、観光がどれだけ伸びる要素と政策が打てる予算が、今回、そしたら組まれているのかということ。去年と同じことしかできない予算しか組んでいません。そしたら、今年はそれしかできんでしょう。去年と一緒じゃないですか。予算と一緒にあるべき、また、そしたらそこの中に条例改正とか業務の分担分けというのも見直してもっともっとする必要性があると思いますけれども、答えてください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 繰り返しになりますけれども、今回の機構改革は喫緊の課題であります。 ◆24番(進藤健介君) 繰り返しの答弁なら、聞いとるけん要らんですよ。議長、これで終わります。 ○議長(笹山茂成君) まだ答弁中です。 ◆24番(進藤健介君) 繰り返しの答弁とおっしゃったから、繰り返しだったら1回聞いているからもういいです。 ○議長(笹山茂成君) もうゼロなっとるけん、座って。 ◆24番(進藤健介君) だから帰りますよ。 ○議長(笹山茂成君) 言うだけ言わんね。 ◎政策部長(堀田信君) 喫緊の課題であります人口減少をはじめとした社会情勢の変化に対応するために行うものでございますけれども、大きく改変するのは、部設置条例の一部改正で提案させていただいております部局でございますが、それ以外の部分においても組織の見直しを考えたところでございます。本市が抱える様々な課題に取り組むに当たっては、そうした部の見直しのほか、人員の適正な配置、さらには予算化などを行うことにより進めていく必要はあると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 5番、清風会、井上裕文です。議案質疑をします。 令和4年度の一般会計当初予算案と令和3年度の一般会計補正予算案に関して、財政全般を、令和4年度の予算案のうち、総務費の新市民会館(仮称)整備Ⅰ期事業費(継続費2年度分)の1項目をそれぞれ質疑します。特に断りがない限り、予算案は令和4年度の当初予算案、事業名は新市民会館などとします。 最初は財政全般から行きます。まず、予算案の規模に関してです。現行の財政計画以前は、都市規模に見合った財政運営として予算規模700億円以下を掲げていました。現行計画では取り下げたものの、今も一つの目安ではあります。当初予算案の規模が700億円を11億円程度上回る約711億円と過去最大規模になった主な理由と歳入増、歳出抑制の取り組みをそれぞれご説明ください。 次は、新市民会館の整備事業費です。先日の江里議員の質疑分を割愛します。この事業には、多くの市民の意見が反映される必要があります。もちろん関連事業全体そのものの是非を含めてです。基本設計の公表方法とパブリックコメントなどで得られた市民の意見をどう反映させるのか、説明願います。 以上で1回目の質疑とします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 井上議員のご質疑にお答えいたします。 令和4年度当初予算案は、過去最大となりました令和3年度に次ぐ予算規模となっております。これは、新庁舎整備に係る経費が昨年度より減少したものの、本市の今後の発展に資する光ケーブル整備に係る補助金の計上などにより、投資的経費が約104億円となったことが主な要因となっております。 また、新型コロナウイルスワクチン接種や保育士等の処遇改善の経費、農村地域防災減災事業費の計上などにより、物件費自体が多額となっていること、また退職者の増加や会計年度任用職員の昇給等により人件費が増加したことも要因となっております。 歳入増の取り組みでございますが、玄海町からの負担金収入の適正化を行わせていただいたほか、引き続き市税その他の収入確保やふるさと寄附金の確保に努めることといたしております。また、予算への反映は今後となりますが、今後使用料の見直しも進めさせていただいているところでございます。 歳出抑制の取り組みといたしましては、まず2つの特別会計が廃止されたこと、また、経常経費の節減、事務事業の見直しに加え、こちらも今後に向けたものとなりますが、施設管理経費の削減のため、公共施設の再編に向け、普通財産の解体や売却に向けた経費を計上させていただいたほか、デジタル技術を活用した業務改善による効率化を進めることといたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 井上議員のご質疑にお答えいたします。 新唐津市民会館(仮称)整備事業費に関連しまして、基本設計の公表についてでございますが、基本設計の公表につきましては、パブリックコメントをはじめ基本計画策定に携わっていただきました策定委員会や作業部会といった方々、また、議会のほうにもしっかりとご説明した上でまとめまして、その後、市のホームページなどの広報媒体により周知を行いたいと考えております。 新たな施設が市民の皆様にとってよりよい施設となるよう、できる限りパブリックコメントなどで寄せられる市民の方々のご意見、議会でのご意見を踏まえて、設計に反映していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 財政全般を再質疑します。 1回目の質疑で予算案が総額約711億円という過去最大規模になった主な理由は、光ケーブル整備の補助金計上などで、投資的経費が約104億円になったことという答弁でした。 以下、歳入を個別に見ていきます。予算案の対前年度比で、市税はコロナ禍による経済の落ち込みなどが懸念されていたものの、前年度比2.3%増、3億円弱増えて124億円余りに上り、財政計画のほぼ収支見通しどおりとなりました。増えた要因をお示しください。 さらに国が徴収した特定の税収を一定程度自治体に譲り与える地方譲与税、法人に対し課税する法人事業税交付金、都道府県税の一つで税収の半分を市町村に交付する地方消費税交付金、歳入全体の約4分の1を占める国からの地方交付税、全体の約15%を占める国庫支出金、一般会計や特別会計、基金会計といった基金間のお金の移動を示す繰入金はいずれも伸びています。増加した理由をそれぞれご説明ください。 また、仮に予算案が通過しても、ガソリンのトリガー条項凍結撤廃の動きやウクライナ侵攻に伴う一層の物価高など、社会情勢を完璧に見通すのは困難です。社会情勢の変化に伴う歳入減のおそれに対する見解をお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 まず、市税でございますが、増収を見込んだ主な内訳といったところでございます。そもそも歳入につきましては、令和3年度につきまして、新型コロナウイルスの関係の影響上を勘案いたしまして、若干歳入については厳しめに見ていたというところが前提としてございます。 そういった中で令和4年度の伸びでございますけれども、法人市民税が約7,400万円、固定資産税が約1億8,400万円伸びております。法人市民税につきましては、令和3年度中の調定実績を踏まえ増収を見込んだものでございます。また、固定資産税につきましては、太陽光発電施設の設置等による土地への課税額の増加や新型コロナウイルス感染症の影響に伴います償却資産等に伴います軽減措置が終了すること等によりまして、増収を見込んだものでございます。 次に、地方譲与税でございますが、前年度比で10.2%、約5,200万円の増と見込んでおります。主な要因は、自動車重量譲与税と森林環境譲与税でございます。自動車重量譲与税につきましては、令和3年度中の交付実績や新車販売台数の伸びを踏まえまして、3,500万円の増を見込んだところでございます。 森林環境譲与税につきましては、国から地方への交付総額が引き上げられる計画であることから、1,500万円程度の伸びを見込んでいるところでございます。 次に、法人事業税交付金でございますが、前年度比で11.7%、約1,400万円の増と見込んでおります。法人事業税自体の増収が見込まれていることと、令和4年度より市町への案分方式が変更されまして、交付割合が増加となりますことから増収を見込んだものでございます。 次に、地方消費税交付金でございますが、前年度比で1.6%、約4,200万円の増を見込んでおります。これは、国が示した地方消費税収入見込み額が増額となっていることや、令和3年における交付実績額が、前年度同時期比で増加していることなどを踏まえまして見込みを立てたものでございます。 次に、地方交付税でございますが、前年度比で9.4%、約16億9,000万円の増を見込んでおります。予算額は、国の地方財政計画における伸び率等を考慮いたしまして見込んだものでございますが、国において財源不足の地方折半分でございます臨時財政対策債への振り替え額が67.5%減少すると計画をされていることから、本市におきましても、臨時財政対策債が約14億4,000万円減少いたしまして、その分が地方交付税で措置されるという見込みの中、大幅な増となったものでございます。 次に、国庫支出金でございますが、11.5%増を見ております。約10億7,000万円の増でございます。こちらにつきましては、新型コロナウイルスワクチンの接種事業費や保育士等の処遇改善経費、災害復旧費などの増額に伴い増となったものでございます。 次に、繰入金でございますが、対前年度比で11.5%、約6億2,000万円の増となっております。最大の増額要因は、情報化基盤光ケーブル推進事業補助金の財源として、14億2,000万円を繰り入れたものでございます。 そうした中で、今後のいわゆるトリガー条項と議員からご案内がございましたけれども、トリガー条項につきましては、ガソリン価格が高騰したときは揮発油税を引き下げることができるようにした制度でございますが、こちらにつきまして試算を本市でも行ったところ、地方譲与税のうち地方揮発油譲与税に影響するものでございまして、総務省の試算の下に計算をいたしますと、仮に年間を通してトリガー条項が適用となった場合には、本市におきましては、約1,700万円ほどの減収が見込まれるところでございます。 こういった中でこういった制度が発令されますと、減収することが見込まれるわけでございますが、現状では当初予算におきまして、財政調整基金等は現在繰り入れていない状況でございまして、今後の経済動向を見ながら、こういった基金の活用と調整をするための基金のほうを活用しながら、移譲をかけてまいりたいと考えているとこでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 歳入の内訳を個別に伺いました。冒頭のご答弁にあった歳入増の取り組みをさらに進めてください。次に移ります。 借金に当たる市債に移ります。市債は対前年度比42%減、49億円余り減り69億円弱と大幅に減少しました。 財政計画の収支試算では、市債による歳入が86.5億円を想定したもののこの数字を下回っています。これらの要因をお示しください。 加えて、市債の発行残高とそのうちの純借入残高、市債の主な使途、使い道に関しても、併せてご説明ください。計画上は令和4年、2022年度で市債は905.1億円うち、純借入残高286.4億円です。市債残高に関しては、市民1人当たりの市債残高もお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 市債額が前年度に比べまして、減少した大きな要因につきましては、新庁舎整備事業費のための庁舎整備債が約47億円の減となったところでございます。また、財政計画を下回った大きな要因は、先ほど来申し上げているとおり、臨時財政対策債が約14億4,000万円の減となったところでございます。 これにより、市債の発行残高は、令和4年度末で約890億2,000万円うち、純借入残高は約288億8,000万円になると見込んでおります。これを市民1人当たりに換算いたしますと、直近の1月末の人口規模で計算いたしますと、負債の残高は1人当たり約75万3,000円、純借入残高では約24万4,000円となるものでございます。 市債の主な使途といたしましては、新庁舎整備事業費継続費分が約15億8,000万円、情報化基盤光ケーブル推進事業補助金が約10億円、西部学校給食センター(仮称)でございますが、整備事業費が約7億8,000万円、新唐津市民会館(仮称)整備事業費が約6億2,000万円程度となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 原議員の質疑でもあったように、公債費負担比率、実質公債費比率はいずれも悪化しています。財政運営に万全を期してください。 次に参ります。財政計画では、借金するには交付税措置として国が一部肩代わりしてくれるものを優先するとしています。ただ行政サービスの財源不足を穴埋めする、いわゆる赤字公債と、世代間の負担を公平にする建設公債は分けて考える必要があります。 当初予算案を受けた後の市債の内訳をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 地方自治体におきましては、国のように特例法を制定して独自の判断で赤字公債を発行することはできませんが、国が財源不足のために普通交付税の交付ができない場合に、自治体側でその分を起債する財源の振替措置としての臨時財政対策債が、マクロベースで申し上げますと、行政サービスの財源不足を穴埋めするものといったものに当たるかと存じております。 令和4年度では、市債68億9,200万円程度のうち、臨時財政対策債が5億9,075万5,000円となっておりまして、それ以外の市債が63億130万円程度となっております。 なお、臨時財政対策債に係る元利償還金につきましては、後年度に全額国から普通交付税で措置されていることとなっているものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) ご答弁にあるように、臨時財政対策債、いわゆる臨財債はいずれ国から戻ってくるとはいえ、国の財源不足を地方自治体が肩代わりして、自ら穴埋めするという仕組みです。戻ってくるから大丈夫だというのは、一つの考え方であるものの、潜在的なリスクがございます。この臨時財政対策債の歳入分は5億9,075万円と、これは市ではなく、国の苦しい台所事情があると伺えます。市債残高のうち、臨時財政対策債が占める割合を過去10年程度でお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 毎年度の市債残高のうち、臨時財政対策債が占める割合でございますが、直近の10年間を見ますと、おおむね30%前後で推移をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 市債のうち大体3割が臨時財政対策債と理解いたしました。 次は、歳出に移ります。 款別、大きな目的別の歳出が増えたり、減ったりした要因をお答えください。内訳は歳出全体の約2割に当たる総務費、約3割の民生費のほか、衛生費、農林水産業費、消防費、前年度比で約5倍になった災害復旧費です。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 目的別の歳出の増減要因でございます。 まず総務費につきましては、対前年度比で12%、約19億2,000万円の減となりました。新庁舎整備の関連経費が約48億9,000万円減少したことが、最大の要因でございます。 情報化基盤光ケーブル推進事業補助金24億2,000万円の計上や新唐津市民会館(仮称)整備事業費約3億6,000万円の増などの増加要因があるものの、差し引きでは大幅な減となったものでございます。 民生費につきましては、保育士等の処遇改善に伴います2億9,000万円ほどの経費増や久里放課後児童クラブ施設整備費約2億4,000万円の計上、障害福祉サービス費約1億8,000万円の増といった増額要因はあるものの、対象者の減に伴います老人保護措置費や扶助費の減などにより、前年度比1.4%、約3億円程度の増にとどまったところでございます。 衛生費につきましては、前年度比8.5%、約5億7,000万円の増となっております。この中身は新型コロナウイルスワクチン接種事業費、約4億円の計上、子宮頸がんワクチンキャッチアップ等に伴います予防接種費の約8,000万円の増、清掃センター最終処分場適正化事業費、約5,000万円の計上などによるものでございます。 農林水産業費は、前年度比13.3%、約5億8,000万円の減となっております。9億7,000万円ございました佐賀牛産地確立拠点施設整備事業補助金が終了したことが最大の要因でございます。このほか農業基盤整備促進事業費、約2億2,000万円、農村地域防災減災事業費、約1億4,000万円の計上や浜崎漁港海岸侵食対策事業費、約5,000万円の増などがございますが、差し引きでは大幅な減となったところでございます。 商工費は28.4%、約4億1,000万円の増となっております。前年度は補正予算で計上いたしました市制度融資の預託金のほか、関連経費約3億6,000万円を今回当初予算に計上したことに加えまして、メディア活用推進費、約9,000万円の増、唐津産品販路拡大事業の経費が約5,000万円の増となったことが要因でございます。 消防費は8.5%、約2億1,000万円の減となっております。こちらは防災情報ネットワーク整備費、約4億9,000万円の事業終了は最大の要因となったところでございます。 災害復旧費は、前年度比で約5倍、4億5,000万円ほどの増となっております。こちらにつきましては、令和3年8月の大雨により被災をした農地農業用施設の復旧費として約2億1,000万円、平成30年7月豪雨により被災をした土木施設の復旧費として約2億6,000万円を計上したことが大きな要因となっております。 また、近年の災害の激甚化に鑑み、農地農業用施設復旧費及び林業施設復旧費につきましては、例年計上いたしておりました各300万円程度から各1,000万円程度へ、土木施設復旧費につきましては、例年の1,200万円から4,000万円へ、当初予算額を引き上げまして、迅速な初動対応ができるようにしたところも理由の要因となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 歳出を今度は性質別で見ると、いずれも減らすことが難しいとされる人件費や扶助費、公債費で構成する義務的経費が歳出の約半分、主にソフト事業に充てられる一般行政経費が約4割弱、支出の効果が長期にわたる投資的経費は1割強を占めています。特に、令和6年度に100億円以下とする投資的経費は予算案段階で、それを上回っております。 性質別では、義務的経費がほぼ半分を占めており、財政の硬直化が一定程度進んでおります。これは長年にわたる傾向ですが、どのような改善策を図って今回の予算案に至ったのか、教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 これまで予算編成に当たりましては、歳出の約半分を占める事務的経費のうち、人件費につきましては、定員適正化計画による適正化、公債費につきましては、投資的経費の抑制や有利な起債の選択等による負担の軽減に努めてきたところでございます。 これにより、人件費につきましては、合併当初の平成18年度と比較いたしますと、約13億3,000万円、ピークでありました平成21年度と比べますと、約17億円減少したころでございます。 公債費につきましても、平成18年度と比べて、約5,000万円、ピークでありました平成22年度と比べますと、約13億8,000万円減少したころでございます。 一方、扶助費につきましては、近年は横ばいで推移をしているところでございますが、平成18年度と比べますと、約55億円増加をしているところでございます。扶助費につきましては、制度的なものもあり、抑制は困難でございますので、財政硬直化の緩和に向けまして、引き続き財政計画に基づき、人件費の適正化、投資的経費の抑制と起債残高の適正管理に努めてまいりたいと存じているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 財政計画を読んでも、令和6年4月1日までの年間の給与費及び共済費は増加傾向です。人件費の適正化は、現状として困難なので、再考の余地があります。公債費は減ったというご答弁でした。棒グラフにすると分かりますが、高止まりしているというのが、私の見解です。 扶助費の抑制は困難という認識には同意します。ただ、次の業務改善の中で努力するようお願いします。 次に行きます。 次は、予算編成の過程をどう生かしたのかという質疑です。例年秋から財務部から部課長クラスに対し、予算編成方針を示して、予算要求を始め、数々の折衝や査定を終えて、予算案をまとめると理解しています。 昨秋の、例えば秋の予算編成の方針が、今回の当初予算案にどのように反映されたのかご説明ください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) ご質疑にお答えいたします。 令和4年度当初予算の編成にあたりましては、進化する唐津の始動というテーマの下、からつ力をさらに伸ばすための事業に取り組むこと、デジタルトランスフォーメーションの取り組みを進めること、事務事業の廃止や削減、効率化へ向けた業務改善等に取り組むことなどを、基本方針として示したところでございます。 同時に義務的経費並びにデジタルトランスフォーメーションの推進及び新型コロナウイルス感染症対策にかかる臨時的な施策経費を除き、基準額から2%以上の削減、いわゆるシーリングを行うこととし、各部においてこの枠内で事業の取捨選択や見直しを行い、各部長の最終的な判断により、要求を編成することを求めてきたところでございます。 この結果、からつ力及びデジタルトランスフォーメーションにつきましては、今回の166のからつ力事業とDX関連事業につながったところでございます。 一方で、歳出の抑制等につきましては、施設の民間移譲や廃止により、2つの特別会計を廃止したほか、シーリングを踏まえて、一般行政経費につきましては、各部で節減がなされてきたところではございますが、施策経費の取捨選択や見直しにつきましては、限定的な取り組みにとどまったというところは現状でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 私たちの会派清風会が求めていたところでもありますが、各部が一定の枠の中で、一律2%を削減し、事業の取捨選択や見直しを行ったというのは大きな進展だと考えております。 部長をはじめ、幹部職員の手腕と責任が問われます。一方残念なのは歳出削減効果が限定的だったということです。からつ力事業らの関連経費がかさんだというのが要因だと理解しました。この点は積極的に攻めの姿勢を見せたという見方もできます。 ただ、決算時に検証できるようにしっかりと資料やデータを揃えてください。 次に移ります。事前配付のパワーポイントの資料には、からつ力事業として、さきのご答弁があったように、166事業207億円余りが当初予算案に盛り込まれていることが分かります。 一般会計と特別会計、それぞれの総事業数、事業の数についてお示しください。できる限り長期の推移でお願いします。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 令和4年度の一般会計の総事業数は803事業、特別会計の総事業数は、企業会計を除く5つの特別会計の合計で116事業でございます。 過去からの推移でございますが、平成26年度と令和4年度の当初予算の総事業数を比較いたしますと、一般会計では84事業、9.5%の減、特別会計では33事業、22%の減となっております。なお、特別会計自体は、会計数自体も8会計から5会計に減少しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 年度ごとで増減はあるものの、過去10年間程度では、一般会計、特別会計ともに事業数は減少傾向というご答弁でした。事業の廃止、縮小はいい仕事に集中していくためにも重要です。 ただ、一般会計に関しては、令和4年度は3年度より45事業多い、増えております。事業の見直しが進んでいないと見られるので、さらなる努力を求めます。 次に移ります。令和3年度の歳出予算で使い切れずに残る不用額の見込額と、令和4年度の財源として、どれくらいそれを活用するのでしょうか、お答えください。 ○議長(笹山茂成君) 草野財務部長。          (財務部長 草野 陽君登壇) ◎財務部長(草野陽君) 再質疑にお答えいたします。 令和3年度の最終予算額は、今回補正により908億5,286万3,000円となったところでございます。現時点で、このうちの具体的な不用額を見込むことは、現状執行中でございまして困難でございますが、過去5年間の決算の平均額を見ますと、実質収支額は平均約10億円程度となっておりまして、今年度におきましても、同程度を想定することになろうかと存じております。 このうち半分以上は地方自治法の規定に伴いまして、基金へ積立てを行います。財源として活用できる剰余金といたしましては、約4億8,000万円程度になる見込みでございます。 この剰余金につきましては、9月補正におきまして、繰越金として歳入することとなりますので、その後必要に応じまして、補正予算の財源として活用していくことになろうかと存じております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) ご答弁のとおり、基金の積立てや新たな財源として活用できます。いわゆる不用額がない使い切り予算ではなく、各部に効率化を求め、不用額を新たな事業の原資とする視点が極めて重要です。 会計全般における最後の質疑です。市長に所見を伺います。人口減少が進む中、持続可能な財政運営に向けて、どのように取り組むのか、併せて今回の予算編成に関する考え方と、行財政改革に向けた決意についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 峰市長。          (市長 峰 達郎君登壇) ◎市長(峰達郎君) 井上議員の再質疑に答えをいたします。 本市の財政運営は厳しい状況にありまして、今後も厳しさを増すものと認識をいたしているところでございます。 ボートレースやふるさと寄附金により、臨時的な経費に充てる財源は一定程度確保できていますが、これは不安定な財源でございます。片や歳入の中核であり、安定的な財源である税収について見ますと、産業構造上、法人関連税収が少ないことに加え、人口減少化では、他の税目につきましても、大幅な伸びは見込めないのが実情でございます。 この状況下で、持続可能な財政運営を行うためには、行政サービスに対する受益者負担の適正化を進めるとともに、歳入に見合うよう、歳出を削減し、基礎的な行政サービスを含めた真に必要とする施策に、安定的かつ継続的な財源を措置していくしかございません。 そのためには、聖域を設けることなく、事業の取捨選択や抜本的な見直しを行い、将来負担の軽減を図り、健全化へ取り組む不断の努力を続けていく必要があると考えているところでございます。それが行財政改革の取り組みであり、公共施設再編の取り組みでございます。 一方で、削減ばかりでは、唐津の未来は描けません。光ケーブル整備に対する補助金のように、今後の発展につながる投資はソフト事業も含め、適切に行っていく必要がございます。それが今回予算編成における、からつ力を伸ばす取り組みであり、DXの取り組みでございます。 貴重なボートレースからの繰り入れやふるさと寄附金の収入は、将来の発展に向けた取り組みのために活用すべきものと考えるところでございます。引き続き持続可能な財政運営に向けた行財政改革と将来へ向けた新たな投資について、めりはりをつけて取り組んでまいりたいと存じております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 削減ばかりでは、唐津の未来は描けないという点は大いに共感します。めりはりをつけた行財政運営に期待して、次の項目である新市民会館関連の歳出に移ります。 1回目の質疑では基本設計の公開に関連し、関係者や議会に説明してまとめ、市のホームページなどで周知し、できる限り、いわゆるパブリックコメントや議会の意見を設計に反映させるという趣旨の答弁でした。 市のホームページの公表は当然なので、などの部分をしっかりと考えてください。また、唐津市全体に言えることですが、ホームページの公表に関してはPDFファイルを貼りつけただけで、公表していると説明する事例が大半です。PDFファイルをクリックする人はごく一部だと想定しましょう。ちゃんと周知して市民に伝わり、市民の意見が反映することを意識してください。 次に行きます。仮に施設建設が進んだとして、より多くの人が使う施設でなければなりません。そこで、利用計画をつくるの、つくらないのか、つくるとしたら、どのようにつくるのかお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 新たな市民会館につきましては、多くの方が気軽に立ち寄れ、人々の交流が生まれるにぎわいのある場所を目指すとともに、利用される市民の方にとって使いやすく、多様な演目に対応できるホールや期待される施設機能を備えるなど、活動の幅が広がる施設となるよう、整備事業を進めているところでございます。 多くの方に利用していただくためには、現在行っております整備事業と併せまして、利用が見込まれる団体やイベントプロモーターなどへのPR活動を計画的に行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 大まかな利用計画の策定スケジュールでも示したほしかったというのが正直なところです。 PR活動を計画的にということですが、その計画自体に関する質疑をしているわけです。利用計画は整備の進捗に伴い、ある程度同時併行で進めなければなりません。 次に行きます。利用計画と同じように管理経費、いわゆるランニングコストも重要です。管理経費計画をつくるのかどうかご説明願います。
    ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 施設を整備するに当たりましては、建設費用のコスト低減はもとより、建設後50年先を見据え、ランニングコストを抑えることができる機械やシステムの導入、また補修、更新が容易に行える設備を選定するなど、維持管理費の低減に十分配慮する必要がございます。 新たな施設における運営体制や事業内容、また施設の維持管理に関する管理運営計画の策定につきましても、検討を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 管理運営計画策定の検討を進めるという答弁でした。 現時点で完成を目指しているとするならば、いつまでにやると答える必要があります。条件付でも一般論でもいいです。個別の計画策定を求めているわけではなく、最終的な解体、廃棄処分、そこまで見越し上で、総費用を、何らかの形でも、どこかの時点で明らかにしないと、関連議案全体の判断もできません。 最後の質疑です。基本設計の後はいよいよ実施設計が待っています。現時点では費用や基本設計のスケジュール、議会の説明日程といったもろもろが明らかになっていないのが現状です。 基本設計後に改めて、この事業を巡る課題や問題点を整理して議論することが必要ではないでしょうか。お答えください。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) お答えいたします。 実施設計につきましては、基本計画及び基本設計を踏まえまして、新たな施設の詳細な設計図を作成し、建設に必要な費用の算出を行っていくこととなります。実施設計の前に、まとめます基本設計において、市民の方や基本計画の作成に関わっていただいた方、または議会へご説明した上で、その意見を踏まえ、基本設計をまとめていきたいと考えております。 以上ございます。 ○議長(笹山茂成君) 井上裕文議員。 ◆5番(井上裕文君) 市民や基本計画策定の関係者、議会の意見などを踏まえて、基本計画をまとめていきたいというご答弁でした。 議論が必要ですもんねという問いなので、必要なのか、そうではないのか、それとも違うのか、ご答弁いただければありがたかったです。 これで、私の質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 6番、清風会、大宮路美奈子です。今回、議案第1号、令和4年度唐津市一般会計予算から19項目、議案第11号、令和4年度唐津市モーターボート競走事業会計予算から2項目通告しておりました。その中で総務費のからつ力向上推進費、消防費の防災対策諸費、教育費の近代図書館施設等整備費は前任者の質疑で理解できましたので、取下げます。民生費の母子生活支援施設諸費と母子生活支援施設費も取下げます。 では、まず令和4年度唐津市一般会計予算中、総務費からお伺いします。 移住促進プロジェクト費についてですが、令和3年度の当初予算は782万2,000円でした。令和4年度は4,551万円の予算となっておりますが、事業の内訳についてお伺いします。 次に、離島振興基金事業費についてですが、事業費の内訳として、島づくり事業補助金と離島留学事業補助金があります。向島では島づくり事業補助金を活用して、移住対策事業を実施されたとのことですが。この事業内容についてお伺いします。 次に、民生費より子ども・子育て支援事業費についてですが、事業内容に、病後児保育事業があります。ホームページを拝見しまたところ、2021年11月25日現在、病後児保育しろくまくんは、現在スタッフ不足のため、休止と表示されていました。この状況について説明をお願いします。 次に、子どもの新たな居場所モデル事業費についてですが、前任者の質疑で今回の事業をNPO法人博心館へ委託することは理解できました。子供の居場所とは子供たちにとって学校や家でもない、子供自身がほっとできる場所のことです。今回の事業については、市内全体に利用を希望する方々がいると思いますが、この点についてどうお考えでしょうか。 次に、保育士応援事業費についてですが、この事業費の内訳の中で、唐津市の単独事業として、保育士就職準備金給付事業支援事業がございますが、この対象となる方の条件として、復職の場合、3年以上経過していないと対象にならないという縛りがあります。というのは実際に、保育園に栄養士として勤務されていた方が、保育士を目指し、2年で資格を取り、今度は保育士として園に復帰されるという事例がございました。この3年以上空けるという条件設定が、何を根拠にされたのか、理解できませんが、この保育士応援事業費の目的は、保育士の確保だと、私は認識しております。柔軟に対応できる制度の見直しが必要だと思いますが、その点についてのお考えをお伺いします。 次に、母子家庭等自立支援教育訓練給付金事業費と母子家庭等高等職業訓練促進事業費につきましては、関連しておりますので、一括して質疑したいと思います。 この2つの事業は関連する事業のようですが、この2つの事業の特色や違いについて説明をお願いします。 次に、母子父子自立支援員費についてですが、支援員の配置状況、配置場所についてお伺いします。 次に、衛生費の予防接種費についてですが、子宮頸がんワクチンキャッチアップの事業内容につきましては、前任者の質疑で理解できました。それではキャッチアップ期間が3年間とのことですが、期間の設定根拠についてお伺いします。 次に、空家対策事業費についてですが、事業内容に空き家バンク制度があります。ここ数年の空き家バンクへの登録状況と契約件数、マッチング率をお尋ねします。 次に、環境保全啓発費についてですが、事業内容に年2回の環境だよりの発行があります。市報と一緒に配布されますが、ここ数年の環境だよりを拝見させていただきましたが、表紙から暗い印象を受け、誰もが手に取って読みたくなるような工夫が感じられませんでした。環境だよりの発行の目的、表紙の意義をお尋ねします。 次に、消防費より、地域防災力向上促進事業費についてですが、前任者の質疑により、自主防災組織は市内に76結成されているとのことでした。それでは、各自主防災組織の活動状況についてお伺いします。 次に、教育費についてですが、西部学校給食センター(仮称)整備事業費(継続費初年度分)と西部学校給食センター(仮称)運営費(債務負担行為)につきましては、関連しておりますので、一括して質疑いたします。令和5年9月の稼働に向け建設予定ですが、進捗状況をお伺いします。また、市役所新庁舎も現在、資材不足で工事が遅れていますが、西部学校給食センター(仮称)の見通しはどうなのかをお尋ねします。 次に、モーターボート競走事業会計についてですが、開催費、特別競走開催費は関連しておりますので、一括して質疑したいと思います。令和3年度の開催費予算額625億円に対し、令和4年度開催費予算額が891億円に増加した要因についてお尋ねします。 以上で第1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 大宮路議員のご質疑にお答えいたします。 まず、移住促進プロジェクト費の経費内訳でございますが、令和3年度は当初予算で移住コンシェルジュにかかる委託費用と移住フェアの出張旅費や負担金、消耗品などの事務費で782万2,000円を、6月補正で加速化プロジェクト及び移住支援金の増額補正をお願いし、補正後の金額が1,982万2,000円となっております。令和4年度については移住コンシェルジュの設置ほかで579万7,000円、移住促進加速化プロジェクト費が1,191万3,000円に加え、移住情報発信プロモーションに係る費用550万円を新たにお願いするほか、唐津暮らしスタート支援事業補助金を拡充するため、令和3年度予算額620万円を2,230万円に増額し、要求をしていることから事業費が増加したものでございます。 2項目めでございます。向島の移住対策事業の内容ということでございました。向島の皆さんは、人口減少、少子高齢化の現状を何とかしたいとの思いを強くお持ちでございますが、現状としては非常に厳しい状況でございまして、令和2年度から移住対策事業の取り組みを開始されました。令和2年度にコンサルタントに依頼し、向島の歴史や文化、地域の現状、空き家調査に加え、島民でのグループワークを実施され、報告書をまとめておられます。現在島内にお一人幼児がいらっしゃいますが、その子のためにも関係人口の構築と将来的に移住者の迎え入れを実現することを目指して、取り組みを行っていくという方針を決定されております。令和3年度の取り組みとして、島の幼児と同世代の子を持つ家族をターゲットに、島での宿泊体験を計画されております。当初夏頃に宿泊体験を計画されておりましたが、コロナの感染状況により延期をされており、今月中旬頃に向島での家族宿泊体験を実施される予定となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 大宮路議員のご質疑にお答えいたします。 子ども・子育て支援事業でございます。病後児保育事業につきましては、委託先であるNPO法人唐津市子育て支援情報センターがスタッフを雇用して実施しております。保育士及び看護師等の2名以上の体制で行うことが原則でありますが、自主都合で退職されたため、現在事業を休止しております。委託先で現在スタッフを募集されておりますが、まだ人材が確保できていない状況でございます。 新型コロナの影響で利用者数は減少しておりますので、影響は少ないとはいえ、早急に再開ができるよう人材確保に努めていただくよう、要請しているところでございます。 次に、子どもの新たな居場所モデル事業費でございます。この事業の将来像としましては、市内全域において、学習支援や生活支援などの支援が真に必要な児童が支援を受けられるよう、この取り組みを波及させることでございます。そのためにまずはモデル事業として委託し、この事業を実施することで、この事業が子供たちに与える影響、実際の支援に当たっての要領や、企業からの寄附、クラウドファンディングの活用による資金調達による自立した運営方法、また運営に要するコストの適正化、効率化などのノウハウを収集するものでございます。そして、そのノウハウを市内全域にあります他の居場所事業の実施団体に提供し波及させていきたいと考えております。 委託先の実施団体が市内中心部に施設がありますので、モデル事業の段階では必然的に実施地域が中心部ということになりますが、その後の展開としましては地域の格差なく波及できるよう努めてまいりたいと考えております。 次に、保育士応援事業費でございます。この事業は平成30年度から保育人材確保事業として実施しておりますが、国の要綱改正と合わせ令和2年度に保育所に行ったアンケートによる施設や保育士の意見や意向を参考に、令和3年度に交付要綱の見直しを行い助成を拡充しております。 議員ご案内のように、保育士就職準備金につきましては、復職の場合3年以上経過していることが条件となっております。今回の見直しで保育士以外の保育所に勤務していた方が再就職する場合は、3年以上経過の適用はしない取扱いとするなど対象の範囲を一部拡大しております。 この3年という期間につきましても、実態を調査し、必要があれば見直しの検討を行っていきたいと考えております。 次に、母子家庭等自立支援教育給付金事業費及び母子家庭等高等職業訓練促進事業費でございます。この2つの事業はどちらも20歳未満の子供を養育する母子家庭の母、または父子家庭の父が対象でございます。 母子家庭等自立支援教育給付金事業は、就職に有利な教育訓練を受ける場合の講座等の受講費用の一部を補助するものでございます。 母子家庭等高等職業訓練促進事業は、就職に有利な資格を取得するために要請機関において就業している場合に生活費の支援を行うものでございます。なお、この2つの事業は、要件を満たせば併用して受給することができますので、該当される方には、その都度ご案内をしているところでございます。 次に、母子・父子自立支援員費でございます。 母子・父子自立支援事業は、母子家庭、父子家庭及び寡婦の自立の促進並びに福祉の増進を図ることを目的とするものでございまして、母子・父子及び寡婦の相談に応じ、その自立に必要な情報提供及び指導や就業能力の向上及び求職活動に関する支援を行っております。 この相談支援に当たる職員でございますが、福祉に関する相談や就労に関する相談業務の実務経験がある会計年度任用職員2名を、母子・父子自立支援員として配置しております。 次に、予防接種費でございます。子宮頸がんのキャッチアップ接種は、積極的な勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した方に対し、公平な接種機会を確保する観点から行われます。 今回のキャッチアップの対象は、積極的勧奨差し控えになった平成25年度以降に定期接種の対象であった方で、積極的勧奨再開となる令和4年度に定期接種の対象外となられる平成9年度から平成17年度に生まれた女性となります。また、キャッチアップ期間についてでございますが、接種機会を確保する観点から、一定期間実施することが必要ということで、一方、過度に短くした場合、短期間に集中し、希望しても接種ができないことがあること、また、過度に長くした場合、早期の接種を行う必要がないと誤ったメッセージにつながる可能性があり、接種のタイミングが遅れ、ワクチンの有効性が低くなる可能性があるということなどを考慮して、国により3年間と設定されております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 大宮路議員のご質疑にお答えいたします。 まず、空き家バンクの登録状況とマッチング率についてでございます。 空き家対策室では、空き家を有効活用して移住・定住を促進することを目的に、所有者から登録があった空き家を本市に移住したい人に紹介する空き家バンク制度を行っているところでございます。令和4年2月末時点で、空き家バンクの登録件数は累計で154件となっておりまして、その内訳は、平成28年度が16件、平成29年度が38件、平成30年度が14件、令和元年度が32件、令和2年度が32件、令和3年度の2月末までが22件となっております。このうち、成約に至った件数につきましては、これまで75件となっておりまして、平成28年度が5件、平成29年度が16件、平成30年度が11件、令和元年度が9件、令和2年度が19件、令和3年度の2月末までが15件となっております。 マッチング率につきましては、登録件数154件に対しまして、成約件数が75件でございますので、約49%となっております。 次に、環境保全啓発費でございます。 本市の環境だよりは、環境法やエコ活動、ごみの正しい出し方などをお知らせするために、年2回発行しておりますが、表紙につきましては、美しい風景の写真等があればその景観を守っていきましょうという意味も込めまして、これまで掲載をしてまいりました。しかし、過去の環境だよりを並べてみますと、議員ご指摘のとおり、同じような風景の表紙が並ぶことでインパクトに欠けている感じがいたします。 今後につきましては、例えば児童が環境に関するテーマで描いた絵を掲載いたしますとか、ごみの状況写真を掲載するなど、少しでも市民の皆様の目に留まるような工夫をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 地域防災力向上促進事業費についてお答えさせていただきます。 自主防災組織の活動状況ということでご質疑でございました。私どもが把握できております本年度の状況で申し上げさせていただきます。 まず、呼子女性防火クラブでございますが、クラブ主催で避難所運営訓練、また炊き出し訓練を実施されております。それから八幡町自主防災会では、地区の運動会に合わせまして、毎年のことですが防災訓練を実施されておられます。二タ子1丁目自主防災会は、3月11日のいわゆる東日本大震災をきっかけに、毎月11日に決められて自主防災会役員の方が集まられまして、防災に関する話合い等を実施されておられます。 また、自主防災組織の設立を目指されているという立場で、相知地区の社会福祉協議会が、相知区民を対象として防災訓練を実施されております。避難体制や避難経路の確認、応急担架での応急救護訓練、炊き出し訓練、そういった総合的な防災訓練を実施されておられます。 例年でございましたら、このほかにも事例がございますが、今年度に関しましては、コロナ禍ということで活動自体をちょっと自粛されてあるというところが多いという状況でございました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 大宮路議員のご質疑にお答えします。 西部学校給食センター(仮称)の進捗状況についてでございますが、令和2年度に基本設計を行い、令和3年度で実施設計を完了予定でございます。令和4年度から建設工事を行う予定でございますが、資材不足の懸念はございますが、現段階では予定どおり、令和5年9月稼働を目標とし進めております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤ボートレース企業局次長。          (ボートレース企業局次長 伊藤政行君登壇) ◎ボートレース企業局次長(伊藤政行君) 大宮路議員の令和4年度モーターボート競走事業会計予算に関するご質疑にお答えいたします。 開催費が前年度予算額と比較して増加した要因でございますが、開催費の主な内訳を申し上げますと、レースの払戻金及び返還金が731億8,392万円が大半でございますが、そのほか、モーターボート競走法の規定に基づく日本財団や日本モーターボート競走会への交付金、電話投票関連として事務委託費及び中央情報処理センター利用料、場間場外発売事務委託費が主なものでございます。 こういった経費の合計846億6,616万円に対する令和3年度の合計額は586億9,494万円となっており、前年度比259億7,122万円の増となっております。 いずれの経費もレースの売上額に応じて一定の割合を負担するものでございまして、当初予算要求時の売上見込額が、令和3年度の656億円から、令和4年度947億円に増加したことに伴い、開催費全体についても増加したものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) それでは、移住促進プロジェクト費について再質疑いたします。 先ほどの答弁の事業費の内訳の中で、移住促進加速化プロジェクト費1,191万3,000円計上されていましたが、このプロジェクトは、移住希望者が希望する住居がないことで移住を断念されることから、移住用家屋の市場への流通を目的として、令和3年度から取り組まれていると認識しております。現在の取り組み状況についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 本プロジェクトの取り組み状況でございますが、この事業は議員ご案内のとおり、これまで移住希望者がマッチングする家屋がないことを理由として移住を断念するケースがあったため、使用してない家屋を掘り起こし、空き家バンクへの登録へ誘導することで市場流通化を図ることを目的として、令和3年6月補正で予算措置し、実施をしているものでございます。 まず、事業を受託するNPO法人唐津Switchにおいて、取り組みに従事するコーディネーターを募集し、神奈川県と埼玉県出身のお二人に10月1日から業務に当たっていただいております。 取り組み内容でございますが、居住用家屋の相談窓口の開設を行い、司法書士会や宅地建物取引業協会唐津支部をはじめ、空き家対策室との連携を強化し、相談受付体制を整えたほか、行政連絡員会、民生委員会の会合に参加し、事業内容などを説明しておりますし、今後も公民館長会へも参加を予定し、事業の周知に努めていくようにいたしております。 そのほか、市内の未使用家屋を所有している方などへの情報発信として、行政放送やホームページ、SNSなどで相談窓口の開設などの周知を行っているほか、今年の2月13日には、唐津Switch主催でリフレにおいて、市内外からオンラインで16名、会場参加が17名の33名が参加した空き家対策セミナーを開催されております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 私も先月そのセミナーに会場参加してまいりました。主催者側も33名という想定以上の参加者で、空き家の利活用を考えている方が多いと実感されており、セミナー終了後も今後の相談の予約受付等もされておりました。今後も伴走型でバックアップをして、居住の選択肢が増えることを期待します。 次に、唐津暮らしスタート支援事業補助金について再質疑をいたします。 前任者での質疑でもありましたが、国の制度と県の制度をもう少し詳細に教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 まず、国の制度で、いわゆる東京圏からの移住者に対する移住支援金の概要についてご説明をいたしますと、これは東京一極集中から地方への人の流れを推進するため、東京23区に在住または東京圏から23区へ通勤をしていた方を対象に、一定の要件を満たす方が移住をされた場合、単身で60万円、世帯で100万円の移住支援金を支給するものでございます。 受給要件として、移住前の住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上23区に在住または通勤していること、かつ住民票を移す直前に連続して1年以上23区に在住または通勤していること、転入後は、転入先自治体に5年以上継続し居住する意思があり、都道府県のマッチングサイト登録企業に就業するなど、転入元と転入先で要件がございます。 この支援金の財源につきましては、国が2分の1、県と市がそれぞれ4分の1となっており、国の地方創生推進交付金を活用して行う事業でございます。 また、令和4年度から移住者の世帯に18歳未満の世帯員がいる場合、1人当たり30万円の加算をするよう拡充予定となっており、市といたしましても、この拡充についても対応したいと考えているところでございます。 次に、県の制度についてご説明をさせていただきます。 この支援金は、佐賀県が令和4年度より地域における担い手不足の解消を目的として、佐賀暮らしスタート支援事業補助金として創設される予定の制度を活用して実施をするもので、国の制度と同様、転入前と転入後の要件がございまして、なおかつ転入時において49歳以下であるという条件がございます。 また、地域の担い手要件として、佐賀Uターンナビの対象企業に就業、または県が実施する起業支援金の交付決定を受けていることなど、担い手の要件を満たした場合に移住支援金として、こちらも単身60万円、世帯100万円が支給されるものでございます。財源につきましては、佐賀県が4分の3で、残り4分の1が市ということになっております。 また、この制度では、市の単独事業として18歳未満の世帯員がいる対象者については、国制度と同じ1人当たり30万円を加算し、効果的な制度というふうにしたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) いろいろと細かい条件がありますが、地域の担い手不足の解消、人口減少対策にもつながる事業ですので、分かりやすい周知をお願いいたします。 それでは次に、離島振興基金事業費について再質疑いたします。 各島で島づくり事業補助金の活用は様々だと思いますが、先日新聞記事で、離島留学が縁で加唐島でカフェ開業のために奔走されているご兄弟の記事を拝見しました。新たなチャレンジをされるキーパーソンとの協力が今後の島おこしにつながっていくと考えますが、島づくり事業補助金などを活用する場合に、今後の連携体制はどのようになっているのか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 加唐島でのカフェ開業の取り組みについては、島内で新たに店舗の経営を開始されますので、今後、島づくり事業実行委員会が企画するイベントや、島外で行われるマルシェや物産イベントへの出店など、島づくり事業実行委員会と一緒に相乗効果を得ることができるように連携していただくことを期待をしているところでございます。 また、からつ七つの島活性化協議会では、ホームページやフェイスブックによる情報発信をしておりますので、PRの面でも連携ができますし、新しいカフェを目的に加唐島にお越しいただくことで、交流人口の増加も期待できると考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) このご兄弟は、クラウドファンディングもされていまして、島への輸送費などを懸念されておりました。交流人口の増加も期待できると思いますので、後方支援をぜひお願いしたいと思います。 次に、事業費の内訳で、離島留学補助金に先進地視察の経費が計上されていますが、先進地の選定、視察の効果をどのようにお考えか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 離島留学の取り組みは、からつ七つの島活性協議会が実施されております。先進地視察にかかる経費を補助対象経費に認めておりますが、離島における留学事業に限らず、児童生徒の留学生受入れを実施されている地域団体を訪問し、調査や意見交換を実施されているところでございます。 近年は、コロナの影響もあり、視察先に出向くことを見送っておられますが、平成30年度には、徳島県美波町の漁村留学、令和元年度には、鹿児島県阿久根市の山村留学の先進地に訪問をされ、各視察先での留学事業の運営状況や受入れノウハウについて聞き取りを実施されているところでございます。 先進地視察で収集した情報を離島留学にフィードバックしながら、これまで家族留学、孫留学、里親留学、寮留学など、様々な形態での留学生受入れを実施されておりまして、令和4年度は、家族留学、孫留学、寮留学の3つの受入れ形態で留学生受入れを実施する予定と聞いております。 なお、令和4年度の視察先候補は、今後、からつ七つの島活性協議会で検討され、視察研修を実施されることになりますが、離島留学のさらなる充実を図られる予定ということでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 今年度、唐津の島留学が持続的な過疎地域の振興に向け、全国の優れた取り組みを表彰する過疎地域持続的発展優良事業表彰で、会長賞を受賞されました。これからは、唐津が先進地視察で選ばれ、全国から視察が来られることを期待しています。 それでは、離島留学の留学生の募集や周知方法、情報発信はどのように実施されているのか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 留学生の募集については、からつ七つの島活性協議会のホームページやフェイスブックで情報発信に取り組んでおられます。ホームページやフェイスブックは、どちらかといえば子供の留学先の候補を探しておられる保護者に向けての情報発信になります。児童生徒に対する情報発信については、小学生向けには、夏休み前に、福岡県、佐賀県全域で、西日本新聞社が配布されている小学生新聞に翌年度の離島留学生の募集記事を掲載されております。また、中学生に向けては、チラシを作成し、夏休み前に、福岡県、佐賀県の一部の地域に対し、学校を経由して生徒に配布していただくなど、情報発信と応募者の確保に取り組んでいらっしゃる状況でございます。 離島留学の志望動機を尋ねますと、多くの場合、留学をしたいとの意向を保護者に対して伝えられたことが応募のきっかけになっているようでございますので、情報発信については一定の効果があったものと捉えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 唐津の離島振興には、佐賀県も力を入れていきたいと考えていて、今年度複数の分野で、地域おこし協力隊の採用に取り組まれています。 今回、小川島で生活する「七つの島聞き書きすと」という募集で2名を募集されていますが、今後、この方との連携は考えていらっしゃるのか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 佐賀県が募集されている「七つの島聞き書きすと」は、唐津の七つの離島の皆さんの記憶を記録として残し、受け継ぐためのアルバム、聞き書きアルバムを七つの各島分作成するミッションと聞いております。 県の地域おこし協力隊の募集に関しては、県からの依頼もあり、本市の離島担当集落支援員が隊員の選考にも一部関わらせていただいております。 募集、採用段階から県と協力体制を取っておりますので、隊員が着任されミッションに取り組まれる折には、本市の集落支援員との連携が引き続き必要でございますので、しっかりとその辺の連携をやっていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 島の方々の意向や思いに寄り添い、今後の展開を期待します。 次に、民生費の子ども・子育て支援事業費について再質疑いたします。 病後児保育しろくまくんの受入れ体制については、利用者は減少しているから、真剣にスタッフを探されてなかったのではないでしょうか。また、しろくまくんのお休みは、土曜、日曜、祝日、11月4日、年末年始となっています。これは、利用者の方にとっても利用しにくい制度だと思います。制度の改善、見直しをお願いし、切れ目のない支援を整えていただきたいと思います。 次に、子育て緊急サポートセンター事業の利用についてですが、まん延防止等重点措置適用期間中の受入れ体制はどうだったのか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 子育て緊急サポートセンター事業につきましては、まん延防止等重点措置の適用期間中は、規模を縮小して実施しておりました。適用前は、サポーター宅での自宅預かりを実施しておりましたが、適用期間中は、サポーター家族、利用者の新型コロナウイルス感染防止のため、自宅での預かりを休止し、子育て支援センターでの預かりや送迎のみの対応を行っておりました。センターのみでの預かりのため、対応できる人数に限りはありますが、毎日利用いただいたという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) このコロナ禍、子育て世帯の孤立が懸念されています。子育て世帯の交流施設の閉鎖が余儀なくされています。このことについてどう対策を考えているのか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、必要な措置として部分的に施設の閉鎖を行っております。その中でも、子育て世帯の相談や子育て緊急サポートセンター事業など、子育て世帯が孤立することがないよう、必要な支援については継続して行っております。また、保健センターと連携し、保健師が乳児訪問する際、困り事の確認をし、支援につなぐなど、支援の必要な子育て世帯の方が孤立しないよう、つなぐ支援を行っております。 今後も、新型コロナウイルス感染症の動向を把握し、感染対策には十分配慮の上、可能な限りの支援を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 15時20分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 2時59分  休憩                     午後 3時20分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 続きまして、母子父子自立支援員費について再質疑いたします。 相談支援に当たる職員は2名で対応されているとの答弁でした。それでは、どのような相談内容を受けているのか、また、相談件数の実績をお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 相談件数の実績でございますが、直近で平成30年度が延べ903件、令和元年度808件、令和2年度860件となっております。相談の内容につきましては、健康上の悩みや求職・転職や資格取得の就業に関する生活一般の悩みが半数以上を占め、そのほかに公的な経済的支援に関する相談、そして子供の教育に関する相談などとなっております。 経済的支援に関する相談については、令和2年度が前年比約27%増の243件となっており、新型コロナウイルス感染症の影響が表れたものと思われます。 また、全国的には感染症の影響により、DVに関する相談が増えていると言われておりますが、本市では、平成31年度36件、令和元年度39件、令和2年度15件となっておりまして、この点についての影響はあまり見られていない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 令和2年度は経済的支援に関する相談が前年比約27%増の243件とのことでした。仕事と子育ての両立で忙しく、相談したくても相談に行けない方もいるのではないかと懸念されますが、待つだけでなくアウトリーチにより、こちらからの働きかけも必要ではないかと考えます。この点についてどうお考えかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 相談の受け付けは窓口への来所及び電話での対応でございます。相談受け付け後に経過の確認が必要と思われる案件については、その状況により今後の支援について関係機関と協議を行うため、訪問して現況を確認しております。 また、保健福祉事務所や婦人相談所等の関係機関と普段より連携し、情報を共有しておりますので、早急に支援を要すると思われる対象者に関しましては、各機関で調整し、協力しながら支援につなげております。 市報等により相談窓口については広報を行っておりますが、支援を求める人が確実に支援に結びつくよう、今後も相談窓口の周知に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 新型コロナの感染拡大は独り親世帯に深刻な影響を及ぼしています。平日の市役所の開庁時だけの相談受け付けではなく、土日や夕方にも対応可能な体制の検討もお願いしたいと思います。 次に、衛生費の予防接種費について再質疑をいたします。 前任者の質疑で積極的勧奨再開となり、周知方法や情報発信については理解できました。佐賀県は子宮頸がんの死亡率がワーストレベルとなっています。中でも子宮頸がんは30歳代、40歳代の罹患率が高く、20歳代の若い女性の発症も増えています。 子宮頸がんの積極的勧奨が再開となりましたが、あまりにも情報が少な過ぎます。唐津市保健だより2月号に子宮頸がんワクチンについてという記事が載っていましたが、「ワクチンにはサーバリックス(2価)とガーダシル(4価)の2種類があります」としか書いてありません。どのような違いがあるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 子宮頚がんはほとんどがヒトパピローマウイルスというウイルスの感染で生じるということが分かっております。このウイルスの中で、子宮頸がんの原因の5割から7割を占める型に対応するのが2価ワクチンでございます。4価ワクチンは、これ以外に性感染症などの原因ともなる型にも対応をしております。接種回数はどちらも3回で、標準的な接種間隔は2価が1回目接種後1カ月おいて2回目、その5カ月後3回目の接種、4価が1回目接種後、2カ月おいて2回目、その4カ月後に3回目を接種するということになっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 現在、定期接種で使用されているワクチンはこの2種類で、ジルガードという9価ワクチンは公費対象外となっています。9価は90%予防できるというデータもあります。 キャッチアップ期間を過ぎ、公費の補助がない場合は、3回接種で4万円から5万円かかるということ、HPVワクチンは性的接触の経験前に接種することが望ましいことなど、丁寧な情報の提供をお願いいたします。独り親家庭の父子家庭で娘さんを持つ父親の方にも分かりやすい周知を心がけていただくようにお願いいたします。 次に、空家等対策事業費について再質疑いたします。 この事業内容に空き家等の適正管理の推進、空き家の利活用の推進とありますが、どのように進められているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 まず、空き家等の適正管理の推進につきましては、空き家等が発生し、管理不全になる背景といたしまして、相続、市外での居住、高齢化等により適切に管理することが難しいなど、相続人を含めた所有者等の様々な事情がございます。また、所有者等であることの認識や空き家等が周辺の住環境に及ぼしている影響についての認識が薄いなど、所有者等の当事者意識の低さなどが挙げられます。 そのようなことから、住まいの引継ぎや管理についての話合いや所有者等への適切な管理の促進などについて、市報やホームページなどで意識啓発に取り組むとともに、所有者等からの相談につきましては、空き家対策室を総合窓口として対応し、空き家等の発生抑制や管理利活用等について情報提供等の支援を行っているところでございます。 また、周辺の生活環境に悪影響を及ぼしている空き家等につきましては、早期に問題解決を進めることが必要でございますので、所有者等に適切な助言等を行い、所有者等の責任において改善を図るように促しております。 次に、空き家の利活用の推進についてでございます。 空き家には適切に管理されており利活用が可能な空き家がございますが、活用方法は個々の空き家によって建物の状態、立地条件等により異なってまいります。空き家等の活用に当たっては、不動産や法律に関する情報や知識が必要でございますが、情報や知識を持ち合わせていないがために、具体的にどのように活用すればいいのか分からない所有者等も多いかと思われます。 そのようなことから、空き家バンクによる所有者等と利用希望者のマッチングや空き家改修補助制度等の情報共有などにより、空き家等の活用をさらに促進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 先ほどの答弁で空き家対策室を総合窓口として進めていくとおっしゃっていましたが、移住促進プロジェクト費の質疑でも触れましたが、2月13日に開催された唐津Switch主催の空き家対策セミナーの参加された方の反応はどうだったのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 議員ご紹介のとおり、先月2月13日に高齢者ふれあい会館りふれにおきまして、移住の支援に取り組まれているNPO法人唐津Switchが主催する空き家対策セミナーが開催されました。 セミナーでは、空き家の現状、関係法律や空き家の活用事例などについての説明がございまして、オンラインも含めて33名の方の参加があったと聞いております。 セミナー後の反応につきましては、セミナー参加者のお1人から、空き家バンクの登録についての相談がございました。その後、この相談者と何度かやり取りをさせていただいて、最終的には空き家バンクの登録に至っているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) このセミナーに空き家対策室の職員さんは不参加というのがちょっと残念でした。休日の開催ではありましたが、委託先の唐津Switchの方は、空き家コーディネーターの2人が中心となり丁寧に説明をされていました。委託先に丸投げをせず、もう少し関心を持って両輪で事業を進めていただきたいと思います。 そこで確認ですが、NPO法人唐津Switchとの情報共有などの連携体制は整っているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 移住の支援に取り組まれておりますNPO法人唐津Switchさんは、現在、市から唐津市移住促進加速化プロジェクト業務を受託されておりまして、移住用家屋の確保に取り組まれております。移住用家屋の確保の取り組みということで、空き家対策室が行っている空き家バンク制度とは密接に関係をしております。 そのようなことから、様々な取り組みにおいて情報共有をしておりまして、例えば、唐津Switchが使用していない家屋の相談窓口を開設されるときには、その案内チラシの記載内容について相談を受けましたので、内容を確認をしましたり、放送予定の行政放送での相談窓口での相談内容などについても確認を行ったところでございます。 今後も情報共有を図り、移住用家屋の確保の取り組みに対して、空き家対策室でもしっかりとサポートをするなど連携協力をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) それでは、空き家バンク制度の促進などは移住促進プロジェクトと密接に関係しているとのことでしたが、移住定住・交通政策課との連携は順調なのでしょうか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 空き家バンク制度の運営につきましては空き家対策室で行っております。この空き家バンク制度を促進していくためには、空き家の登録件数を増やし、移住希望者の住居の選択肢を広げることが重要となりますので、移住促進に取り組んでいる部署でございます移住定住・交通政策課とは様々な面で連携を図っているところでございます。 具体的には、移住定住・交通政策課が移住用家屋を確保し、移住を促進させるために実施しております、先ほど申しました移住促進加速化プロジェクトにおいて、その準備段階から空き家対策室としての協力内容について、協議を重ねてきており、実施段階においては、そのプロジェクトの受託業者でありますNPO法人唐津Switchとも連携協力しているところでございます。そのほか、移住関連の会議などにも移住用家屋確保の観点から参加しております。 このようなことから、移住定住・交通政策課とは常日頃から情報共有もしており、連携を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) この項最後の質疑です。離島の空き家件数はどれぐらいあるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 離島における空家の件数ということでございました。 令和2年度に唐津市全域の空き家等の件数や分布状況、不良度などを把握するために行いました空家等実態把握調査の結果でお答えいたします。 まず、外観目視による現地調査を行った時点において空き家等と推定される建物といたしまして、市全体で3,007件が確認をされました。このうち離島の空き家の件数は199件でございました。内訳といたしましては、高島が31件、神集島が43件、向島が10件、小川島が34件、松島が10件、加唐島が15件、馬渡島が56件でございました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 離島の担い手不足、離島の関係人口の増加のためにも、離島の空き家対策にもぜひ力を入れていただきたいと思います。 松島では若い人たちがグランピング施設を計画され、自発の地域づくりをされております。最近ではリモートワーク、2拠点生活、ワーケーションなど働き方も変化しています。時代の流れに対応しながら、今後の取り組みをお願いいたします。 次に、環境保全啓発費について再質疑をいたします。 環境だよりの発行の目的については理解できました。掲載内容がごみの野外焼却の禁止など連続して全く同じ記事が掲載されています。記事の使い回しをしている感じが見受けられますが、どのように内容を決めていらっしゃるのでしょうか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 環境だよりの掲載内容につきましては、担当部署で、担当課内で協議をして決めておりますが、そのときに話題になっていることや市民から寄せられている問合せや苦情の中から特に多くあったものを中心に掲載しております。 ごみの野外焼却につきましては、非常に多くの苦情が寄せられており、職員も現場対応に追われることもございますことから、他の項目より数多く掲載をしている状況でございますが、この記事だけではなく、全く同じ記事を使用することもございます。 今後につきましては、内容を変えながら、またなぜ同じ内容を掲載するのか、理由を盛り込みながら継続した啓発を行ってまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 環境だよりはもっとSDGsを意識して構成を考えるべきだと考えますが、その点についてはどうお考えでしょうか。お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 SDGsにつきましては、令和3年3月1日に発行いたしました環境だより第28号の表紙に概要のほうを掲載し、それ以降の記事につきましては、SDGsのどの目標と関連しているのかアイコンで示しているところでございます。アイコンが小さくなってしまい、分かりにくい点がございます。 そこで今後につきましては、SDGsに掲げる17の目標のうち、掲載内容に関係しているアイコンと目標の説明を表紙に掲載するなど、よりSDGsを意識した構成になるようしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) それでは次に、環境保全啓発費の中の事業内容に水生生物調査の実施とありますが、これは誰が行うのでしょうか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 水生生物調査は、環境教育の一環として小学校の児童を対象に生活環境対策課が主催となり開催しておりまして、川にすむ生き物を調査することで川の水質の状態を調べております。 NPO法人が主催となって開催する水生生物調査に講師として参加することもありますが、毎年県が市町の環境保全業務に携わる職員と対象として行っております水生生物調査研修会に参加し、職員がノウハウを学んだ上で子供たちに説明を行いながら、職員も一緒になって水生生物調査の実施を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。
    ◆6番(大宮路美奈子君) こういった体験活動は、子供のうちから環境について高い意識を持つことにつながりますので、ぜひたくさんの子供たちと進めていただきたいと思います。 この項最後の質疑です。事業内容にあるエコ料理教室の概要についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) お答えいたします。 エコ料理教室は放課後児童クラブに所属する生徒20名程度を対象に、栄養士の先生を招き、公民館の調理室をお借りし、地域や家庭での食に関する取り組みを積極的に進めることを目的として開催し、食べ物やエネルギーを大切にすることを学ぶとともに、できるだけ水を使わず、水を汚さず、ごみを出さないように工夫するエコ料理を作ることで、環境に優しい食生活と食育の推進を行っております。 今年度と昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い開催ができませんでしたが、担当課といたしましては、このエコ料理教室を小規模でも環境イベントにすることができないかと考えているところでございます。 現在は放課後児童クラブに所属している生徒だけを対象にしておりますので、参加できるのはごく限られておりますが、これを例えば親子で参加できるようにし、環境に関する出前講座等を行った後にエコ料理を作るという内容のイベントとなるような検討もしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) ボートレースからつのキッチンスタジオもありますので、ぜひ今後も取り組んでいただきたいと思います。 続きまして、消防費の地域防災力向上促進事業費について再質疑をいたします。 コロナウイルス感染拡大により、活動を自粛されているところが多いようでしたが、幾つかの団体では積極的に訓練をされていることが確認できました。 それでは、自主防災組織が設置されていない地域や地区への設置促進はどのように取り組まれているのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 自主防災組織が設置されていない地区の設置促進ということでお答えさせていただきます。 まず、各地区の行政連絡員会ですとか、また自主防災組織の設立を希望されるといいますか検討されてある地区には、要望に応じて出向いてまいりまして説明を行わさせていただいております。 その中で、自主防災組織の設立を迷ってあるといいますか、躊躇してある地域の方から実際に設立されておられる自主防災組織の方から直接話を聞きたいとか、そういった要望がございました。 今年度5月に認定自主防災会意見交換会というものを実施いたしておりますが、来年度もその開催を計画しておりまして、そこに組織の設立を検討されておられます町内会長とか地区役員の方にも出席をいただきまして、実際に設立されておられます防災会の方の生の声を聞いていただき、そういった設立に向けたきっかけをつくっていきたいとそういうふうに考えております。 また、地域防災リーダーフォローアップ講座も実施したいますので、防災リーダーと連携した自主防災組織の設立に引き続き努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 前任者の質疑で地域防災リーダーフォローアップ講座の概要については理解できました。 まだ新型コロナウイルス感染が収束しない中で、防災リーダーを集めて開催できない状況も考えられますが、その点に関してどのようにお考えかお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 濵口総務部長。          (総務部長 濵口 智君登壇) ◎総務部長(濵口智君) 地域防災リーダーフォローアップ講座でございますが、基本的には講演会とワークショップという構成で実施をさせていただき、防災の知識と技術の向上を図りたいと考えております。 講演会につきましては、コロナ禍でも参加者の距離を保ちまして実施を行ったり、またウェブでも参加ができるようにということを現在考えております。ワークショップになりますと、資器材の組立ての実地体験など、参加者が密状態になりやすいという状況になりますため、その時々のコロナの感染状況を考慮しながら、講座内容を適宜考えてまいりたいと思っております。 また、防災リーダーの皆様が地域の防災活動の指導を行っていただくときの参考となりますように、消防本部の協力を得まして、初期消火や応急手当などの動画を撮りまして、これをDVDとして作成し、活用していただく、そういったことも検討をさせていただいております。 コロナ禍の状況においても、可能な限り防災リーダーの皆様の防災の知識と技術の向上につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) それでは、次に教育費より西部学校給食センター(仮称)整備事業費(継続費初年度分)と西部学校給食センター(仮称)運営費(債務負担行為)について再質疑をしたいと思います。 まだ新型コロナウイルスの感染の収束が見通せない中、西部学校給食センターの感染症対策が気になります。というのも、先月、東部学校給食センターで新型コロナウイルスの感染者が多数確認され、給食提供が休止されました。 こういう事態が起きないよう、しっかりと対策をしていただきたいのですが、西部学校給食センターのその点についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 健康管理チェックにつきましては、毎朝出勤時に健康観察記録表に各自記入し、学校栄養職員が確認を行っております。また、日頃からマスクの着用、手洗い、アルコール消毒、昼食時は間隔をあけてアクリル板で仕切るなどの対応を行ってきておりました。 しかしながら、今回の集団感染を受けて、産業医による感染防止対策の再点検を行っております。休憩室での過ごし方、更衣室など距離の近い空間の利用方法、少しでも体調に異常を感じたら、自己判断せず報告、相談するなど、産業医の指導の下、これまでの感染防止対策を一から見直し、一人一人の感染防止と感染を広げない工夫を行いました。 西部学校給食センター(仮称)におきましても、東部学校給食センターの今回見直した感染防止対策を基本に、健康管理体制を強化していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) それでは次に、学校給食センターの民間委託の考えについてですが、東部学校給食センターでは民間委託を考えてあるようですが、西部学校給食センター(仮称)についてはどのような運営を考えていらっしゃるのかお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) お答えいたします。 西部学校給食センター(仮称)の運営につきましては、西部学校給食センターの開設で廃止となる各給食センターや自校式方式の給食調理員を集約し、稼働開始当初は市直営で運営を行うように考えております。調理業務の民間委託につきましては、正規職員の人数などを考慮し、検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) この項最後の質疑です。 債務負担行為で消耗品及び備品の購入をされますが、これまで各調理室で使用していたものの再利用は検討されたのでしょうか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) お答えします。 食器等の再利用についてでございますが、西部学校給食センター(仮称)の配送予定校で使用されている食器等は、各学校でその規格が異なります。西部学校給食センター(仮称)では、食器洗浄機及び食缶洗浄機を使用して洗浄作業を行う予定としております。その際、洗浄機に適した規格の食器及び食器かごや食缶を使用する必要があります。 そのため、食器類、食缶及び食器かごについては、これまでのものは再利用せずに、洗浄機に適したものから選定し、新たに購入するよう検討いたしました。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 新しい給食センターで使用できなくても、まだ使えるものは処分せずに再利用されたい施設や団体に譲るなどを検討していただけたらと思います。 続きまして、モーターボート競走事業会計より再質疑をいたします。 新たに初めて投資有価証券30億円を計上されていますが、その内容をお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤ボートレース企業局次長。          (ボートレース企業局次長 伊藤政行君登壇) ◎ボートレース企業局次長(伊藤政行君) 投資有価証券に係るご質疑についてお答えいたします。 ボートレース企業局の定期預金60億円のうち、令和4年4月に満期を迎える30億円の解約後の運用先として、現在は定期預金の金利でも運用益が限られることから、ボートレース企業局では初めてとなる有価証券による運用を行うものでございます。 地方財政法第4条の3、第3項においては、積立金は銀行、その他の金融機関への預金、国際証券、地方債証券、政府保証債権、その他の証券の買入れ等の確実な方法によって運用しなければならないとされているところでございますので、ボートレース企業局におきましても、これに準じ30億円を計上し、その枠内において有価証券での運用ができるよう予算措置をしておくものでございます。 具体的な銘柄は、今後の各証券の発行状況や条件を見ながら選択していくこととなりますが、利回りだけでなく、格付などの信用度の高いものから選択していく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 慎重に見極めた運用をお願いいたします。 続きまして、開催費の事業内容にイベントサービス費2億1,835万9,000円を計上されていますが、具体的にどのようなことをされているのか。また、特に力を入れている取り組みは何かお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤ボートレース企業局次長。          (ボートレース企業局次長 伊藤政行君登壇) ◎ボートレース企業局次長(伊藤政行君) イベント・ファンサービスの取り組みに係るご質疑にお答えいたします。 イベント・ファンサービス費でございますが、これは主に本場への来場者を対象としたサービスに係る費用でございまして、一例を申し上げますと、コロナ禍の状況下で積極的な来場促進は抑えつつも、令和3年度においてはアニメ、ゾンビランドサガ第6話にボートレースからつが登場したのを契機に、ゾンビランドサガとのコラボイベントなどを実施し、多数の方に舟券の初購入を体験していただいたところでございます。 令和4年度予算の主なものといたしましては、接客スタッフが場内案内などのサービス提供を行う接客案内業務の委託費として7,650万円、開催費に入場料100円の負担軽減策として、フードコートにおける飲食費の一部サービスをする実施費用として2,000万円、キャッシュレス投票の購入額をポイント化し、購入者にキャッシュバックとして還元する費用として1,842万円などがございます。 その他プロスポーツとの連携事業として、唐津レオブラックスとのスポンサー契約及びコラボイベントの実施や風の影響や水面などのレース場の特徴、企画レースの攻略方法など、ファンの関心が高いと思われる情報を発信するボートレースからつ攻略ブックの作成など、他場との差別化を図るための予算も盛り込んでいるところでございます。 この中で特に力を入れていきたいと考えているのが、ボートレース場のイメージチェンジを目指すためのおもてなし力のアップとお客様の利便性の向上につながるキャッシュレス投票の利用者を増やす施策でございまして、こちらにつきましては加入促進のイベント実施やポイント付与率の見直しなどにより、会員数及び利用率の増を図り、ひいては発売窓口集約化等につなげ、経費の削減も行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 売上げ日本一を誇るお隣の県のボートレース大村では、初心者ツアーやお客様との意見交換会、親切な接客案内など、お客様の反応もよいと聞いております。ボートレースからつもこのような取り組みはされているのでしょうか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤ボートレース企業局次長。          (ボートレース企業局次長 伊藤政行君登壇) ◎ボートレース企業局次長(伊藤政行君) 他場、ボートレース大村などで実施されているイベント、ファンサービス等に係るご質疑等にお答えいたします。 ファンサービスの取り組みの例として挙げられたサービスの初心者ツアーや意見交換会に類する取り組みにつきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から現在はおこなっておりませんが、過去には旅行業者が主催するバスツアーの見学コースにボートレースからつを組み込んでいただいたり、女性を対象としたボートレースからつ内での初心者教室やレース観戦をお楽しみいただいた後、唐津市内の観光スポットをめぐるイベントなどを実施してまいりました。 また、お客様の要望等を把握するために、意見箱の設置は継続しておるところでございますし、必要に応じ、アンケートもお願いしているところでございます。 さらに接客案内の充実の取り組みにつきましては、ボートレースからつマネジメントプランにおいて、重点施策の一つとして位置づけておりますイメージチェンジの一環としても、接客力の向上を目指しているところでございまして、今年度から日本航空のおもてなしのノウハウを取り入れた研修を始めており、令和4年度も引き続き日本航空の接客講師を招いてのおもてなし研修の実施などにより、接客力の向上を図っていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 丁寧なアテンドがまたボートレースからつに行きたいと思う要因になるので、一人一人の接客力が売上につながると共通認識し、引き続き積極的な対応をお願いいたします。 次に、集客につながる様々な取り組みといえば、昨年11月にボートレース場がリニューアルされ、モーヴィなど子供たち、ファミリー層にも楽しめるレース場となりました。 しかし、ボートレースの収益が市の事業に貢献しているということはあまり知られていなく、市民の方々へのPR不足を感じます。その点につきましてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤ボートレース企業局次長。          (ボートレース企業局次長 伊藤政行君登壇) ◎ボートレース企業局次長(伊藤政行君) 地域貢献の周知に係るご質疑についてお答えいたします。 モーターボート競走事業の目的の一つは、市への財政支援でございまして、昭和28年度から令和3年度までに一般会計に約778億円を繰り出してまいりました。 しかしながら、市民にはその財政支援が市の施策にどのように活用されているのかが十分に伝わっていないのが現状でございます。 このような課題を踏まえた第一歩として、令和3年10月に策定いたしましたマネジメントプラン2021では、繰り出しを再開できた平成26年度以降の繰出金の使途をまとめた活用事例資料を別冊で作成し、議員の皆様に配付するとともに市のホームページにも掲載いたしました。 また、昨年11月のスタンド棟リニューアルオープンに伴い、1階のコミュニティエリアにボルタリングや子供の遊び場モーヴィなどができたことで、市民の皆様にも親しまれる施設に生まれ変わったことにより、施設の利用を通して収益金による地域貢献を実感していただけているのではないかと考えております。 今後もSGレースの開催など機会を捉え、モーターボート競走事業の目的や収益金の使途について、市民の皆様に繰り返しお知らせしてまいりたいと考えております。 事業の目的をしっかり伝えていくことにより、モーターボート競走事業が社会貢献のためのレジャーとして認知していただくことがファンの拡大につながっていくものと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) それでは、次に、特別競走開催費について再質疑をいたします。 売上目標額150億円とした根拠についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤ボートレース企業局次長。          (ボートレース企業局次長 伊藤政行君登壇) ◎ボートレース企業局次長(伊藤政行君) SGグランドチャンピオン競走に係るご質疑についてお答えいたします。 売上目標を150億円とした理由でございますが、150億円は昨年のSGグランドチャンピオン競走の売上実績や他のSG競走の実績を参考に目標額を設定したものでございます。令和3年6月にボートレース児島で開催されたSGグランドチャンピオン競走及び同年7月にボートレース芦屋で開催されたオーシャンカップの売上げ実績は151億円で、そのほかのナイターレース場を除いたSG売上げ実績が130億円から140億円台であったことから、目標額を150億円としたものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) SGレースの開催は12年ぶりとのことですが、その間誘致活動は行っていらっしゃったのか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤ボートレース企業局次長。          (ボートレース企業局次長 伊藤政行君登壇) ◎ボートレース企業局次長(伊藤政行君) SGの招致活動に係るご質疑についてお答えいたします。 SG競走の開催につきましては、各施行者が、毎年4月頃に翌年度に開催を希望するSG競走を日本モーターボート競走会へ申請することとなっております。ボートレースからつからも毎年希望申請は行っておりましたが、日本モーターボート競走会が定めるSG競走開催要項において、売上げ成績、施設の整備が十分であること、競走運営成績が良好であることなどを考慮して決定することとなっており、特にここ3年は、スタンド等の改修工事に伴い、仮設スタンドでの開催を余儀なくされていたこともあり、開催決定には至っていなかったものでございます。 なお、令和4年度のSG招致に当たりましては、開催レース場が発表される前の6月上旬に、コロナ禍ではございましたが上京し、直接お願いいたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) SGレースの広報・宣伝についてですが、6月の開催まで残り3カ月となりました。周知不足を感じていますが、今後の広報活動はどのようにされますか、お伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤ボートレース企業局次長。          (ボートレース企業局次長 伊藤政行君登壇) ◎ボートレース企業局次長(伊藤政行君) SGの広報・宣伝に係るご質疑についてお答えいたします。 SGレース開催に関する周知活動でございますが、昨年7月の決定時のプレスリリースを皮切りに、公式ホームページやツイッターの公式アカウントなどSNSを利用しての告知、また、新聞や情報誌での広報、さらには企業局職員の名刺や来場者に配布する開催日程カレンダーへの開催情報に記載などを行ってまいりました。今年度のビッグレースであるG1、開設68周年記念競走が昨日終了いたしましたので、今後、本格的に広報・宣伝について始動をする予定でございます。単なるテレビCMの放映や新聞広告の掲載だけでなく、ボートレースからつ独自の直前予想番組、ズバっと!!なべチャンネルでの情報発信など、独自の広報に取り組みたいと考えております。 なお、集中的な広報やイベントにつきましては、企画コンペを行いまして、決定した業者と契約を締結次第、広報活動を実施していく予定でございます。 また、SGは全国で発売されますことから、中央団体であるBOATRACE振興会が中心となって、広報・宣伝の全国展開が行われます。全国展開は、グランドチャンピオン競争より先に開催されます5月のSGオールスターの開催時期からとなることから、5月の末あたりから全国に向けた宣伝が本格していくことになります。全国へ向けた宣伝の振興会と連携しながら進めていく予定でございます。 さらに、4月にボートレースからつを拠点に開催されるツール・ド・九州2022in唐津や、5月に九州で初めて波戸岬で開催予定をされておりますカラツシーサイドキャンプ2022においても、開催に協力しながらPR活動も併せて行っていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 大宮路美奈子議員。 ◆6番(大宮路美奈子君) 12年ぶりのSGレースということですので、ぜひ収益を伸ばしてもらうためにも、今後の広報活動に力を入れていただきたいと思います。 これで私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 13番、清風会、山下壽次です。議案質疑をいたします。 議案第1号、令和4年度唐津市一般会計予算より9項目、議案第48号、令和4年度唐津市一般会計補正予算より2項目、議案質疑をいたします。 農林水産業費、明日の農業者支援事業費、唐津水産業活性化支援事業費、商工費、成功報酬型企業誘致業務につきましては、重複しましたので議案質疑を取り下げます。ほか重複した部分については、極力、省略しながら議案質疑をいたします。 まず、総務費、生活路線バス等運行対策事業費について質疑いたします。 本事業は、地域公共交通を確保し、地域住民の生活安定に資するため、生活路線バス等の運行を行う事業者に対して運行経費を補助するものです。国、県の補助はどのようになっているのか、お尋ねいたします。 次に、衛生費、ごみ処理施設整備推進費について質疑いたします。 長寿命化事業も完了し、約10年程度の延命化が図られたと考えております。今回の基本構想でどこまで踏み込んで方針を決めるのか、お尋ねいたします。 次に、農林水産業費、さが園芸農業者育成対策事業補助金について質疑をいたします。 この事業は、本市が県内有数の園芸産地として発展するための重要な事業と考えます。 まず、令和3年度における実績見込みについてお尋ねいたします。 次に、人・農地プラン推進事業について質疑いたします。 人・農地プランの実質化を進められているところですが、中山間地域等直接支払事業においても、10割単価の認定を受けるには、同市の集落戦略地プランを策定しなければならないとなっています。集落戦略の位置づけについてお尋ねいたします。 次に、棚田地域保全活動事業費についてお尋ねします。 私からは、まず県内の指定棚田地域でどのような取り組みが行われているのか、お尋ねいたします。 次に、商工費、唐津産品販路拡大推進事業費について質疑いたします。 令和4年度には、唐津ブランド推進事業費に代わる新規事業として、唐津産品販路拡大推進事業費が計上されています。令和3年度の事業費に対して大幅に拡充されています。事業費の概要や予算額の内訳についてお尋ねします。 次に、議案第48号、唐津市一般会計補正予算より、総務費、指定管理者支援事業費についてお尋ねします。 指定管理者支援事業費については、令和3年12月議会でも予算の審議を行いました。12月補正の補正予算の考え方と今回の補正予算の考え方について確認したいと思います。また、支援する施設と予算額を確認いたします。 農林水産業費、漁業経営支援緊急対策事業補助金についてお尋ねします。 本事業の目的と内容、そして対象となる漁船数の捉え方についてお尋ねします。 これで、1回目の質疑を終了いたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。 路線バスに対する国、県補助についてということでございました。 国、県からの補助につきましては、路線バスの運行経費や運行するバス等の車両に対する補助、実証運行や公共交通に係る計画の策定等に対する補助がございますが、路線バスの運行に対する補助の要件を申しますと、まず、対象となる路線については、地域間を結ぶ幹線と枝線であるフィーダー線ということになります。地域間幹線につきましては、国、県から補助があり、その主な補助要件としましては、地域公共交通計画に掲載された運行系統の運行であることや、平成13年3月31日時点の市町村の状態で、複数の市町村にまたがって路線を定期運航すること。また、1日当たりの輸送量が15人以上などの要件がございます。 また、フィーダー線につきましては、国から補助がございます。その主な補助要件については、地域公共交通計画に掲載された運行系統の運行であること。地域間幹線の運行系統に接続するフィーダー線の運行であること。1日当たりの輸送量が2人以上などの要件がございます。 ただ、フィーダー線の運行に対する補助につきましては、運行する市町村の人口等により上限が設けられており、唐津市においては、補助対象路線が多いことから既に上限に達しており、補助額が抑えられている状況となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。 新ごみ処理施設の基本構想の主な内容につきましては、ごみ処理の現状と課題の整理、処理システムの検討、施設整備基本構想を考えておりまして、まず、ごみ処理の現状と課題の整理は、本市におけますごみの排出状況や清掃センターの現状と課題の整理等を行い、処理システムの検討では、将来のごみの量や質の検討、また、焼却、燃料化、堆肥化などのごみの処理方式の比較検討などを行います。施設整備基本構想では、施設整備の内容やスケジュール等を考えておりまして、施設規模や処理システムなどの選定につきましては、基本構想策定後の施設整備基本計画でより具体的な内容となるものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 山下議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうは4項目ございました。 まず、さが園芸農業者育成対策事業補助金の令和3年度における実績についてでございます。 令和3年度につきましては、現在、事業実施中でございますので、見込みについてお答えいたします。 まず、政策目的ごとに、主な具体的な事業を説明いたします。 先進的モデル経営体育成対策では、イチゴの高設育苗施設の整備、新たな園芸農業者育成対策では、認定新規就農者等が行う園芸用ハウスの新設または長寿命化対策、経営力向上志向経営体育成対策では、園芸用ハウスの長寿命化対策、自動カーテンや循環線などの高品質化、省力化を目的としたハウス内の環境の整備などとなっております。 政策目的別の補助率といたしましては、先進的モデル経営体育成対策及び新たな園芸農業者育成対策が、県費2分の1、市費10分の1でございます。 経営力向上志向経営体育成対策が、県費は2分の1または3分の1、市費は10分の1の補助率でございます。 以上、事業実績の見込みといたしまして、事業実施件数が34件、受益農家戸数の合計が158戸、事業費総額が3億7,587万円、県費を含めた補助金総額が2億七千、失礼しました。2億276万1,000円、うち市費が3,662万1,000円となっております。 なお、補助金総額の内訳といたしましては、政策目的ごとの県費を含めた補助金額は、先進的モデル経営体育成対策は3,073万5,000円、新たな園芸農業者育成対策は3,225万2,000円、経営力向上志向経営体育成対策は1億3,977万4,000円でございます。 続きまして、人・農地プランの戦略、中山間の戦略の位置づけということでございます。 人・農地プランの実質化につきましては、地域の話合いに基づき、地域農業における中心的な役割を果たすことが見込める方を明確にし、当該地域の5年後、10年後の農地利用を担う中心経営体に関する方針を定めるものでございます。議員ご案内のとおり、集落戦略は、中山間地域と直接支払制度において、交付単価の10割交付を受けている場合に、協定農用地の将来像及び協定農用地を含む集落全体像、課題、対策につきまして、協定参加者の話合いにより作成する集落全体の方針でございます。どちらも農用地利用に関するアンケートの実施、現況把握のための地図の作成、そして徹底した話合いにより将来方針を作成といったプロセスになっておりまして、国におきましても集落戦略をもって、実質化された人・農地プランとして取り扱うことができるとの見解が示されております。 しかしながら、人・農地プランの実質化を行う地区には、中山間地と平坦地が混在している場合もあるため、集落戦略をもって、実質化された人・農地プランとして取り扱うことができない場合もあるものと考えております。 いずれにしても、人・農地プランの実質化に合わせ、中山間地においては、集落戦略の策定を進めていきたいと考えております。 続きまして、棚田地域保全活動支援事業、県内の指定棚田地域でどのような取り組みが行われているかというご質疑でございました。 棚田地域指定には、県内で11地域が指定されております。佐賀県に確認を行いましたところ、そのうち7つの地域において、この補助金を活用した取り組みが行われているということでございました。 そのうちの一つが、本市の蕨野地区でございます。他市においては、多久市、小城市、神埼市、武雄市において、それぞれ1地区、伊万里市においては、2地区が取り組みを行っておられます。それぞれ地域の自治会や実行委員会などが実施主体となり、情報発信や保全活動イベント、農地土地改良施設などの補修や保全活動などの取り組みを行われております。特に、小城市の江里山地区が熱心に事業を行われておられ、耕作放棄地の復元や美しい景観づくりなどの取り組みを行っておられます。 なお、この補助金については、事業費の上限が200万円となっており、そのうち3分の2を県が補助するものでございます。 続きまして、漁業経営支援緊急対策事業補助金、内容、それから経費、補助額、対象となる漁船数ということでございます。 新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、水産物の取引も低迷しています。この厳しい状況に加えて、世界的な原油高も受け、漁船用の燃油が高騰しておりまして、漁業経営の面からもさらに漁業経営を圧迫しています。このため、漁業者の経費負担を軽減する目的で、漁船の燃油使用量を減らす対策としまして、燃費を向上させる効果が発揮できる舟艇清掃を定期的に行うように支援するものです。 事業内容としましては、漁業者が行う漁船の舟艇清掃に係る経費に対しての補助を行うもので、市内の漁業協同組合を通じた補助を予定しております。 具体的な経費といたしましては、漁船の側溝部やかじ、プロペラなどの付着物を取り除き清掃するために、陸揚げする上架費用、清掃後に舟艇を、再度、塗装するために必要な専用の塗料やはけなどの塗料用材料費用などを補助対象としております。 補助金の額は、舟艇清掃に係る経費の全額で、5トン未満の漁船については、補助の上限額を1万5,000円、5トン以上の漁船が上限額を3万円としております。 なお、舟艇清掃補助の対象期間は、4月から12月までに実施されたものを予定しております。 対象となる漁船につきましては、漁船登録がなされている市内の漁船数は、令和2年12月31日現在の佐賀県漁船統計によりますと、1,067隻となっておりますが、この中には1人で複数の漁船を保有していらっしゃる方もいらっしゃいます。今回の支援事業では、漁業者1人につき、舟艇清掃に係る費用1回を補助するように考えておりますので、対象漁船につきましては、漁船を保有している漁業者数を漁協から聞き取りなどをして試算しております。これにより、5トン未満の漁船数を525隻、5トン以上の漁船数を112隻と想定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 山下議員の唐津産品販路拡大推進事業費のご質疑に答えさせていただきます。 令和3年度までは、関係協議会へ負担金を支払い、協議会の事業として、唐津産品の販路拡大や販売促進に取り組んで行われました。その中、ふるさと寄附金などで返礼品などへの認知度が高まっている状況もあり、令和4年度におきましては、市として、産品の魅力発信、販路拡大に取り組み、唐津産品のイメージを全国に浸透させ、事業者や生産者の所得向上、本市の認知度向上につなげたいと考えておるところでございます。 予算の内訳としましては、唐津産品魅力発信事業として5,727万7,000円、各種協議会への負担金や事業費などに631万5,000円でございます。 また、唐津産品魅力発信事業の内訳としましては、各種広報媒体を活用した情報発信に5,177万7,000円、首都圏10店舗での販売に550万円を計画いたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 山下議員の指定管理者支援事業費についてのご質疑にお答えいたします。 令和3年8月に、本市において、新型コロナウイルスの感染者が急増、急激に増加したことに伴いまして、唐津市コロナ緊急宣言を発表し、8月20日から8月31日までの間、市有施設を休館、閉鎖することを決定いたしました。そうした中、旧唐津市において、8月27日から9月12日までまん延防止等重点措置が適用されたため、各施設の休館期間を9月12日まで延長し、24日間の休業要請を行ったところでございます。 令和3年12月補正での支援の考え方といたしましては、令和2年度のコロナ渦における経営実績を基準としたところでございまして、令和3年8月及び9月の収支実績と令和2年の同時期の8月、9月の収支実績を比較いたしまして、日割り計算により算出したところでございます。市の要請を受けて休館された施設等を対象としておりまして、休館しなければ得ることができた利用料収入、実施事業収入等の額から休館により支出しなかった光熱費、燃料費等を差引き、施設再開に伴い、必要となった経費を加算した額を支援額として算定いたしております。支援の対象施設は17施設で、予算額として1,215万円を計上させていただいたところでございます。 次に、今回の補正予算の支援の考え方でございますが、コロナ禍において、経営上の影響を受け、令和3年度年間を通して収入額が支出額に行かなかった分を支援することとしておりまして、支援の対象施設は18施設で、予算額といたしまして1億1,694万4,000円を計上させていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 生活路線バス等の運行対策事業について再質疑いたします。 今後の補助事業活用等の考え方についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 今後の国、県補助事業活用の考え方ということでございました。 生活路線バス等の利用者は年々減少しており、運行事業者の欠損額の増加から市の補助金額も増加している状況でございます。このような状況であるため、生活路線バスを維持していくには、国、県の様々な補助制度を有効的に活用していく必要があると考えております。 令和3年度に策定しております唐津地域公共交通計画や、令和4年度に策定します利便増進計画につきましては、国の補助制度を活用しており、令和4年度に実施予定の実証運行事業につきましては、県からの補助金を活用する予定となっております。 また、路線バスの運行に対する国、県からの補助につきましては、先ほど申し上げました補助要件や補助上限額の設定がございます。特に近年は、コロナ禍の影響による利用者の減少により、運行事業者の欠損額が増加している状況もあり、特に県に対し、補助要件の緩和や上限額の増額について、要望活動を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 次に、衛生費、ごみ処理施設整備推進費について再質疑いたします。 新ごみ処理施設の供用開始はいつ頃を想定されているのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 新ごみ処理施設につきましては、早期に供用開始ができるよう目指して取り組んでいるところでございます。新ごみ処理施設が稼働するまでには、候補地の選定、基本計画策定を行い、その後、環境アセスメントに約4年、実施設計、整備工事に約5年などを要することから、早くても約15年は要しますので、現在のところ、令和19年度以降の稼働開始と考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) ただいま延命化されても、延命化されても10年程度という形ですので、焼却炉等の終了までには十分に配慮をお願いいたします。 次に、ごみ処理施設を整備するに当たり、人口減少、資源の再利用、CO2などの温室効果ガス等の削減、これらをどのように捉えられているのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 施設整備基本構想策定の主な内容の一つに、処理システムの検討がございます。その中で人口減少を考慮し、将来のごみの量や質の検討を行い、焼却、燃料化、堆肥化などのごみの処理方式の比較検討を行ってまいりたいと考えております。その後、施設の処理システムに要する経済性、安全性、安定稼働性、維持管理性、強靭性、環境保全性及び資源保全性など、機能や性能を整備し、整備方針と整合性を加味しつつ、本市にとって適合した処理システムを選定し、併せてCO2削減にも配慮した新ごみ施設を、建設を目指してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 次に、農林水産業費、さが園芸農業者育成対策事業補助金について再質疑をいたします。 先ほどの答弁で令和3年度の実績見込みは理解いたしましたが、次に、令和4年度の実施計画と令和3年度の実績見込みとの比較についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 令和4年度の実施計画につきましては、事業実施件数が26件、受益農家戸数の合計が102戸、事業費総額が2億8,802万円、県費を含めた補助金総額が1億4,123万3,000円、うち市費が2,657万3,000円でございます。 政策目的ごとの内訳としましては、令和4年度は、全て経営力、向上志向、経営体育成対策で、補助率は、県が2分の1または3分の1、市費は10分の1でございます。 令和4年度と前年の実績見込みを比較しますと、事業実施件数が8件の減、受益農家戸数が56戸の減、事業費総額で1億8,785万円の減、県費を含めた補助金総額が6,152万円の減、補助費のうち市費が1,004万円の減となる見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) ただいまの答弁では、令和4年度は前年に比べて大きく減少しております。その要因についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 令和4年度、事業費が大きく減少した要因についてでございます。3点考えております。 まず第1点が、令和3年度の要望をできる限り、後送りせず、当該年度に実施したこと。 2点目が、令和3年度農業経営と継続応援事業の活用によって、各種農業機械、装置の導入が進んだことこと。 3点目に、ハウス資材価格や燃油価格高騰の影響で、設備投資への資金繰りは困難となり、令和4年度でハウスの新設や長寿命化対策に踏み切れない農家が増えたこと、といった要因から、令和4年度の事業要望費の減収につながったものと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 次に、人・農地プラン推進事業について再質疑いたします。 人・農地プランの実質化と集落戦略の関係性については分かりました。 では、本市における集落戦略策定への取り組み状況、また、人・農地プランの実質化の状況について、今後の実質化の進め方についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 集落戦略を策定する対象集落は、中山間地等直接支払制度により交付を受けている99集落のうち96集落でございまして、アンケートを実施した集落は42集落、現況把握のための地図の作成した集落は31集落、地域で話合いを実施している集落は20集落、このうち鎮西地区の八床集落、七山地区の林ノ上集落、馬川集落、滝川集落の4集落が令和3年度中に集落戦略を策定し、実質化された人・農地プランを作成することとしております。その他の地区につきましては、現在、国のほうにおきまして、人・農地プランを法定化する動きなども聞いておるところでございますので、今後も情報を収集しつつ、市、農業委員会、県、地域によっては、JAなどと一体となって、地域で話合いをサポートするとともに、地域の実情に合った人・農地プランの策定を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 次に、棚田地域保全活動事業費について再質疑いたします。 本市では、相知町、蕨野地区がこの事業を活用されていますが、事業の内容についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 佐賀県指定棚田地域保全活動支援事業補助金を活用した令和4年度の事業内容でございます。 蕨野地区では、棚田と菜の花実行委員会が主体となり、事業を行っておられます。令和4年度においては、その補助金を活用し、研修会への参加や先進地視察研修、情報発信、保全活動イベント、水路など農業用施設の補修、棚田ボランティアによる保全活動を計画されており、事業費は合計で200万円を予定されております。 本市においては、補助対象経費の6分の5以内、上限160万円を市補助金として交付する予定でございます。そのうち補助対象経費の3分の2以内、133万3,333円を限度とし、県から補助されることとなっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 次に、商工費、唐津産品販路拡大推進事業費について質疑いたします。 各種広報媒体を活用した情報発信という説明がありました。その概要についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 私ども内部で調達しました、2019年観光課が実施しました東京在住者へのインターネット調査におきまして、唐津を知らないと答えた方、約33%、それから唐津は知っているけど、訪れた経験がないという方が約54%で、合わせて89%ぐらいの方々が認知は少ないというふうになっていました。中でも20代から49歳まで女性の認知度が特に低いという結果が出ております。同様に唐津産品についても、こういう首都圏における認知度も低いものというふうに捉えているところでございまして、今回の事業におきましては、市の、唐津の地名のほか、唐津の産品の認知度向上を高め、産品を選んでいただき、購入することで販路拡大、消費推進を図ろうとする事業者の取り組みを支援してまいりたいというふうに考えております。そのためにも、企業とのコラボによる市場に対して情報発信を強化すること、それから、首都圏在住で35歳から49歳までの女性をメインターゲットとして、その層の方々にとって、親和性の高いインフルエンサーを活用して、唐津焼で唐津産食材を食すという、こだわりのライフスタイルをSNS等を通じて発信することを計画いたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) インフルエンサーを活用するとありましたが、どのような方を想定されているのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇)
    ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 SNSなどのフォロワーを多く持つインフルエンサーを活用した情報発信には、様々な自治体が取り組んでいるところはご承知のことと存じます。一般的に、インフルエンサーは、そのフォロワー数によって4つに分けられておりまして、フォロワー1万人未満はライトインフルエンサー、10万人未満の場合はマイクロインフルエンサー、100万人未満はミドルインフルエンサー、100万人以上を超えますとメガインフルエンサーというふうになっております。フォロワーが多ければ多いほど拡散力が高くなるため、その部分、そのフォロワーを使う場合にも費用が増えていくという状況です。 また、インフルエンサーによる対象事業者のアピール、それからマーケティングにおきましては、共感していただくということも必要だと思っております。拡散力と共感力は反比例の関係にあるともいわれており、拡散力が高くなるほど共感力は低くなっていくという傾向もございます。このため、本事業におきましては、ある程度の拡散力と、それから共感力を持ち合わせたミドルインフルエンサーで35歳から49歳までの女性フォロワーを多く持つ方を想定しておりまして、唐津の食材のこだわりや新鮮さ、普段使いの唐津焼の魅力などを、併せて発信していくことを計画しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 県内では、上峰町がアニメを活用した動画でPRしていたり、九州でも、都城市がタレントを活用した動画により、短期間で爆発的に話題が広がる、いわゆるバズりを創出しています。バズりにより若い世代を中心に、唐津市の認知度向上につながれば、産品の販路拡大だけではなく認知度向上にもつながり、移住や観光、ひいてはふるさと寄附などにも波及効果は大きいと期待しております。 次に、首都圏実店舗での販売促進の概要についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 首都圏実店舗の販売促進についてのご質疑でございました。 新たな消費行動を生み出すためにも、情報発信による、先ほど申し上げた唐津の地名や唐津の商品名など、より深く認知していただくだけでなく、商品を選ぼうとするタイミングで商品購入につなげる仕掛けも必要というふうに捉えています。コロナ禍におきまして、ECサイトもある程度普及してきているものの、インターネットの情報だけで商品のこだわりや魅力を伝えるには限界があり、やはり、いつも行くなじみの小売店舗において、店員の方々からお薦めの商品や限定商品といったことのアピール、それから商品のこだわり、つくり手のこだわり、いろいろと店員を通じて伝えていただくことも効果的な消費拡大のために必要だというふうに考えております。このため、首都圏で実際に営業されている店舗を唐津市コラボ店として打ち出し、年間を通じて唐津産品を陳列し、販売を強化してまいりたいと計画しておるところでございます。物流面での調整は必要ですが、野菜だけでなく、肉、魚、加工品など、あらゆる唐津産品を取り扱っていただくよう心がけ、生産者、事業者の所得向上につながる取り組みを展開してまいりたいと考えておるところでございます。併せて、コラボ店舗のモニターを活用し、観光PR動画や移住者向けの情報発信など、ほかの部署とも連携したプロモーションを実施し、首都圏での唐津の知名度向上を目指してまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 首都圏実店舗での販売促進について、実際にはどのような地元調整を行い、どのような唐津産品を送り出していく予定なのか、お尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 これまで唐津ブランド確立推進協議会に負担金を拠出し、首都圏等で季節限定の唐津フェアなどを行ってきていただきました。この唐津フェアを行っている期間は唐津を認知していただけるのですが、そのときだけでなかなか唐津産品の認知度が上がっていかないというような問題意識も、私どもとして抱えておりました。 今回は、首都圏の実店舗の1区画をお借りして、唐津の農産品の一番の売上げを上げます様々な品種のかんきつ類を軸に、生産費や加工品、唐津焼などを陳列し、店舗ユーザーに対して、唐津産品の常態化を目指して事業を展開してまいりたいと考えております。 農協や漁協、各種協議会と連携し、市内生産者、事業者に広くお声かけをし、唐津産品の首都圏での販売促進に意欲ある事業者の方々を募っていく計画でございます。 また、市内の青果市場とも連携し、唐津の荷を唐津で集めて福岡に運び、九州圏内から集めた荷と合わせて定期便をつくり、首都圏までの物流コストを下げる新しい流通システムへの構築への取り組みも併せて計画してまいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 唐津産品の認知度向上に取り組みながら、片や首都圏のリアル店舗での唐津産品が購入できる場所をつくるという取り組みだと思います。年間を通しての取り組みという点、物流コストをいかに下げられることができるかという点などが事業のポイントだと思いますが、そこに送り出す商品を地元の調整をいかに行っていくのかという点が、首都圏に対し、唐津産品の魅力を伝える肝になるのではと考えます。市内事業者をうまく巻き込んでとり進めていただきたいと思います。 最後に、唐津産品の販路拡大を加速化させるためには、各課の取り組みが意欲的に連携して、オール唐津で情報発信を行っていくことが重要と考えます。全庁的な取り組みとしてどのように考えておられるのか、また単年度の単発の取り組みではなく、中長期な時間をかけて、唐津産品や唐津市の認知度向上に取り組んでいく必要があると思いますが、どのように考えられているのかお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えします。 産品の情報発信、唐津の観光の情報発信、移住の情報発信など、それぞれの部署が抱く課題解決を共有し、目指す目標を達成させるため、オール唐津で取り組み、部局を超えて協力、連携、成果の有効活用を図っていくということが重要だと考えております。 令和4年度予算化に向けて、これまで関係各課とは意見交換を行っており、本事業におきましても、首都圏の実店舗において観光PR動画を流したり、移住のパンフレットを置いたり、また、政策部で計画されている早稲田大学との連携事業において、唐津産品の販路拡大をテーマに唐津産品の売上げが向上できるような店舗内のポップ、陳列方法を研究することなども計画しているところでございます。 また、本事業は現在策定中の唐津市商工業振興基本計画にも位置づけを考えておりまして、首都圏での認知度向上、産品の販売額増加など、計画目標年次の目標達成に向けて、継続的な取り組みが必要というふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 唐津市の認知度向上、唐津産品の販路拡大を強力に推進するということでした。大いに期待しております。 次に、総務費指定管理者支援事業費について再質疑いたします。 予算については、見込み額により計上しているとのことでしたが、支援額を決定する際はどのように判断されるのか確認いたします。また、指定管理者が国、県の支援金を受けることも可能と思われます。受けた場合はどのように取り扱うのかお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 会議時間を延長します。 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 再質疑にお答えいたします。 支援額の決定にあたりましては、指定管理者から提出されている事業計画書やデスク分担等を考慮し、指定管理者からの業務報告書等を基に精査して、支援額を決定することとしております。 なお、指定管理者が、国、県の支援金を受けられている場合の対処法としましては、事業報告書等で確認し、支援額を収入額に含めて算定を行うことといたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) 農林水産業費、漁業経営支援緊急対策事業補助金について再質疑いたします。 販売単価の低迷、燃料資材等の高騰など、漁業者を取り巻く環境は非常に厳しいものがあると感じています。事業効果についてお尋ねいたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 山下議員の再質疑にお答えいたします。 事業効果ということでございました。船艇清掃を実施することによります漁船の燃料削減効果につきましては、国立研究開発法人水産研究教育機構水産工学研究所によって、研究結果が示されています。 それによりますと、船艇かじ、プロペラなどの清掃を実施した場合、燃料消費量を7%から最大22%削減する効果があるようでございます。 船艇などの汚れ具合や漁業活動時の船の速度などの条件により、燃料消費量の削減率は異なるようですが、漁船を使用する全ての漁業種類において削減効果が見込めるとのことでございます。 船艇清掃は漁船のメンテナンスとして定期的に必要だと思われますが、漁業経費を削減するため、船艇清掃の回数を減らす、実施していないといった方もいらっしゃると聞きますので、今回の事業により、燃油代金の削減を含め、漁業者の負担軽減につなげたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山下壽次議員。 ◆13番(山下壽次君) これで私の議案質疑を終わります。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 7番、清風会の岡部高広です。21項目の議案質疑を予定しておりましたが、議案第1号、唐津市一般会計予算の衛生費中、唐津市環境基本計画見直し事業費、唐津市清掃センター最終処分場適正化事業費、農林水産業費、猪等駆除事業費、商工費中、旧大島邸管理運営費、土木費中、橋りょう長寿命化事業費、また、議案第5号、唐津市観光施設特別会計予算、議案第11号、唐津市モータボート競走事業会計予算は理解できましたので取り下げ、14項目について議案質疑を行います。 まず、総務費から離島航路補助金です。 離島の足である定期船運行のための補助金ですが、前年と比較して3,294万4,000円増額されています。その要因をお示しください。 次に、地域づくり人材活用事業補助金です。 この補助金は、人口が急激に減少している地域の対策のため、国の補助を利用される事業と理解しております。事業の目的と補助対象経費の内訳、また補助率についてお示しください。 次に、衛生費から不燃物捨場維持管理費です。 本市では、3カ所の不燃物捨場がありますが、その維持管理費が昨年度の予算額より約4倍の増額となっております。事業の内容をお示しください。 次に、清掃センター維持管理業務費です。 ごみ処理における焼却施設などの老朽化を懸念しています。維持管理経費の内訳をお示しください。 次に、農林水産業費から、さがの米・麦・大豆競争力強化対策事業補助金です。 長引くコロナ禍の中で、米の価格が下落状況となっております。米をはじめとした競争力強化の補助金ですが、事業の概要をお示しください。 次に、地域農業水利ストックマネジメント事業費です。 地域農業を支える水利施設の事業ですが、昨年度と比較して708万6,000円の増額となっております。事業内容と増額の要因、また事業費の財源をお示しください。 次に、離島漁業再生支援交付金事業費です。 離島における漁業者の定着を図るため、国の交付金を活用した事業と理解しています。事業の内容とその財源についてお示しください。 次に、商工費から肥前名護屋城活用推進費です。 この事業は、県の「はじまりの名護屋城。」プロジェクトとの関連があると理解しています。事業目的と事業費についてお示しください。 次に、教育費から唐津市屋内プール運営費です。 今回は94万1,000円の予算額で、前年の989万4,000円から大幅な減額です。要因をお示しください。 次に、災害復旧費から、令和4年度災害農地農業用施設災害復旧費です。 昨年8月の大雨で大きな被害を受けた農地関係の復旧費ですが、内容をお示しください。 次に、議案第4号、唐津市介護保険特別会計予算です。 高齢者要望実態調査費が計上されていますが、この調査概要と目的をお示しください。 次に、議案第7号、唐津市水道事業会計予算です。 水源浄水設備費の内容と財源をお示しください。 次に、議案第9号、唐津市下水道会計予算です。 管路建設費の汚水管路新設事業の内容をお示しください。 次に、議案第14号、唐津市体育施設の一部を改正する条例制定についてです。 この項、1点のみ伺います。今回の改正は5つの施設を廃止する内容ですが、決定した根拠をお示しください。 以上で第1回目の質疑とします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 岡部議員のご質疑にお答えいたします。私のほうは4項目ございます。 まず、離島航路補助金の予算が令和3年度と比べ増額した理由でございますが、航路ごとに増減はございますが、その主な要因としましては、馬渡島航路において運航している船舶の定期検査により船舶修繕費が増加したこと、向島航路において、運航する船舶の老朽化により新船を建造されたことによる減価償却費用が増加したことによるものでございます。 次に、2項目めの地域づくり人材活用事業補助金の事業の目的でございますが、市内の人口急減地域、主に過疎指定を受けている地域において、地域産業の担い手を確保するため、季節ごとに派遣先を変えるマルチワーカーの派遣事業に対し支援を行うものでございます。 労働者の視点では、安定的な雇用環境による一定の給与水準の確保といった効果がございますし、事業者の視点では、組合内で人手を融通、補完することで、働き手の確保が可能となります。また、移住や定住促進の効果も期待できるところでございます。 令和4年度の事業につきましては、派遣労働者の給料、諸手当、法定福利費、退職金掛金など、4名分の人件費に関する部分の経費が1,314万8,000円、このほかに管理部門経費として事務局職員給料や諸手当などの人件費、事務所の賃借料、光熱水費、通信運搬費など管理経費、派遣労働者や事務局職員の研修経費などで599万2,000円となっており、合計1,914万円を1年間の補助対象経費として見込んでおり、補助率2分の1で予算額957万円を計上しております。 3項目めの屋内プール運営費の当初予算が大幅な減額となった要因でございますが、唐津市屋内プール運営費中、市で直接支払いをしていた光熱水費等の予算を体育施設運営費中の指定管理料に振り替えて計上したことによるものでございます。 なお、令和4年度予算額94万1,000円につきましては、夏休み期間中に無料開放しております児童プールの運営経費を計上いたしております。 4項目め、最後でございます。体育施設の廃止を決定した理由ということでございました。 今回の条例改正では、近年利用がなくなった5つの体育施設を一括して廃止をするものでございます。廃止に至った経緯を申し上げますと、プールの3施設につきましては、夏休み期間中の無料プールとして、それぞれ地元保護者会により運営されておりましたが、児童数の減少や保護者の負担増などを理由とした利用中止の申出があり、今後の利用再開も見込めないことから廃止をするものでございます。 地区運動広場の2施設につきましては、老人クラブのゲートボール場などに利用されておりましたが、近年では利用者もなく、地元との協議により同意を得たことから廃止に至ったものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 岡部議員のご質疑にお答えいたします。 まず、不燃物捨場維持管理費につきましては、本市が所有しております唐津市清掃センター最終処分場以外の東山、厳木地区、相知地区にあります3つの安定型処分場を適正に管理するために必要な水質検査や草刈り費用など、維持管理費用でございます。 今回、予算が増額した理由といたしましては、これらの処分場の廃止に向けた既存資料の調査や最終処分場に係る事実上の基準を定める関係法令への適合評価を行う機能調査、また、廃止時に必要となる地形や縦断、横断等の測量調査を行う費用を計上させていただいたことにより、予算が大幅に増額となったものでございます。 なお、令和4年度におきましては、機能調査を東山、厳木地区、相知地区の3処分場、測量調査につきましては東山を行い、残りの2つの処分場につきましては、それ以降に順次実施したいと考えております。 次に、清掃センター維持管理業務費でございます。 現在の清掃センターは、唐津市と玄海町の一般家庭から出た一般廃棄物及び事業所から出た一般廃棄物を処理しており、現施設は平成9年4月の稼働から24年が経過している状況でございます。 清掃センター施設の維持管理業務につきましては、法令に基づく公害防止及び安全運転に努めるため、公害物質の測定分析、設備の定期点検整備、修繕、薬剤及びその他必要な物品の購入等、適正な維持管理を図りながら、安定的に安全に稼働することを目的といたしております。 施設の維持管理業務費として計上いたしました7億5,089万8,000円の主な内訳でございますが、定期点検整備工事等の維持補修費に3億8,541万4,000円、公害測定分析等各種業務に1,112万1,000円、清掃設備保守点検などの委託料に3,060万5,000円、電気水道等光熱水費に1億845万9,000円、活性炭入り消石灰重金属固定剤といった薬品類を含む消耗品費に2,250万円、焼却固化灰等の運搬処分等に1億7,251万3,000円、その他保険料等に2,028万6,000円を計上させていただいております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 岡部議員のご質疑にお答えいたします。私のほうは4項目ございました。 まず、さがの米・麦・大豆競争力強化対策事業補助金の概要についてでございます。 本事業は農地所有的確化法人や機械利用組合などの担い手に対し、革新技術の導入及び高品質、高安定生産の取り組み、並びに中山間地域における機械の共同利用を推進するとともに、新品種の導入など、安全安心な売れる米・麦・大豆作りを進めることにより、水田農業の担い手及び産地の競争力の強化を図るため、水田農業の担い手及び産地の競争力の強化に必要な機械施設の整備に対し助成を行う、県の単独の補助事業でございます。 本事業の事業実施期間は、令和元年度から令和4年度までの4年間で、令和4年度は対策の最終年度となっております。 事業計画といたしましては、事業実施件数2件、受益農家個数の合計が15個、事業費総額が1,284万4,000円、県費を含めた補助金総額が564万8,000円、うち市費が117万3,000円となっております。 続きまして、地域農業水利施設ストックマネジメント事業の増額の要因等についてでございます。 まず、事業内容についてでございますが、市内の3つの土地改良区が実施する事業への補助金でございまして、鏡久里土地改良区におきましては、揚水機場2カ所のオーバーホール等を計画されております。 また、浜玉畑総土地改良区におきましては、揚水ポンプ2基のオーバーホール等を計画されており、上場土地改良区におきましては、埋設管や減圧弁の更新を計画されておりまして、3つの土地改良区が実施する事業への補助金が、令和3年当初より448万6,000円の増額となっております。 次に、浜玉町ひれふり地区につきまして、県営畑地帯総合整備事業にて整備され、土地改良区以外のひれふり地区の受益農家に管理されている揚水機場の水中ポンプの更新を行う工事費として、新たに260万円を計上しております。 これら3つの土地改良区が実施する事業への補助金と、浜玉町ひれふり地区の工事費用を合計して、事業費が708万6,000円の増額となったものでございます。 また、事業費の財源についてでございますが、土地改良区への補助金と浜玉町ふれふり地区への工事費のいずれも事業費に対して、国が55%、県が15%を補助金として交付されるものでございます。地元の分担金が15%となりますので、その15%を市が負担するものでございます。このうち、土地改良区においては15%分を唐津市と玄海町で負担割合に応じて案分するものでございます。 続きまして、離島漁業再生支援交付金事業、内容と財源についてでございます。 離島漁業再生交付金には、基本交付金と特別交付金の2種類がございます。まず、基本交付金は、離島単位で組織されました漁業集落に交付金を交付するもので、集落が取り組む内容としましては、種苗放流、藻場の管理改善、産卵場、育成場の整備や密猟監視などの漁場の生産力向上に関する取り組みの実施が上げられます。 また、新たな漁法の導入、販路拡大、そして簡易加工など、漁場の再生に関する取り組みがあります。 次に特別交付金ですが、これが離島漁業新規就業者特別対策交付金のことでございまして、離島における新規就業者の職業定着を支援するために、漁船や漁具などに係る初期費用の負担軽減を図ることが目的でございます。 具体的には、漁船などのリース期間5カ年に対しまして、最初の3年分のリース料を補助するものでございます。 これらの財源ですが、基本交付金につきましては、離島の規模等で異なっておりまして、一般離島が国2分の1、県と市が4分の1の負担割合となっており、本市では馬渡島が一般離島にあたります。その他の6つの離島は特任離島にあたりまして、国、県、市が3分の1ずつの負担を行います。 また、特別交付金につきましては、国2分の1、県と市が4分の1の割合で財源を負担することとなっております。 続きまして、令和4年災農地農業用施設災害復旧費、4年度に実施する事業内容についてでございます。 令和3年8月の梅雨前線豪雨で被災した農地と農業用施設の災害復旧事業となります。その中で、9月で補正計上していた箇所に、新たに受益者から報告があり、想定以上に災害件数が増えたため、令和3年度の予算では対応が困難となりました。 また、国からの補助金割当についても、令和3年度と令和4年度に分けられることになり、令和4年度の当初予算で実施することとなりました。 内訳としましては、農地災害が7カ所、農業施設災害が20カ所、合計27カ所で、金額としましては2億1,300万円を計画しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 岡部議員の、肥前名護屋城活用推進事業費についてのご質疑にお答えします。 事業目的と事業費についてのご質疑でございました。 肥前名護屋城跡、陣跡を、より一層魅力的な文化観光資源の拠点として活用し、関連する地域の歴史、文化、祭りをとおして、関係人口、交流人口について創出と拡大を図ることを目的としているところでございまして、事業費としましては、肥前名護屋城活用事業として2,548万3,000円を計画しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 岡部議員のご質疑にお答えいたします。 介護保険特別会計予算でございます。高齢者要望等実態調査の概要及び目的についてでございますが、この調査は要介護状態になるリスクや要因などを分析するため、介護予防日常生活圏域ニーズ調査と高齢者の在宅生活の継続や介護者の就労継続に有効な介護サービスを分析するための在宅介護実態調査の大きく2つの調査を総称していうものでございます。 厚生労働省が作成する調査の手引などを基に、自治体における介護保険事業計画の策定、更新の基礎資料とするため、3年に一度、全国的に実施するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 岡部議員のご質疑にお答えいたします。私から2項目ございました。 まず、水道事業会計予算中、水源浄水設備費の主な事業内容及び財源についてでございますが、まず、事業内容といたしまして、久里浄水場中央監視装置長寿命化工事1億50万7,000円、久里第一浄水場更新用地の埋立て工事1億5,620万円、久里第二浄水場浄水系電気系統設備更新工事1億5,711万3,000円等の新規及び更新工事を予定いたしております。 財源につきましては、水道事業債3億6,360万円、一般財源1億80万9,000円を予定いたしております。 この事業の中で、久里浄水場中央監視装置長寿命化工事につきましては、令和4年度から令和5年度までの2カ年で継続費を組ませていただいております。 これにつきましては、平成16年に設置しました中央監視装置が、設置から既に15年を経過しており、安全で正常に監視制御ができるよう、最小限の更新を行うものであります。 事業期間及び予算につきましては、令和4年度1億50万7,000円、令和5年度9,953万9,000円、2カ年の合計で2億4万6,000円の事業費を予定いたしております。 コロナ禍で資材や半導体不足がニュースになっておりますが、メーカーへの問合せでは、機材の調達に関しましては問題ないと回答をいただいております。 続きまして、下水道事業会計予算中、管路建設費の汚水管新設の事業内容をご説明いたします。 まず、公共下水道事業では、唐津処理区、浜玉処理区、呼子処理区を、また、特定環境保全公共下水道事業では、厳木分区を整理する予定でございます。 また、各処理区におきまして、公共ますの整理を行う予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 17時40分に再開することとし、休憩します。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 5時18分  休憩                     午後 5時40分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(笹山茂成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑を続行します。 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) それでは、離島航路補助金から再質疑を行います。 船舶の定期点検等による修繕費の増加が理由ということでの答弁でした。それで、離島航路事業者の船員状況についてお伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 離島航路事業者の船員の状況ですが、現在は定期船の運行に支障を来たす状況ではございませんが、船員の退職等による新たな船員の確保については、大変苦慮されている状況でございます。本年度は高島航路の事業者が船員を募集したいとのことでしたので、地域暮らしをサポートしているふるさと回帰支援センターに協力していただき、市までの暮らしや仕事に就いてのオンラインセミナーを開催し、全国に情報を発信することで、船員募集のお手伝いをしたところでございます。 募集の結果、埼玉県の50代の方を初め、3名の方から応募したいとの意向がありましたが、残念ながら就職までには至りませんでした。 今回、初めてこのような取組を実施しましたが、航路事業者の船員確保については様々な手法を活用し、取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 離島の高齢化は非常に進んでおりまして、船員の確保は大変苦慮されているということでございますけども、新しい試みも模索されております。市のしっかりとした手助けをお願いしたいと思っております。この項、最後ですが、今後の補助金の見込みについてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 今後の補助金の見込みについてでございますが、市内の離島航路全体では、乗客数は年々減少しており、欠損額の増加による補助金額の増加が懸念されます。今後は、高島、馬渡島、加唐島航路においても、船舶の老朽化により、新船建造を予定されておりますが、離島住民の重要な移動手段でございますので、長期的な展望も見据え、国県の支援強化のお願いをしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 離島につきましては、先ほどの高齢化、また少子化による非常に人口減ということも大きな要因だとございますけども、やはり、しっかりとした離島航路の運営というのは今後も続けていく必要がございますし、しっかりとした市の手助けというものを再度お願いをしたいと思っております。 次に、地域づくり人材活用事業補助金です。主に過疎指定地におけるマルチワーカーの派遣事業に対する支援という回答でございました。令和3年度は組合の設立や認定などのスタートの年でした。予算の執行状況をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 令和3年度につきましては、人材バンク唐津共同組合からの交付申請に対し、補助金567万4,000円の交付決定を9月中旬に行っております。当初は組合の認定及び補助金の交付決定後速やかに労働者4名の派遣労働者と事務局職員の雇用を開始する計画となっておりました。実際は、スタート時の派遣労働者の雇用が2名と計画より少なかったことから、令和3年度事業費の決算については減額となる見込みとなっておりまして、現在、減額、変更、申請の手続を人材バンク唐津協同組合に対し案内をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 過疎地域での仕事の確保により、市外から移住される方の仕事の選択肢にもなると思いますし、市内にお住まいの方の勤務先として、役割が定住につながると期待をしておりますが、コロナ禍でもあり、新たな事業を開始されるには様々な影響が出ているのではないかと心配もしております。 この項最後の質疑ですが、新たな働き方の仕組みの構築など、日々頑張っておられると思いますが、人材バンク唐津協同組合について、派遣労働者の雇用がスムーズなのか、労働者の派遣先の確保ができているかについて、活動状況についてお尋ねします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 人材バンク唐津協同組合の活動状況を時系列でご紹介させていただきますと、7月中旬に中小企業等協同組合の県知事認可を、8月下旬には、特定地域づくり事業協同組合の県知事認定を受けられております。10月からは派遣労働者2名と事務局職員1名の雇用を開始し、派遣開始に向け事前研修や事務局運営を開始されております。11月から労働者派遣事業を開始されておりまして、2月には、派遣労働者を1名追加雇用され、計3名の労働者派遣を実施されております。組合については、発足当時は組合員数は4事業者でありましたが、労働者派遣を開始された11月頃から人材バンク唐津協同組合の取組に賛同されている事業所からの申込みがありまして、2月末現在で組合員数は8事業所、うち飲食店経営が3事業所となっております。組合員が増えたことにより、昨年末までは順調に派遣先の確保ができておりましたが、年が明けた1月下旬からは、まん延防止等重点措置の影響により、飲食店経営の組合員事業所での派遣先確保が難しい状況が続いていると伺っております。現在、飲食店以外の組合員事務所で派遣先をカバー、融通し合って派遣先の確保、調整を続けられている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) コロナ禍の影響もあり、外食産業等、非常に厳しい状況でありますけども、続けていくことが重要と考えます。 次に不燃物捨場維持管理費です。処分場廃止に向けた機能調査と測量調査の費用との回答でした。この項最後の質疑ですが、処分場の今後についての考えをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 東山・厳木・相知処分場の今後についてでございますが、引き続き適正な維持管理に努めてまいりたいと考えておりますが、先ほど説明をさせていただきました処分場の調査結果により、もし不備事項等があった場合には、施設の改善を実施するなど必要となってくる場合もございます。 なお、埋立て完了により、処分場を廃止する際には、処分場によって違いがありますが、地元との覚書などがある場合には、覚書に基づき、跡地の利活用について協議を行いながら、進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 処分場については、適正な管理ということをお願いしたいと思っております。 次に、清掃センター維持管理業務費の再質疑です。この項最後の質疑ですが、清掃センターへのごみ搬入量の推移と施設の維持管理経費の今後の見通しをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 緒方市民部長。          (市民部長 緒方俊寿君登壇) ◎市民部長(緒方俊寿君) 再質疑にお答えいたします。 唐津市清掃センターへの過去3年間のごみの搬入量でございますが、平成30年度が3万6,203トン、令和元年度が3万6,671トン、令和2年度が3万6,104トンの搬入となっておりまして、ほぼ横ばいで推移している状況でございます。施設の維持管理に係る経費の今後の見通しについてでございますが、これまで施設を安定的に安全に稼働するため、毎年の定期点検整備工事、また、施設の老朽化に伴い、平成26年度から30年度にかけまして、長寿命化事業を実施し、施設の焼却炉や大型機械設備のメンテナンス等を行ってきたところでございます。清掃センターを安定的かつ安全に稼働するためには、老朽化が進む中で、設備や機器の点検、更新及び補修が今まで以上に必要となってくるものと考えられます。今後も事業の平準化等をできる限り図りながら、施設の予防安全に努め、また市民の方々へも地球温暖化対策のためにごみの減量化に努めていただきながら、市民が安全安心に快適な生活環境の中で暮らしていただけるよう適切な維持管理を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 予防保全に努めていただき、事業費の平準化と施設の延命化を期待します。 次に、さがの米・麦・大豆・競争力強化対策事業補助金の再質疑です。水田農業の担い手及び産地間の競争力強化を図るため、機械や施設の整備のための助成でした。この項最後ですが、本事業の実施によって得られる効果をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 本事業の実施による効果につきましては、まず第1点として、大幅な省力化や低コスト化が可能な革新技術の導入により、水田農業担い手の経営安定が図られること、2点目に、消費者や実需者が求める米、麦、大豆の高品質安定生産の取組により、安全安心な売れる米、麦、大豆づくりに資すること。 3点目に、中山間地域においては、主に米の作付となりますが、水田作における機械の共同利用を推進し、作業の効率化を及び省力化によって、効率化な生産体制の確立が図られることなど、それぞれの取組に応じた事業効果が出ているものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 次に、地域農業水利ストックマネジメント事業費の再質疑です。 今回は、3つの土地改良区が実施する、事業への補助金との答弁でした。本市には、造成後数十年経過する土地改良施設が増加しており、耐用年数を経過し、管理経費が増大する懸念があります。そのような中、本事業では、どういった土地改良事業が対象となるのかお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 当該事業の採択要件のうち、地域要件といたしましては、農業水利施設の長寿命化及び効率的な保全を図るための機能診断を実施し、診断に基づいた5カ年の機能保全計画を策定している地区であって、受益地の面積が10ヘクタール以上の地区が対象となっております。次に、事業要件としましては、施設の劣化に起因した事故が想定される緊急的な工事であること、機能向上を目的としない工事であることなどが要件となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 財政負担の平準化を図りながら、コストも抑えて保全管理されるということで今後も計画的に進めていただきたいと思います。上場地区には大規模施設もあり、そのような施設では保全管理に伴う地元の負担が高額になることが危惧されております。この項最後ですけども、そのような大規模施設の保全管理については、どのような事業が考えられるのか、お示しください。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 今回の地域農業水利施設ストックマネジメント事業のほかに、田の場合で100ヘクタール以上、畑の場合で20ヘクタール以上あれば、県営事業の基幹水利移設ストックマネジメント事業を活用して、施設を保全管理することとなります。また、末端施設の受益面積が田の場合で500ヘクタール以上、畑の場合で100ヘクタール以上あれば、国営かんがい排水事業により、施設の更新等を行うこととなり、いずれの事業においても、市及び地元の負担割合は8%から25%と低く抑えられているものでございます。 また、上場地区の土地改良施設につきましては、令和3年度から国において国営かんがい排水事業に向けた地区調査が開始されているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 市としても計画的かつ確実な保全管理について支援、指導をしていただき、農家負担の軽減を図りながら、事業の推進をお願いします。 次に、離島漁業再生支援交付金事業費です。離島における新規漁業就業者のための漁船のリース料を補助するとの答弁でした。この項最後ですが、今後の事業に対する考え方をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 岡部議員の再質疑にお答えいたします。 離島漁業再生交付金事業による漁業集落への支援は、不利な条件にある離島地域の漁業集落において、生産性の向上、付加価値の向上等による漁業所得の確保に貢献しているものと考えておりますので、今後も引き続き支援が必要だと認識いたしております。また、離島漁業新規就業者特別対策交付金につきましても、離島における漁業者が減少していく中、新たに漁業につき離島に定着する方の負担を軽減する支援事業ですので、離島漁業の再生に向け広く活用してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 離島については、先ほど航路のときにも言いましたとおり、非常にやっぱり人口減ということが顕著になってきております。漁業者の就業というのは大きな規模になるかと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、肥前名護屋城活用推進事業推進費の再質疑です。名護屋城跡陣跡を活用され、関係人口の創出と拡大を図るとの答弁でした。具体的な事業内容をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 具体的な事業内容としましては、機運醸成のしかけづくり、企画催事の実施、ゆかりの地との連携の大きく3つの取組を計画しております。 1つ目の機運醸成のしかけづくりとしましては、武将たちの家紋入りののぼり旗、武将パネル、陣幕などの作成を予定しておるところでございます。 2つ目の企画催事としましては、6月に始まりの大綱引き、7月に侍合戦、8月に謎解きクイズを計画しております。また、11月に開催が予定されています薪能の事業補助も予定しておるところでございます。 3つ目のゆかりの地との連携といたしましては、当時肥前名護屋の地に陣を構えた武将に着目し、始まりの大綱引きなどの企画催事の実施にあわせ、全国で活動されている武将隊を招聘することを計画しております。併せまして、道の駅桃山天下市とも連携し、招聘した武将にゆかりのある地の特産フェアの開催なども計画しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 今回は、6月の大綱引きから新規に謎解きクイズ等、多くの催しが予定されているので期待しております。 佐賀県では、名護屋城博物館に黄金の茶室が完成し、もうすぐお披露目とのニュースもあっております。この項最後の質疑ですが、県のはじまりの名護屋城プロジェクトとの関連についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 畔田経済観光部長。          (経済観光部長 畔田浩貴君登壇) ◎経済観光部長(畔田浩貴君) 再質疑にお答えいたします。 佐賀県との連携のご質疑でございました。今年度は、議員ご紹介のありましたとおり、黄金の茶室もございます。またいろいろ計画されておりますので、まずもって定期的な意見交換を行いながら情報共有を図るとともに、12月に横浜で開催されたお城EXPOに佐賀県と唐津市でブース出店を行ったほか、3月27日にも予定されています黄金の茶室のお披露目会を兼ねた大茶会でも連携を図ることといたしておるところでございます。 これらのことを踏まえ、令和4年度につきましても、はじまりの名護屋を共通のコンセプトとしながら、薪能が開催される時期と併せ、名護屋博物館で企画展を開催していただくほか、大阪で初めて開催されるお城フェスにお共同で出店することを計画しておるところでございます。今後も名護屋城をより一層魅力的な文化観光資源として活用が図られるよう、市の役割を果たしながら、より効果的な事業となるよう県との連携をさらに強化した取組を展開していく考えでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 先ほど答弁にありましたとおり、県が非常に力を入れていただいております。しっかりと、県のプロジェクトと連携しながら、効果的な事業の推進ということをお願いしたいと思っております。 次に、唐津市屋内プール運営費の再質疑です。 減額要因は光熱水費などの予算を指定管理料へ変更されたとの答弁でした。この屋内プールの施設概要と経過年数などをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 唐津市屋内プールの施設概要でございますが、建物は鉄筋コンクリート造で、一部鉄骨造の2階建てで、昭和55年5月の開館から41年が経過をしております。屋内プールは水深が1.1メートルで全長25メートルのコースが6コースあり、屋外には隣接する児童プールとして、広さ326平方メートル、水深50センチのプールがございます。屋内のプールにつきましては、6月から9月までは冷水、10月から5月までが温水のプールとして運営をしております。児童プールにつきましては、夏休みとなる7月21日から8月31日までの期間、無料にて開放している状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 開館から41年の経過との答弁でした。施設の老朽化を心配し、この項最後の質疑です。今後の施設管理の考え方をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 屋内プールは開館後41年が経過をしておりますが、これまで大規模な改修を行っておりませんので、全体的に施設の老朽化が進んでいる状況でございます。温水で使用できる市営のプールはこの1カ所のみであるため、多くの市民に利用をされております。今後は、利用者の動向や民間プールとの役割分担なども踏まえた上で、大規模改修による長寿命化、もしくは建て替えを含めた検討をしてまいりたいと考えております。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 次に、令和4年災害農地農業用施設災害復旧費の再質疑です。 今回農地7カ所、農業用施設20カ所を計画されているとの答弁でした。この項最後の質疑ですが、事業の進捗状況と受益者分担金の内容、及び負担割合をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 まず、事業の進捗状況でございますが、令和3年12月末までに唐津全域で207カ所の査定を受けております。令和3年度の予算では、180カ所を予定しておりますが、現在3月末までに14カ所の契約を進めているところです。残りにつきましては、道路や水路等の施設を優先しながら、営農に支障がないよう随時進めてまいりたいと考えております。 受益者負担割合等でございますが、令和3年災補助率は、農地災害復旧で94.6%、農業用施設災害復旧で98.4%となりました。負担割合ですが、国庫補助率の残りを唐津市と受益者で2分の1ずつ負担するということになりますので、農地災害で2.7%、農業用施設災害で0.8%の負担割合となります。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 昨年度は非常に多くの災害が発生して、職員の皆さんは大変だと思いますけども、農家の皆さんは、早期の復旧を願っておられます。事業の進捗を期待いたします。 次に、介護保険特別会計予算の再質疑です。 高齢者要望等実態調査は3年に1度全国的な実施との答弁でした。調査対象者と方法についてお示しください。
    ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) 再質疑にお答えいたします。 まず、調査対象者についてでございますが、介護予防、日常生活圏域、ニーズ調査につきましては、一般高齢者から要支援の認定を受けている高齢者、在宅介護実態調査につきましては、要支援者または要介護認定を受けている高齢者を対象としております。次に、調査の実施方法でございますが、市内高齢者約3,300人を無作為抽出し、調査票の郵送による方法と在宅介護支援センター等職員が訪問して聞き取りによる調査を予定しております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) この項最後の質疑です。集められた調査結果は、どのようにまとめられ、活用されるのかお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 田中保健福祉部長。          (保健福祉部長 田中寿幸君登壇) ◎保健福祉部長(田中寿幸君) お答えいたします。 調査の結果はどのようにまとめて活用するかについてでございます。集計や分析を行う事業者に委託し、集計表及び分析結果レポートを作成いただくことにより、市においては、介護保険事業計画の策定、更新における基礎資料として、生活圏域別の課題、状況や分析、各種事業における成果の確認作業などに活用するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 市民ニーズを把握され、しっかりと活用されるようお願いいたします。次に、唐津市水道事業会計予算の再質疑です。今回の事業に、久里第一浄水場、更新用地の埋立て工事がありました。浄水場の更新も含めた久里浄水場再構築事業の予定をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 現在までの久里第一浄水場再構築の進捗についてでございますが、令和3年度におきまして、久里浄水場再構築基本計画を策定しているところでございます。現在では、水道事業及び道路事業等の他事業で排出されました良好な建設残土を盛り土用に受入れを行っている状況でございます。それで、令和4年度から令和8年度までは用地の造成、令和9年度から令和13年度までは浄水施設の実施設計から建設を行う予定といたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) それでは、老朽管更新を実施されていますけども、全体の事業計画と令和4年度の事業内容及び財源についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 老朽管更新事業の全体事業計画でございますが、平成27年度を基準といたしまして、法定耐用年数が40年を超える管路を対象として計画を策定いたしております。計画期間は、平成30年度から令和19年度までの20年間で合計50ミリメートルから600メートルまでの導水管、送水管、配水管を対象としまして、全管路延長1,249キロメートルの約10.3%に当たります128.9メートルの老朽管の更新を実施するものでございます。総事業費につきましては、121億1,119万4,000円を予定いたしております。令和4年度の事業内容につきましては、6億2,000万円の事業費を予定いたしておりまして、その主な内訳でございますが、和多田地区、西唐津地区等の市の主に中心部の約2.9キロメートルの老朽管更新等の工事請負費5億2,880万円、JRへの負担金としまして6,700万円、委託料として2,000万円となっております。また、財源につきましては、国庫補助金1億800万円、企業債2億8,550万円、一般財源2億2,650万円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) この項最後の質疑です。先ほど答弁された老朽管更新事業の現在の効果と進捗状況をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 現在までの事業効果でございますが、効果を表す指標といたしまして、有収率を取り上げますと、計画当初の平成30年度の82.2%以降、令和2年度が84.3%となっておりまして若干上昇は致しておりますが、ほぼ横ばい状態となっております。年々管路の老朽化が進行していく中で、限られた予算の中で更新事業を進めて一定の効果は表れつつあると考えますが、まだまだ低い数値でありまして、今後に課題を残すところでもございます。また、現在の進捗につきましては、平成30年度から令和19年度までの20年間で128.9キロメートルの老朽管更新を計画いたしておりますが、平成30年度から令和3年度までの4年間の実績としましては、約12キロメートルとなっており、進捗率は9%となっております。事業の進捗が若干遅れておりますけども、今後につきましては、平成30年度の事業着手からこれまでに蓄積した経験を生かしながら、進捗ペースを加速させるとともに、市民の皆様方に安全な水を安定して供給できますよう進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 水道管の老朽管更新につきましては、水を供給しながら実施するということで、非常に難しい事業だと思っております。しかしながら、しっかりと老朽管を更新するということで、安心安全な水を送っていただきますようよろしくお願いいたします。 次に、唐津市下水道事業会計予算の再質疑です。 汚水管路新設は、整備率の低い厳木地区に多くの工事費が充てられているということを聞いております。下水道整備における整備率と管路整備事業の完了見込みをお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 下水道事業全体の汚水管路の整備率でございますが、令和2年度末におきまして、計画区域の約91.8%となっております。内訳といたしましては、公共下水道事業98.5%、特定環境保全公共下水道事業89.4%、農業集落排水事業100%、漁業集落排水事業76.3%となっております。また、管路整備事業の完了の見込みでございますが、先ほど申し上げましたとおり、全体の整備率91.8%と比較的高く、おおよその整備を完了している状況でございまして、各処理区では農地等であるために整備を遅らせてまいりました箇所や汚水管路布設跡の舗装復旧などの事業を行い、今後は維持管理へと移行していく予定でございます。 厳木分区におきましては、現在、本山、岩屋、箞木地区を中心に整備を行っておりまして、令和8年度の完成を目指しているところでございますが、県道相知厳木線の厳木橋よりも東側の下水道計画区域、牧瀬、中島、広瀬地区につきましては、地元への要望調査なども行いまして、事業計画も含め、協議と検討を重ねている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) 次に、浸水対策事業費の主な事業内容と財源をお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 浸水対策事業費の主な事業でございますが、半田地区の鏡雨水1号幹線、八幡町の汐入雨水幹線、相知町の中山3号雨水幹線、また相知雨水幹線の未整備区間の工事及び老朽管対策によります栄町雨水管更新工事などを予定いたしております。当初予算の額は6,192万8,000円でございまして、財源につきましては、国からの交付金が1,350万円、下水道事業債が4,790万円、一般財源が52万8,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) それでは、最後の質疑です。浸水対策については、市民の関心が非常に高いものと考えます。今後の浸水対策事業の考え方についてお示しください。 ○議長(笹山茂成君) 白水上下水道局長。          (上下水道局長 白水英樹君登壇) ◎上下水道局長(白水英樹君) 再質疑にお答えいたします。 近年の大雨により唐津市各所で道路冠水等が発生する中、対策順序といたしまして、令和3年度は中原地区及び久里地区周辺の浸水対策シミュレーションを行っておりまして、今後は具体的な対策につきまして、国及び県にお願いをしていきたいと考えております。近年の降水量に鑑みますと、他の地域におきましても、今後同様の対策が早急に必要になるところもあると思われます。そのような中、流域治水プロジェクトという1級2級河川流域の外水、内水氾濫等を軽減するための取組を国や県とともに本市関係部署も参加しており、互いに連携しながら、雨水排除施設等の有効な利活用や改良を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 岡部高広議員。 ◆7番(岡部高広君) この浸水対策事業ですけども、市だけで進めていくのは、非常に難しいと考えます。先ほど答弁にもありましたとおり、国や県としっかり連携しながら、有効的な対策というものを見出していっていただけるようお願いいたします。 これで私の議案質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 14番、清風会の伊藤泰彦です。議案質疑を行います。今回は、11項目通告しておりますが、総務費、新エネルギー導入推進費並びに地域エネルギー創出事業費につきましては、午前中の石﨑議員の質疑で詳細な業務内容や目的、財源等確認でき、また、農林水産業費、からつの元気な森づくり事業については、吉村慎一郎議員の質疑で、森林調査用ドローンの整備、森林危険木伐採等支援事業の内容等理解できましたので、この3議案については質疑を取り下げたいと思います。 それでは、まず、農林水産業費、森林病害虫等防除事業費については、防除事業内容についてお尋ねします。 次に、土木費の呼子大橋長寿命化事業費については、この事業の流れ、経緯についてお聞きします。 次に、消防費、消防本部本署庁舎改修費については、本署庁舎の現状をお伺いします。 次に、教育費、国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会開催準備費については、実行委員会負担金の内容についてお伺いし、同じく教育費体育施設整備費については、体育の森公園駐車場工事の整備内容と工期についてお伺いします。 次に、議案第20号、唐津市公民館条例の一部を改正する条例制定については、厳木公民館支館の建築から廃止に至った経緯についてお伺いします。 次に議案第32号、議案第33号は、玄海町との事務委託についてであり、関連がありますので、一括質疑いたします。これについては、原議員から質疑があっておりまして、負担金の積算根拠や玄海町からの要望等の質疑があっておりました。私は、玄海町の負担金の見直しについて、合併からこれまで行われてきたのかについてお伺いをしたいと思います。これは政策部長からご答弁いただきたいと思います。 これで1回目の質疑といたします。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えいたします。 私のほうは、森林病害虫防除対策事業費の事業内容についてでございます。令和4年度の主な防除事業内容につきましては、まず予防措置といたしまして、地上からの薬剤散布を西ノ浜、湊、浦地区など、6地区で11.96ヘクタール、無人ヘリによる空中散布を相賀、七ツ釜、波戸で18ヘクタール、また、自然や生活環境に配慮が必要で、地上からの散布が困難な松を対象に行う薬剤の樹幹注入につきましては、唐津城と浜玉町椿山におきまして、34本の松を対象に実施予定でございます。被害木の駆除措置といたしましては、被害木の伐倒処理が全ての対象地区で110立方メートルを予定しております。松の大きさにより材積は様々ですが、本年度の被害木の平均的な大きさである胸高直径20センチ、樹高13メーターの松で言いますと、約450本程度の伐倒にあたります。それぞれの事業費につきましては、薬剤の地上散布が172万7,000円、無人ヘリ散布が209万円、樹幹注入が105万6,000円、被害木の伐倒処理が631万7,000円、そのほか事務費等も含めました事業費の合計が1,120万8,000円となっており、県から970万円の補助を受ける予定でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えいたします。 呼子大橋長寿命化事業の流れ、経緯についてでございます。呼子大橋につきましては、その特殊性並びに現状の損傷状況等も踏まえ、維持管理につきましては、高度な技術的支援が必要と判断しまして、平成27年度に国に直轄診断を実施していただいております。その結果、桁内部に多数のひび割れの発生や、強風時のケーブル振動の発生が明らかとなり、ケーブルの振動抑制対策の見直しや強化も視野に入れた対策検討を行うことが極めて重要であると技術的助言が国から出されたところでございます。その翌年度の平成28年度に本市から国へ要請し、現在修繕代行事業を進めていただいております。国におきましては、風による振動抑制対策と高度な技術力を要することから、有識者等からなる検討会を設立し、議論を重ね、最も効果的な対策については現在も検討を行っていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えいたします。 消防本部本署庁舎につきましては、昭和56年3月の建築後40年が経過し、庁舎構造及び電気、機械設備など、付帯設備の劣化が顕著で施設修繕費が年々増加しております。 また、当直消防隊が使用する仮眠室が個室化されていないことをはじめ、トイレの洋式化未実施や浴室が個室化されていないなど、感染症対策が不十分な点がございます。 ほかにも、事務所が2階、3階にあるため、階段の上り下りが大変な来庁者が苦慮されることや、女性専用トイレ及び多目的トイレが2階、3階の利用しにくい場所にあること、出入口が多数あるため、災害出動時のセキュリティー対策など消防業務を進めていく上で改善すべき点が複数ございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えいたします。 まず、SAGA2024国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会唐津市実行委員会負担金でございますが、1,857万9,000円を予算計上させていただいております。 内訳としまして、消耗品、通信運搬費、事務機器使用料などの事務局経費として279万1,000円、栃木で開催されます、いちご一会とちぎ国民体育大会・全国障害者スポーツ大会の視察や鹿児島国民体育大会会場市町との意見交換会、また中央競技団体との協議などの旅費として587万9,000円、啓発グッズ、懸垂幕、チラシ作成、ホームページ作成保守、セーリング及びトライアスロンの競技会場設計委託などの事業費として990万9,000円でございます。 2項目めの体育の森公園駐車場整備工事でございますが、今年度解体が行われている都市青年の家跡地と体育の森公園相撲場前の既存駐車場を一体的に整備し、不足している駐車場を拡充するものでございます。 相撲場前の駐車台数は現在18台ございますが、植樹帯の撤去や側溝などの整備を行い、都市青年の家跡地と併せて整備することにより、障害者用の3台分を含め、駐車台数104台を計画いたしております。なお、工事期間は7カ月程度を要しますが、年度内の早期完了に努めたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えします。 厳木公民館支館の廃止に至った経緯でございますが、当該支館は、昭和40年8月に厳木公民館として建設されましたが、昭和52年7月に厳木コミュニティセンターが建設されると同時に、中央公民館としての機能は厳木コミュニティセンターに移転されました。 中央公民館の機能を厳木コミュニティセンターに移転した以降については、厳木公民館支館として小規模集会や各種団体の会議、また青年団活動等に利用されてきましたが、団体の減少等に伴う利用者減少に加え、老朽化による建物の劣化が激しいことから、平成30年度以降は利用を制限している状況でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 堀田政策部長。          (政策部長 堀田 信君登壇) ◎政策部長(堀田信君) 伊藤泰彦議員のご質疑にお答えいたします。 玄海町と唐津市における事務の委託に関する規約の変更に係る協議に関しまして、合併からこれまでの負担金の見直しに関してでございました。 負担金につきましては、毎年度、事務レベルでの負担金額の調整は行ってまいりましたが、合併からこれまでの間、負担金の率の見直しは行っておりません。 合併特例債の活用期限が迫る中、唐津市としては事業継続の観点から負担金率の見直しは避けて通れないものとして、令和元年度から見直しに係る協議を始めさせていただいたところでございます。 そのような中、令和3年8月には、唐津市と玄海町がさらなる広域的な施策の展開を進め、唐津東松浦地域に住まれる方々が安心して暮らしていけるよう、活力と魅力あふれる地域づくりに取り組むことを目的とした、唐松地域共生協議会を発足させたところでございます。 この、唐松共生協議会の中におきましても負担金率の見直しの議論を経まして、今回の負担金率の見直しを行ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) それでは、再質疑に入っていきたいと思います。 森林病害虫等防除事業費についてです。 概要書のほうに、樹幹注入ということは書いてありましたが、これは予算のほうが、ちょっと減額、減少しております。まず、樹幹注入の効果と予算減少の要因についてお聞きしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 樹幹注入の効果につきましては、薬剤の薬効が6年から7年あるため、その期間中は予防効果がございます。薬効が切れる前に、次の樹幹注入を行うことで、切れ目なく薬剤の効果が続くように計画しており、被害の抑制に一定の効果があるものと思われます。 令和4年度当初予算が今年度と比較し減額となっている要因としましては、先ほど申しましたとおり薬効が7年あることから、対象の松林を幾つかのブロックに分け、計画的に順番に薬剤注入を行っており、令和4年度の対象ブロックにある松の本数が今年度より少なかったため減少しているものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) この事業自体は継続していっていただくものだと思っておりますが、今後の目標等ありましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 山本農林水産部長。          (農林水産部長 山本善文君登壇) ◎農林水産部長(山本善文君) 再質疑にお答えいたします。 今後の目標といたしましては、これまでと同様に松林ごと効果的で適切な薬剤散布や樹幹注入による予防措置を実施し、少しでも被害を抑制できるよう、事業を実施してまいります。 また、定期的な枯松調査を継続して実施し、被害木の伐倒、焼却等の駆除を徹底することで、被害の拡大防止に努めたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 答弁でありましたように、被害木の伐倒、駆除の徹底をお願いしたいと思います。 続きまして、呼子大橋長寿命化事業費について再質疑を行います。 この事業自体の対策の内容及び工法について、お伺いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 平成元年にかけられました呼子大橋は、海上にかかる橋でございます。経過年数的にも環境的、影響等により、全体的な老朽化が見られました。 その中でも、特にこれまで頻繁に橋の中央部のケーブル管を連結します制振ワイヤーの破断が発生しており、この原因が解明できずに苦慮していたところでございます。 本事業では、これまで橋脚、桁などのコンクリート部材のひび割れなどの補修や、度々破断していました制振ワイヤーの改良を進めてきたところであり、また、風によるケーブル振動の抑制対策として、2本のケーブル間隔を狭めるための束ねクランプと呼ばれる金具の構造の検討を行っていただいております。 束ねクランプの構造検討につきましては、有識者の助言を踏まえ、令和4年度に解析を実施し、最も効果的な構造、効果の検証を行った上で、対策工事に取りかかる見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 対策工事に取りかかるということですが、この対策効果についてはどのようにお考えか、答弁をお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 宗田都市整備部長。          (都市整備部長 宗田匡央君登壇) ◎都市整備部長(宗田匡央君) 再質疑にお答えいたします。 今回の事業におきまして、コンクリート部材の補修を行うことで、損傷の進行を抑制し、橋りょう全体の延命につながるところでございます。 また、問題となっている橋の中央部の斜材ケーブルの振動を抑制することで制振ワイヤー破断の可能性が減り、振動に伴うコンクリートのひび割れ等の進行を遅らせる効果が期待されることから、この工法で事業を進めていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 以前、橋の利用の制限がかかったということがありまして、島民の方に周知が行っていなく、迷惑かけたという話がありましたので、そのときの周知等を、しっかりしていただきたいと思います。 続きまして、消防本部本庁舎の件について再質疑いたします。 庁舎の工事の内容について答弁をお願いいたします。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 再質疑にお答えします。 まず、唐津市公共施設再配置計画における、建築後目標使用年数65年を実現するために、庁舎構造の改修や電気機械などの附帯設備の更新を実施いたします。 救急棟につきましては、構造の経年劣化は少ないですが、附帯設備の老朽化は一部進行しているため、本署庁舎目標指標年数に併せて必要な改修を実施いたします。 併せて仮眠室の完全個室化、トイレの洋式化及び浴室の個室シャワー化等の感染症対策に伴う改修、また、1階玄関付近への来庁者対応スペースや女性専用トイレ及び多目的トイレなど、ユニバーサルデザインに対応した施設の設置、開口部のオートロック化など、セキュリティー関係の強化等の業務環境改善に係る改修を実施いたします。 これらの改修により、地域防災拠点の機能継続を継続するものでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 各分署の改修が終わって、私は本庁舎は新築で考えてあるのかなというような気持ちがありました。ここは新築ではなく、長寿命化で改修される目的についてお伺いしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 青山消防長。          (消防長 青山幸生君登壇) ◎消防長(青山幸生君) 再質疑にお答えします。 消防本部本署庁舎は、唐津市公共施設再配置計画において、建築後65年まで使用する長寿命化に係るよう計画されております。また、この計画を実現するため、唐津市消防施設個別施設計画策定時に専門業者による庁舎の劣化調査を実施した結果、安全上、機能上の問題はないが、部分的な劣化が見られるため、3年から5年以内の改修が必要とされております。 また、本署庁舎の位置につきましても、地域防災拠点の機能継続に対して重大な障害はないため、庁舎の長寿命化等の改修を実施するものでございます。 なお、敷地面積が狭隘なため、目標指標年数65年後に建て替えを実施する場合には、移転場所等の検討が必要となりますが、建て替えに必要な敷地の確保、近隣住民の理解など諸問題に対応していく必要がございます。 つきましては、庁舎の長寿命化と並行して、庁舎の移転建て替えに対する検討を実施していき、目標使用年数をめどに円滑な移転建て替えができるよう、対応を進めていく所存でございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) それでは、次の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会の件について、再質疑を行います。 令和4年度以降のスケジュールについて、簡潔に答弁をお願いいたしたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 SAGA2024国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向けた今後のスケジュールでございますが、令和4年度にリハーサル大会の実施本部及び庁内推進本部を設置する予定にしております。 令和5年度は、国民スポーツ大会正式競技6競技のリハーサル大会を、年間を通じて随時開催をします。令和6年度に全国障害者スポーツ大会正式競技2競技のリハーサル大会を開催、それから国民スポーツ大会実施本部を設置し、令和6年9月から10月にかけまして本大会を開催することになっております。 また、本大会終了後の令和6年12月以降に後催県の自治体を対象とした国民スポーツ大会の事業の報告会を行い、大会の引継ぎを目的としました大会概要の説明、質疑応答、意見交換会などを行う予定にしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) 令和5年度から各競技のリハーサル大会が開催されます。非常に楽しみだなと思っておりますが、現段階での予定を教えていただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 リハーサル大会は、協議会運営能力の向上や競技に対する市民の関心を高め理解を深めるとともに、国民スポーツ大会開催の機運醸成を図ることを目的として、会場地市町において、大会の前年度から国民スポーツ大会開催時までの間に実施できるものとなっており、国民スポーツ大会の各競技と同規模程度の既存の全国大会などと兼ねる形で開催することになります。 唐津市での国民スポーツ大会各競技のリハーサル大会の予定としましては、令和5年5月に西日本軟式野球大会1部、7月に全日本実業団ソフトテニス選手権大会、9月に高松宮妃記念杯全日本実業団ヨット選手権大会、全日本セーリングスピリッツ級選手権大会、全日本セーリング選手権、11月にバドミントン日本リーグ2部、S/JリーグⅡ、翌令和6年3月に全九州高等学校春季バスケットボール選手権大会を実施する予定になっております。 なお、トライアスロンにつきましては、令和5年9月に実施予定ですが、どの大会を開催するのか、現在調整中でございます。 また、全国障害者スポーツ大会につきましては、令和6年5月の国民スポーツ大会九州ブロック予選会を車椅子バスケットボール及び知的バスケットボールのリハーサル大会として実施する予定でございます。 いずれも本大会に近い規模の参加人数や試合数が見込まれる大会となっており、本大会に準じた競技運営や準備等が必要でございますので、リハーサル大会で得た経験や課題などを生かし、本大会の開催に向けて、しっかりと準備を進めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) それでは、体育施設整備の再質疑に入ります。 都市青年の家跡地で駐車台数が104台となるということでありました。次に、天徳の丘運動公園の社会体育館トイレの改修工事3,050万円の工事内容についてお伺いします。 ○議長(笹山茂成君) 北方未来創生部長。          (未来創生部長 北方初美君登壇) ◎未来創生部長(北方初美君) 再質疑にお答えいたします。 SAGA2024国民スポーツ大会のバスケットボール会場として使用される天徳の丘運動公園社会体育館は、平成元年10月に開館し32年が経過しておりまして、年次的に改修を行っているところでございます。 令和4年度の改修工事の概要としましては、トイレ内の段差解消や和式便器の洋式化、室内手すりの設置、多機能トイレの改修、玄関スロープの改修が主な内容となります。 トイレの洋式化として女子トイレ4カ所と男子トイレ2カ所の大便器を洋式化した上で、全ての便器に洗浄便座を設置いたします。 また、既存の車椅子の方用のトイレが狭く、使用に支障があるため、おむつ替えシートなどを備えた授乳室に改修し、玄関ホールにオストメイト対応設備や多目的シート、ベビーシートを備えたバリアフリートイレを新設することといたしております。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) それでは、次に唐津市公民館条例の一部を改正する条例制定について、厳木公民館支館のことでありますが、先ほど廃止に至った経緯をお伺いいたしました。この公民館支館の代替施設については、どのようにお考えか教えてください。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 厳木公民館支館が担ってきた機能につきましては、厳木コミュニティセンターで充足しておりますので、代替施設は考えておりません。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) それでは、この厳木公民館支館の今後については、どのようなお考えかお示しいただきたいと思います。 ○議長(笹山茂成君) 草場教育部長。          (教育部長 草場忠治君登壇) ◎教育部長(草場忠治君) 再質疑にお答えします。 厳木公民館支館は、建設後56年以上経過し、老朽化が著しく活用は困難であることから、解体を計画しております。このため、令和4年度当初予算において解体工事のために必要なアスベスト調査と解体実施設計の予算をお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(笹山茂成君) 伊藤泰彦議員。 ◆14番(伊藤泰彦君) この件については答弁は要らないんですが、隣接している廃園になった旧厳木幼稚園も一緒に解体すればどうかというふうに考えております。 続きまして、玄海町との委託の件について再質疑いたします。          (発言する者あり) ◆14番(伊藤泰彦君) どうもありがとうございました。 ○議長(笹山茂成君) 以上で、本日の議案質疑を終結します。 議事日程に従い、次会は明8日午前10時から本会議を開き、議案質疑を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 6時48分 散会...